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あなたの「生きる」は、どんな姿をしていますか。
人間が、何万年も前から意思疎通の手段として使ってきた「言葉」。人類の進化とともに発展したそれは、時に人を救い、時に追い詰める、大きな力を持っています。この作品は、「言葉を獣として目で見られる」という共感覚持ちの少女・東雲と、詩が好きな同級生・やっけんが、一番美しい「言葉の獣」を見つけようとする物語です。
東雲の見る「言葉の獣」は、現実世界の獣と少し違います。ウサギに見えるけれど耳が2つじゃなかったり、獣なのに毛が生えていなかったり、同じ言葉でも発した人で姿が違ったり。不思議な獣たちと出会い、交わりながら言葉について考える二人を見ていると、「自分の言った言葉はどんな姿をしているのだろう」とつい空想してしまいます。
物語を楽しむと同時に、言葉の力や性質を考えるきっかけになる一冊です。
Posted by ブクログ
これはすごい、、。震えました。
カテゴリーは漫画なんだろうけれど、漫画だと一括りにするのは違うと確実に言えます。
言葉に対してもやっとすることなんて日常茶飯事だし、でもどうしてもやっとしたのかを突き詰めて考えていくことはしないし、だけど突き詰めて考えていくことって面白いんだよな、もしかして考えていたら私だけの言葉の獣が見えるのかも!と思い、ワクワクさせられました。
言葉よりも、言葉で示そうとした気持ちそのものが大事で、結局言葉は正しい使われ方をされていることなんてなくてその人独自の解釈や思いを込められて使われているだけ。
同じ言葉でも人によって感じ方や意味が違うのは、当たり前。各々が言葉に意味を込めて生きているから。
だから、言葉よりも言葉として出された思いを読み取ることが大事。私は言葉よりも気持ちを読み取りたいと改めて気付かされましたし、重要なのは言葉ではなく言葉として表されている気持ちなんだと思いました。
ぁぁぁぁ、深い。結局人の気持ちを知れないってこういうことなんだよな。言葉では簡単に言えるけれど、本心を言葉にのせることが難しい。
言葉ってなんなんだろう?私も言葉を獣として見えるようになりたい。
気持ちに届くように言葉を使いたい。
Posted by ブクログ
言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。
主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。
そしてなんか難しいのです。
でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて行こうというかっこよさ。
引きこもりとか、自己肯定感とかの関係でうまくリアルワールドと関係できてない人らにも届いて響いたりした良いなとなんとなく思ったり。
とにかく想像というか、溢れ出る獣たちのディ テイルの圧巻。美しさ。言葉へのこだわり。詩の復権。いろんなもの、頭良い方がぶっ込んできたな、脱帽。
Posted by ブクログ
言葉を「獣」の姿で見ることのできる(さらにそのイメージを他人と共有できる)女子高生が、詩や言葉に強い関心を持つクラスメートと出会い、「この世で一番美しい言葉の獣」を探すという話。
「言葉の獣」や獣が存在する「生息地」が(「映像研には手を出すな!」的な)イマジネーションの世界ではなさそうで、その存在そのものがこの物語の鍵となるのだろうか?
ここまでファンタジーでなくとも良いのではないか?(「言葉の獣」が実在するようなファンタジー的要素は逆に「言葉」や「詩」の持つ力を弱めてしまうのではないか?)という危惧も感じるが、それが杞憂かどうかはこの先の展開しだいだろうか。
トーチWEBで連載中とのことだで、帯にはその旨の記載があるが本自体には何処にも掲載媒体の記載がない(初出年月の記載はあるにも関わらず)のが気になる。漫画って未だにこういう書誌的な情報を軽んじる傾向があるよなぁ。
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