鯨庭のレビュー一覧

  • 遠野物語【分冊版】 1

    匿名

    購入済み

    よい

    遠野物語が好きで原書はもちろん訳本等を読んできましたが、マンガはわかりやすく、なによりはやく読めるので空き時間に軽く読むのに適していて素晴らしいと思いました。

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    2025年12月09日
  • 言葉の獣 (3)

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    なぜ本は素晴らしいのかを第3巻で表現されているような気がしました。

    分からないことを分からないままにしておく事も時には大事だけど、適切に立ち向かうことで得られる強さがあり、知ることは強さにも繋がることを言ってくれているような気がしました。

    チ。の言葉を思い出したのですが、全歴史が私の背中を押すみたいな言葉があってそれを思い出しました。
    怖くても知ることをやめないことは、学び続けることになるからそれはいつしか歴史になって私の背中を押してくれる。

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    2025年11月10日
  • 言葉の獣 (3)

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     今回は死について。自分の思うことを、言葉の獣を通じて詳らかに解きほぐしていく様子は、毎度唸らされる。この一巻を通じて、薬研が恐れていた「やがて死ぬこと」との向き合い方を見つけていく。題材も好みだし、向き合い方も丁寧で、すごく面白かった。
     今回は話として面白かった反面、舞台装置や二人の関係に大きく変化があった訳ではなかった。前2巻まで印象的だった、クリフハンガー的なヒキもなく、このエピソード自体は比較的綺麗に締まっているため、続きをどう展開させていくのか気になった。

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    2025年10月07日
  • 言葉の獣 (1)

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    これはすごい、、。震えました。
    カテゴリーは漫画なんだろうけれど、漫画だと一括りにするのは違うと確実に言えます。

    言葉に対してもやっとすることなんて日常茶飯事だし、でもどうしてもやっとしたのかを突き詰めて考えていくことはしないし、だけど突き詰めて考えていくことって面白いんだよな、もしかして考えていたら私だけの言葉の獣が見えるのかも!と思い、ワクワクさせられました。

    言葉よりも、言葉で示そうとした気持ちそのものが大事で、結局言葉は正しい使われ方をされていることなんてなくてその人独自の解釈や思いを込められて使われているだけ。
    同じ言葉でも人によって感じ方や意味が違うのは、当たり前。各々が言葉に

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    2025年09月28日
  • 言葉の獣 (3)

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    『言葉の獣3』のテーマは「死」と「仕方ない」。言葉の獣が住む架空の森を旅するやっけんと東雲。

    やっけんは死を恐れ、東雲は死は期待だという。死とはなにか。なぜ恐ろしいのか。言葉の意味に迫る。

    「恐怖」と「わからない」に立ち向かうやっけんと東雲の辿り着く先は…。

    「わからない」ことが「怖い」のは、わかっていたら対処ができけれど、わからないと何もできないから。

    そして、同時に「怖い」は魅力的なんです。ホラー映画もそうですよね。

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    2025年09月14日
  • 言葉の獣 (2)

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    同じ言葉でも、意味は人によって違う。それが『言葉の獣2』のテーマ。「誹謗中傷の獣」は耳が小さく閉じられている姿。それは「ずるい」ともつながっていて…。

    言葉の意味を視覚的に「獣」として描ける東雲と、言葉の感覚に優れたやっけん。「言葉の獣」を探すため、ツイッター(X)をはじめた二人。

    共感覚の言葉の森では「誹謗中傷の獣」は耳が小さく閉じられている姿。

    そのため人の言葉を聞き入れられないんですね。二人は恐怖を覚えながらも、「誹謗中傷」の言葉の真意を解き明かそうとします。

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    2025年09月01日
  • 言葉の獣 (1)

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    『言葉の獣』は、言葉の意味を求めて二人の少女が「言葉の生息地」を旅する物語。同じ言葉でも、人によって意味が違う。

    そんな言葉の奥深さと恐ろしさを、架空の獣の森で探していきます。

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    2025年09月01日
  • 言葉の獣 (3)

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    まってました。

    待った甲斐がある。が、とてつもなく重い話題と、ストーリーの根幹が一冊でギュッと描かれてる。サイコーな読み味。作中で言及される温室に居る気持ちを味わえる。

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    2025年08月30日
  • 遠野物語

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    遠野物語に触れたことがなかった自分にとって、めちゃくちゃ良かった。描かれているのはあくまで遠野物語の一部なので、全話知りたくなりました。
    言葉もわかりやすくしてくれていて、絵もあるので想像もしやすい。特に自分はオシラサマの話に引き込まれました。
    そもそも遠野物語は、実話を基に書かれたといいますが、読んでいると何が真実なのか、ふと考えしまいます。ただ、人間と自然(動物)の共生のなかで、人間が利益だけを求めてしまうと、遠野物語で書かれたような結果を生み出してしまうんだろうと思わされます。

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    2025年08月29日
  • 遠野物語【分冊版】 2

    ネタバレ 購入済み

    禁断の恋 

    飼っているペットが可愛くて愛情を注ぐというのはよくあることですがこの話はリアルな愛情になってしまうんですね。最後の方は結構衝撃的ですよ。ここまでやるかとうこれぞ禁断の恋。神がいるのならどう裁くのだろう。

    #深い

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    2025年07月10日
  • 遠野物語【分冊版】 1

    購入済み

    地方に根付いた民話は深い

    遠野物語は作品名と作者は知っていてカッパの話があることも知ってはいても読んだ事はありませんでした。こうして漫画化されるとイメージが増大しますね、最初は不思議な恋愛の話でこれがオシラサマだったというの再確認。地方に伝わる民話って深いです。

    #深い

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    2025年07月04日
  • 遠野物語

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    遠野の出身ではありませんが、いち東北民として雰囲気や空気感といったものを懐かしく感じながら読んでおりました。
    一番冒頭のお話である「馬と花冠」のお話が好きです。

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    2025年06月13日
  • 遠野物語

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    柳田國男の名著「遠野物語」 今まで何度か挑戦してみたがその時は通読不可。遠野物語のエッセンスの一部に触れられた。角川さんのkadokawa masterpiece comicsに感謝。

    さてこれらの話は「全て実際にあった出来事」である。怪異譚とも怪談ともとれる。自然への畏れ、妖怪との邂逅。現代では全て失われてしまったものかも知れない。然し確かにこれらのものは存在していたのだと我々は理屈抜きで感じてもいる。

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    2025年05月18日
  • 遠野物語

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    鯨庭さんの作品が結構好きなので読みました!
    この作品は遠野物語の行間を「補足」して創られた物語で、遠野物語原作をそのまま漫画化したものではありません。
    鯨庭さんの「驚きながら、あなたも言い伝えの断片にある隙間について想像してみてほしい」という言葉の通り、遠野物語本編を読んだ上でこの作品を読み、実際に遠野を訪れてみて「言い伝えの断片にある隙間」を考えてみてほしい。人の営みを語り継ぐ意味や必要性、そもそもなぜ人は物を語るのか、原点に立ち戻るきっかけを与えてくれる経験になると思います。

    昨年の夏に遠野に行った。花巻から電車で訪れたところ、確かに柳田國男が紹介しているように、周りを山に囲まれた真緑の

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    2025年05月12日
  • 遠野物語

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    遠野物語、漫画で読みやすい。もう日本にいないニホンオオカミや最近震災のことで話題になったオシラサマまで。

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    2025年04月19日
  • 言葉の獣 (2)

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    言葉を具現化して、細部までその言葉を表してるのがすごい。
    獣それぞれの顔、コマからコマへの移り変わり、会話している時の言葉と表情、一つ一つが丁寧で書き込まれてる。

    2巻はよりツイッターの中の世界に、そして『誹謗中傷』の深層に迫る。
    『ずるい』と『うらやましい』が対で、かつ似ている獣という設定がうらやましかった。
    作者自身、言葉をとても大切にして、たくさん向き合ってるんだろうと感じられる。

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    2024年01月07日
  • 言葉の獣 (2)

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     言葉の意味をおいかける、交流を楽しむだけじゃなく、ストーリーとしても先が気になる。
     また今回は、東雲と薬研の相似・相違を互いに突き詰めていきながら、なんとかそれを言葉にして、理解し合おうとしているのが良かった。今読みたかった話

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    2023年06月17日
  • 千の夏と夢

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    すごくよかった。いとしくておいしいが特にぎゅっときた。昨年病で亡くなったずっと本の貸し借りをしあってきた親友に読ませたいよ。きっとぎゅっとなったはず。

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    2023年04月26日
  • 言葉の獣 (1)

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    言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。
    主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。
    そしてなんか難しいのです。
    でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて行こうというかっこよさ。
    引きこもりとか、自己肯定感とかの関係でうまくリアルワールドと関係できてない人らにも届いて響いたりした良いなとなんとなく思ったり。
    とにかく想像というか、溢れ出る獣たちのディ テイルの圧巻。美しさ。言葉へのこだわり。詩の復権。いろんなもの、頭良い方がぶっ込んできたな、脱帽。

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    2023年01月15日
  • 言葉の獣 (1)

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    この物語のなかで言葉は詩なのがとても好きです。
    谷川俊太郎『生きる』が美しくて詩をもっと知りたくなる。
    やっけんが詩を書くのが恥ずかしいから誰にも言わなかったって言ってて、そんなことないよーって言いたい気持ち。
    詩は特別なんかじゃなくて、そうしたいものなんじゃないかなあとワタシは思います。
    とてもよい物語を、ありがとうございます。続き楽しみです。

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    2022年07月13日