鯨庭のレビュー一覧

  • 千の夏と夢

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    すごくよかった。いとしくておいしいが特にぎゅっときた。昨年病で亡くなったずっと本の貸し借りをしあってきた親友に読ませたいよ。きっとぎゅっとなったはず。

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    2023年04月26日
  • 言葉の獣 (1)

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    言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。
    主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。
    そしてなんか難しいのです。
    でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて行こうというかっこよさ。
    引きこもりとか、自己肯定感とかの関係でうまくリアルワールドと関係できてない人らにも届いて響いたりした良いなとなんとなく思ったり。
    とにかく想像というか、溢れ出る獣たちのディ テイルの圧巻。美しさ。言葉へのこだわり。詩の復権。いろんなもの、頭良い方がぶっ込んできたな、脱帽。

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    2023年01月15日
  • 言葉の獣 (1)

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    この物語のなかで言葉は詩なのがとても好きです。
    谷川俊太郎『生きる』が美しくて詩をもっと知りたくなる。
    やっけんが詩を書くのが恥ずかしいから誰にも言わなかったって言ってて、そんなことないよーって言いたい気持ち。
    詩は特別なんかじゃなくて、そうしたいものなんじゃないかなあとワタシは思います。
    とてもよい物語を、ありがとうございます。続き楽しみです。

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    2022年07月13日
  • 言葉の獣 (1)

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     連載から追いかけていたけど、念願の単行本化。物理的に手元に置くことができて嬉しい。
     内容も物凄く好み。幻想的なのに現実から飛躍しすぎていない「言葉の獣」たちのデザインが好きだし、言葉とそれから受け取るものをテーマにしている点も良い。
     最初にきちんと作品としての(そして彼女たち自身の)指針を提示し、互いのキャラクター性に少しずつ踏み込んでいきながら、最後には気になる引きも用意されていて、構成としても素晴らしい。

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    2022年05月14日
  • 千の夏と夢

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    最高。一言で言うとこれ。ゆっくりと世界に浸っていたいし、読み進めるのがもったいない。
    せつなさとかやるせなさとか、そういったものが満ちていて、そしてそれでも人々の心は、営みは美しいなって思う。そこに、龍とかグリフィンとか出てきたら……最高でしょ?
    何度でも読み返したくなる。平穏だけでなく、心に少し引っ掻き傷を残してゆくこの作品は、傑作だ。

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    2020年11月30日
  • 言葉の獣 (3)

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    ネタバレ

    現代ファンタジー。言葉を動物として見ることができる二人の話。
    本巻は一巻を通して「死」に関する内容。感情が中心だが物なども擬獣化している辺り、形に縛られない自由さを感じる。

    主人公らに共感できる部分もあるのだが、やはり感覚的なものなので私には重ならないなと思う所もあった。
    ただ、「仕方ない」がやっけんの鼻をちょんとつつくシーンは、これは間違いなく「仕方ない」だわと思った。

    後半では「死にたくない」と二人が対決シーンが描かれる。
    確かに子供の頃は死にたくなかったし同じような恐怖を感じていたと思うが、年を取ったこともあってか、今の自分には「死にたくない」はむしろ身近な存在で、居眠りする「死にた

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    2025年12月19日
  • 言葉の獣 (2)

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    2巻もさらに人と言葉について、考えさせられる。
    同じ感情の言葉でも人によって違ったり、その感情の言葉がその人によってどういうものなのか、考えるきっかけになる。
    動物の姿がユニークで、繊細できれい。

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    2025年09月27日
  • 言葉の獣 (1)

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    繊細な絵の美しさに惹かれて購入。
    言葉が獣の姿をしていて、その姿を見て言葉の意味を深掘りしていく、という新しい視点で面白い。
    言葉の意味を獣の姿を通して感覚的により細かく捉えられる気がする。特に人の感情についての言葉を扱っているから、人の感情について主人公たちと試思索を深められる。

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    2025年09月27日
  • 言葉の獣 (1)

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    考えさせられる本は好き
    言葉が獣として視覚化されることでイメージは伝わるんだけど、逆に想像の余地がなくなる気もする
    読み取りが浅いのかしら

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    2025年09月26日
  • 遠野物語

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    ネタバレ

    現代の表現で遠野物語を示してくれたコミック。ソフトで透明感のある絵柄が、逆に内容を補完するような読後感。じわじわとくる恐怖というか畏れというか読み終わったあとも残滓が心のどこかにあって、再読。柳田國男も再読してみようと思う。

    再読。間引きの暗喩、「この鹿は狼が獲った だから狼のもの 横取りしてはいけない」p175、価値観の変化があっても、ここに描かれている情景は今の自分たちに迫ってくる。しかし、生き物の描写には息を呑むほど生命力がこもっている。

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    2025年09月23日
  • 遠野物語【分冊版】 1

    購入済み

    想像を膨らます

    日本民俗学の古典的名著「遠野物語」のコミカライズである。原作の素朴でファンタジックな内容を、やはり素朴でやや稚拙な絵柄でよく表現している。原作の文章表現もいいが、この作品のように絵になったものも想像を膨らますのにとても良い。

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    2025年08月28日
  • 遠野物語

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    遠野物語の世界へひきこまれていく。
    漫画なので感情も入ってしまう。
    「馬と花冠」が特に良かった。切なさと哀しさが胸を打つ。
    言い伝えであっても実際にこれに近いことがあったのだろうと…。
    原作と違いがあるかもしれないが、想像以上にじんわりと伝わってくるものがある。


    馬と花冠(遠野物語69話)西洋とは違う異類婚姻譚〜オシラサマ

    河童の子(遠野物語55話〜59話)古い伝統と新しい価値観の間でゆらぐ人々〜河童

    狐は夢(遠野物語100話)遊離する魂と人を化かすものたち〜狐

    おおかみがいた(遠野物語36話〜42話)人間と自然の関係〜御犬





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    2025年06月14日
  • 遠野物語

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    どの話も思った以上に気味が悪かった。実話がベースとすると余計にゾワゾワする。
    本当にすべて実話だとすれば、現代の科学的な視点で考えれば殺されずに死なずに済んだはずの、こども女性たちがいる。思い込みや習慣で殺されるって怖い時代だ。
    でも今の時代が、この時代に比べて豊かだとか優れているとは簡単には言えない気がする。
    ヒトと自然の境界ってあいまいだったり、あったとしても対等な関係だったこの時代。(特に「おおかみがいた」はもののけ姫の舞台だなと思った)
    一度でいいからタイムスリップしてみたいな〜。

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    2025年05月26日
  • 遠野物語

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    まさにもののけ姫の世界でした
    山神様の元で暮らしていた多くの狼が人間が山に入り込んできた為に激減していく
    鹿も動物たちが減っていく
    人間の愚かさを物語っていた

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    2025年05月01日
  • 遠野物語

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    原作の遠野物語は未読だけど、『もののけ姫』の世界みたいで面白かった。もっと他のエピソードを読んでみたいけど、原作そのままは難しいなぁ…

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    2025年02月19日
  • 遠野物語

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    『遠野物語』を読んだのは多分小学生か中学生くらいのときだったような気がする。改めて漫画として読むと不思議な世界観がある。また遠野に行きたくなってきたし、原典を読みたくなってきた。

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    2024年12月07日
  • 遠野物語

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    遠野物語をベースにした短編集。
    漫画の世界観の良さと、遠野物語の生々しさが両立されていて上手いなぁと思う。
    各作品の後にその話の元となった話が紹介されていて、改めて遠野物語を読みたくなった。

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    2024年11月05日
  • 言葉の獣 (1)

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    獣が好きなのでこの不思議な世界観が好き。言葉が獣に見える東雲と言葉が好きなやっけん(薬研)が生息地と呼ばれるところで現実のものとは少し違った獣たちに出会う。やっけんの虎姿がかわいい。言葉は人に何かを伝えるのにとても大切なものだけど心ない言葉、傷つける言葉もたくさんある。人からの頑張れには突き放したイメージを持つので人に言わないようにしてるから、やっけんの受け取り方には少し共感する。「生きる」の言葉の獣は綺麗で神々しさすら感じ見惚れるし、天然の詩の獣が見せる内側の綺麗な羽を介した他の鳥とのやり取りがすてき。

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    2024年10月29日
  • 言葉の獣 (2)

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    覚えておいてほしいか、忘れてほしいか、なぜ生きた記録を残すのか。ひとつひとつの言葉を掘り下げて考えてとても大切に考え伝えてくれる。考えたら、こうやってレビーを書いて残していくことにも繋がる。「ずるい」と「羨ましい」は別物。妬むんじゃなくて素直に羨ましいなぁーって言葉にしたり自分にも取り入れたりして前向きに行動する方が自分にとって楽だと思う。例え衝動でもSNS上でも中傷は本当に嫌だ。そんな記録なら残らない方がいいのに。寂しさも俯瞰できる寂しさなら耐えられるのにね。狼が好きなので今回出てきて嬉しい

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    2024年10月29日
  • 千の夏と夢

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    『言葉の獣』(鯨庭)の関連で知った『千の夏と夢』。

    「昔から語り継がれてきた伝説上の生物に関する物語はこういうお話もあったかもしれないよね」と想像を掻き立てられ、

    読むスピードと涙で目が赤くなる速度が速かった1冊でした。

    本書を読む以前から【龍】について読んできた感想としましては、

    久々に妙心寺の鳴き龍のような【東洋らしい威厳ある顔つきの龍】を見た気がしました。

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    2023年08月24日