作品一覧

  • 言葉の獣 (1)
    4.3
    1~3巻770~850円 (税込)
    言葉を<獣>の姿で見ることができる共感覚の持ち主・東雲と、詩に強い関心を持つクラスメイト・やっけん。二人はふとしたきっかけから、東雲の持つ“ある目的”の為に協力し合うことに。 東雲が<生息地>と呼ぶ場所に獣たちは棲んでいるらしい。言葉の扱われ方によって変化するその場所で、二人は様々な<獣>に出会っていく…。 言葉とは何か、詩とは何か。 連載開始時から大反響の話題作、待望の第1巻。
  • 遠野物語【分冊版】 1
    無料あり
    4.5
    1~12巻0~110円 (税込)
    雪女、ザシキワラシ、天狗、河童、オクナイサマーー遠野の郷に伝わるさまざまな民間信仰や伝承を収めた『遠野物語』。遠野地方出身の佐々木喜善が語り、柳田国男が筆記し、現地での調査を経て編纂する形で出版された。 日本人の死生観や自然観が凝縮され、「日本民俗学の出発点になった」とも称される作品を大胆コミカライズ。「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」といった神や妖怪・動物たちの物語を四篇結び直し、現代に蘇らせる。 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
  • 遠野物語
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    雪女、ザシキワラシ、天狗、河童、オクナイサマーー遠野の郷に伝わるさまざまな民間信仰や伝承を収めた『遠野物語』。遠野地方出身の佐々木喜善が語り、柳田国男が筆記し、現地での調査を経て編纂する形で出版された。 日本人の死生観や自然観が凝縮され、「日本民俗学の出発点になった」とも称される作品を大胆コミカライズ。「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」といった神や妖怪・動物たちの物語を四篇結び直し、現代に蘇らせる。 ■「馬と花冠」ーーオシラサマ その昔、ある娘が馬と恋に落ちた。その恋の行方は……? 東北地方に古くから伝わるオシラサマ信仰。オシラサマは養蚕の神、狩りの神、女性の病気の神、よいことやわるいことを知らせてくれる神などとして崇められている。その由来の物語。 ■「河童の子」ーー河童 ある村の娘が河童の子を生んだ。河童の子の運命は? 今日でも誕生したばかりの赤ちゃんに関する悲しいニュースが後を絶たない。子どもの命をどう考えるかは、最も重要な課題である。現代にまで続く、『遠野物語』が描き出す人間社会の姿。 ■「狐は夢」ーー狐 船越にとても仲の良い夫婦がいた。夫の漁師が吉里吉里へ出かけたが、その帰りが遅くて妻は心配になり……。 その昔、狐は人間に化けて人を騙すと信じられていた。また、思いが募るとすぐに浮遊してしまう魂の「軽やかさ」を描いた、二重に怪しい物語。 ■「おおかみがいた」ーー御犬 『遠野物語』が発刊された明治末期には、ニホンオオカミはすでに絶滅していたが、遠野あたりでは御犬と呼んだ狼の話が伝わった。御犬の経立は年を取った狼のことで、特に恐れられた。 なぜ、御犬は滅びることになったのか。人間と自然の関係が失われ始めた頃の物語。
  • 千の夏と夢
    完結
    3.9
    全1巻880円 (税込)
    SNSで話題! 収録作品累計いいね数35万! 鮮麗な新世代・鯨庭初作品集。 龍・鬼・ケンタウロス・グリフィン―― 伝説の生物と人との関わりを軸に描かれる切実な物語。 平穏に爪を立てる5つの短編。

ユーザーレビュー

  • 言葉の獣 (3)

    Posted by ブクログ

    なぜ本は素晴らしいのかを第3巻で表現されているような気がしました。

    分からないことを分からないままにしておく事も時には大事だけど、適切に立ち向かうことで得られる強さがあり、知ることは強さにも繋がることを言ってくれているような気がしました。

    チ。の言葉を思い出したのですが、全歴史が私の背中を押すみたいな言葉があってそれを思い出しました。
    怖くても知ることをやめないことは、学び続けることになるからそれはいつしか歴史になって私の背中を押してくれる。

    0
    2025年11月10日
  • 言葉の獣 (3)

    Posted by ブクログ

     今回は死について。自分の思うことを、言葉の獣を通じて詳らかに解きほぐしていく様子は、毎度唸らされる。この一巻を通じて、薬研が恐れていた「やがて死ぬこと」との向き合い方を見つけていく。題材も好みだし、向き合い方も丁寧で、すごく面白かった。
     今回は話として面白かった反面、舞台装置や二人の関係に大きく変化があった訳ではなかった。前2巻まで印象的だった、クリフハンガー的なヒキもなく、このエピソード自体は比較的綺麗に締まっているため、続きをどう展開させていくのか気になった。

    0
    2025年10月07日
  • 言葉の獣 (1)

    Posted by ブクログ

    これはすごい、、。震えました。
    カテゴリーは漫画なんだろうけれど、漫画だと一括りにするのは違うと確実に言えます。

    言葉に対してもやっとすることなんて日常茶飯事だし、でもどうしてもやっとしたのかを突き詰めて考えていくことはしないし、だけど突き詰めて考えていくことって面白いんだよな、もしかして考えていたら私だけの言葉の獣が見えるのかも!と思い、ワクワクさせられました。

    言葉よりも、言葉で示そうとした気持ちそのものが大事で、結局言葉は正しい使われ方をされていることなんてなくてその人独自の解釈や思いを込められて使われているだけ。
    同じ言葉でも人によって感じ方や意味が違うのは、当たり前。各々が言葉に

    0
    2025年09月28日
  • 言葉の獣 (3)

    Posted by ブクログ

    『言葉の獣3』のテーマは「死」と「仕方ない」。言葉の獣が住む架空の森を旅するやっけんと東雲。

    やっけんは死を恐れ、東雲は死は期待だという。死とはなにか。なぜ恐ろしいのか。言葉の意味に迫る。

    「恐怖」と「わからない」に立ち向かうやっけんと東雲の辿り着く先は…。

    「わからない」ことが「怖い」のは、わかっていたら対処ができけれど、わからないと何もできないから。

    そして、同時に「怖い」は魅力的なんです。ホラー映画もそうですよね。

    0
    2025年09月14日
  • 言葉の獣 (2)

    Posted by ブクログ

    同じ言葉でも、意味は人によって違う。それが『言葉の獣2』のテーマ。「誹謗中傷の獣」は耳が小さく閉じられている姿。それは「ずるい」ともつながっていて…。

    言葉の意味を視覚的に「獣」として描ける東雲と、言葉の感覚に優れたやっけん。「言葉の獣」を探すため、ツイッター(X)をはじめた二人。

    共感覚の言葉の森では「誹謗中傷の獣」は耳が小さく閉じられている姿。

    そのため人の言葉を聞き入れられないんですね。二人は恐怖を覚えながらも、「誹謗中傷」の言葉の真意を解き明かそうとします。

    0
    2025年09月01日

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