鯨庭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。
主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。
そしてなんか難しいのです。
でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて行こうというかっこよさ。
引きこもりとか、自己肯定感とかの関係でうまくリアルワールドと関係できてない人らにも届いて響いたりした良いなとなんとなく思ったり。
とにかく想像というか、溢れ出る獣たちのディ テイルの圧巻。美しさ。言葉へのこだわり。詩の復権。いろんなもの、頭良い方がぶっ込んできたな、脱帽。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代ファンタジー。言葉を動物として見ることができる二人の話。
本巻は一巻を通して「死」に関する内容。感情が中心だが物なども擬獣化している辺り、形に縛られない自由さを感じる。
主人公らに共感できる部分もあるのだが、やはり感覚的なものなので私には重ならないなと思う所もあった。
ただ、「仕方ない」がやっけんの鼻をちょんとつつくシーンは、これは間違いなく「仕方ない」だわと思った。
後半では「死にたくない」と二人が対決シーンが描かれる。
確かに子供の頃は死にたくなかったし同じような恐怖を感じていたと思うが、年を取ったこともあってか、今の自分には「死にたくない」はむしろ身近な存在で、居眠りする「死にた -
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想像を膨らます
日本民俗学の古典的名著「遠野物語」のコミカライズである。原作の素朴でファンタジックな内容を、やはり素朴でやや稚拙な絵柄でよく表現している。原作の文章表現もいいが、この作品のように絵になったものも想像を膨らますのにとても良い。