鯨庭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはすごい、、。震えました。
カテゴリーは漫画なんだろうけれど、漫画だと一括りにするのは違うと確実に言えます。
言葉に対してもやっとすることなんて日常茶飯事だし、でもどうしてもやっとしたのかを突き詰めて考えていくことはしないし、だけど突き詰めて考えていくことって面白いんだよな、もしかして考えていたら私だけの言葉の獣が見えるのかも!と思い、ワクワクさせられました。
言葉よりも、言葉で示そうとした気持ちそのものが大事で、結局言葉は正しい使われ方をされていることなんてなくてその人独自の解釈や思いを込められて使われているだけ。
同じ言葉でも人によって感じ方や意味が違うのは、当たり前。各々が言葉に意味を込めて生きているから。
だから、言葉よりも言葉として出された思いを読み取ることが大事。私は言葉よりも気持ちを読み取りたいと改めて気付かされましたし、重要なのは言葉ではなく言葉として表されている気持ちなんだと思いました。
ぁぁぁぁ、深い。結局人の気持ちを知れないってこういうことなんだよな。言葉では簡単に言えるけれど、本心を言葉にのせることが難しい。
言葉ってなんなんだろう?私も言葉を獣として見えるようになりたい。
気持ちに届くように言葉を使いたい。
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Posted by ブクログ
鯨庭さんの作品が結構好きなので読みました!
この作品は遠野物語の行間を「補足」して創られた物語で、遠野物語原作をそのまま漫画化したものではありません。
鯨庭さんの「驚きながら、あなたも言い伝えの断片にある隙間について想像してみてほしい」という言葉の通り、遠野物語本編を読んだ上でこの作品を読み、実際に遠野を訪れてみて「言い伝えの断片にある隙間」を考えてみてほしい。人の営みを語り継ぐ意味や必要性、そもそもなぜ人は物を語るのか、原点に立ち戻るきっかけを与えてくれる経験になると思います。
昨年の夏に遠野に行った。花巻から電車で訪れたところ、確かに柳田國男が紹介しているように、周りを山に囲まれた真緑の盆地が広がっていて、風は木のよい匂いがして本当に驚いた。本当に風から木の匂いがした。
自分は遠野住民ではないために遠野の抱える問題等は何も知らないので一観光客という外野の立場から好き勝手言ってしまってると思います、と前置いて述べるが、遠野は人智を超えた脅威の自然と人間とが昔から共に生活を営んできた土地であると感じました。厳しい東北の自然環境に身を置く共同体のなかで人から人へ連綿と語り継がれる物語や時間を経て形を成した信仰が根差す土地のたいへんな歴史が強く迫ってきた覚えがあります。人じゃないものがたぶんここには見えないけど居ますね……という謎の確信を得て帰ってきました。また遠野に行きたいです。