言葉の獣 (2)

言葉の獣 (2)

770円 (税込)

3pt

言葉を〈獣〉の姿で見ることができる東雲と、詩に強い関心を持つ薬研。
「この世で一番美しい言葉の獣」を求め、二人は〈言葉の生息地〉を探索する。

〈生息地〉で出会う様々な〈獣〉たち。
対話によって心のうちに見えてきたのは、記憶と記録にまつわる、二つの違った考えだった――。
「私は忘れられたくない。みんなに」
「なぜみんな記憶に固執するんだろう」

記憶とは。記録とは。
二人の思索は森の奥へと続いていく。

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言葉の獣 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 言葉の獣 (1)
    770円 (税込)
    言葉を<獣>の姿で見ることができる共感覚の持ち主・東雲と、詩に強い関心を持つクラスメイト・やっけん。二人はふとしたきっかけから、東雲の持つ“ある目的”の為に協力し合うことに。 東雲が<生息地>と呼ぶ場所に獣たちは棲んでいるらしい。言葉の扱われ方によって変化するその場所で、二人は様々な<獣>に出会っていく…。 言葉とは何か、詩とは何か。 連載開始時から大反響の話題作、待望の第1巻。
  • 言葉の獣 (2)
    770円 (税込)
    言葉を〈獣〉の姿で見ることができる東雲と、詩に強い関心を持つ薬研。 「この世で一番美しい言葉の獣」を求め、二人は〈言葉の生息地〉を探索する。 〈生息地〉で出会う様々な〈獣〉たち。 対話によって心のうちに見えてきたのは、記憶と記録にまつわる、二つの違った考えだった――。 「私は忘れられたくない。みんなに」 「なぜみんな記憶に固執するんだろう」 記憶とは。記録とは。 二人の思索は森の奥へと続いていく。
  • 言葉の獣 (3)
    850円 (税込)
    各所で話題のヒット連載、さらなる深化の第3巻。 言葉を〈獣〉の姿で見ることができる東雲(しののめ)と、言葉に強い関心を持つやっけん。 中学生二人が言葉の獣たちが棲む〈生息地〉で「一番美しい言葉の獣」を探す物語。 死ぬことが怖くないという東雲と、死を怖がるやっけん。怖いけれども目が離せない「死」への興味がつのるほど恐怖は加速し、やっけんは動けなくなってしまう。 なぜ人は死を怖がるのか。知ることでそれを乗り越えられるのか。 二人が立ち向かうのは、どこまでも普遍的で根源的な、言葉と知の冒険の道のり――。 「生きることは、立ち向かうことだ」

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言葉の獣 (2) のユーザーレビュー

あなたの「生きる」は、どんな姿をしていますか。

人間が、何万年も前から意思疎通の手段として使ってきた「言葉」。人類の進化とともに発展したそれは、時に人を救い、時に追い詰める、大きな力を持っています。この作品は、「言葉を獣として目で見られる」という共感覚持ちの少女・東雲と、詩が好きな同級生・やっけんが、一番美しい「言葉の獣」を見つけようとする物語です。
東雲の見る「言葉の獣」は、現実世界の獣と少し違います。ウサギに見えるけれど耳が2つじゃなかったり、獣なのに毛が生えていなかったり、同じ言葉でも発した人で姿が違ったり。不思議な獣たちと出会い、交わりながら言葉について考える二人を見ていると、「自分の言った言葉はどんな姿をしているのだろう」とつい空想してしまいます。
物語を楽しむと同時に、言葉の力や性質を考えるきっかけになる一冊です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    同じ言葉でも、意味は人によって違う。それが『言葉の獣2』のテーマ。「誹謗中傷の獣」は耳が小さく閉じられている姿。それは「ずるい」ともつながっていて…。

    言葉の意味を視覚的に「獣」として描ける東雲と、言葉の感覚に優れたやっけん。「言葉の獣」を探すため、ツイッター(X)をはじめた二人。

    共感覚の言葉

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    言葉を具現化して、細部までその言葉を表してるのがすごい。
    獣それぞれの顔、コマからコマへの移り変わり、会話している時の言葉と表情、一つ一つが丁寧で書き込まれてる。

    2巻はよりツイッターの中の世界に、そして『誹謗中傷』の深層に迫る。
    『ずるい』と『うらやましい』が対で、かつ似ている獣という設定がうら

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

     言葉の意味をおいかける、交流を楽しむだけじゃなく、ストーリーとしても先が気になる。
     また今回は、東雲と薬研の相似・相違を互いに突き詰めていきながら、なんとかそれを言葉にして、理解し合おうとしているのが良かった。今読みたかった話

    0
    2023年06月17日

    Posted by ブクログ

    2巻もさらに人と言葉について、考えさせられる。
    同じ感情の言葉でも人によって違ったり、その感情の言葉がその人によってどういうものなのか、考えるきっかけになる。
    動物の姿がユニークで、繊細できれい。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    覚えておいてほしいか、忘れてほしいか、なぜ生きた記録を残すのか。ひとつひとつの言葉を掘り下げて考えてとても大切に考え伝えてくれる。考えたら、こうやってレビーを書いて残していくことにも繋がる。「ずるい」と「羨ましい」は別物。妬むんじゃなくて素直に羨ましいなぁーって言葉にしたり自分にも取り入れたりして前

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    SNSの誹謗中傷を形にしたら、妬み嫉みが絡まった獣が現れた。ファンタジーの世界に悲しい現実を重ね合わせ、美しい形が生まれる。考えながら読んだ

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    何でそう思うんだろう傷付けたい言葉の筈なのに中身が空っぽに感じる 気持ちに名前をつけ間違えて_それに振り回されるのは勿体無いよ 「狡い」は自分の位置まで相手を無理矢理下げるんだ_「羨ましい」は自分のモヤモヤを吐き出したり他人と共有して吐き出したり分かち合ったり出来る_沢山の言葉を知らなければ自分の気

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    出ていたのを知らず、今になってやっとゲット。発想は独特だし、幻獣みたいなキャラは好きだし、SNSにしっかり向き合う姿勢も評価出来るんだけど、単純に面白い漫画かと言われると、う~ん…となってしまう。

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家がSNSに「曝される」(いい意味でも悪い意味でも)ってこういう感覚なのかしらん。
    むしろワナビーにこそ、嫉妬民にこそ、こじらせた者にこそ、刺さる。
    ずるい。羨ましい。寂しい。誹謗中傷。

    0
    2024年01月26日

言葉の獣 (2) の詳細情報

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