鯨庭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言葉を「獣」の姿で見ることのできる(さらにそのイメージを他人と共有できる)女子高生が、詩や言葉に強い関心を持つクラスメートと出会い、「この世で一番美しい言葉の獣」を探すという話。
「言葉の獣」や獣が存在する「生息地」が(「映像研には手を出すな!」的な)イマジネーションの世界ではなさそうで、その存在そのものがこの物語の鍵となるのだろうか?
ここまでファンタジーでなくとも良いのではないか?(「言葉の獣」が実在するようなファンタジー的要素は逆に「言葉」や「詩」の持つ力を弱めてしまうのではないか?)という危惧も感じるが、それが杞憂かどうかはこの先の展開しだいだろうか。
トーチWEBで連載中とのことだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れた、柳田國男の名著、その漫画化。
「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」の四話が収められている。
オシラサマは養蚕の神、狩りの神、女性の病気の神、etc. ・・・ その由来の物語。いかにも昔物語っぽい構成。
遠野物語といえば、河童 やね。人間社会の闇を、架空の生き物に託して語る、これも神話的なテンプレート。
狐の不思議な話は、全国に残る。その昔、狐は人語を解し、人間に化けて人を騙すことが本当にあったのかもしれない。
御犬、ニホンオオカミのこと。なぜ、御犬は滅びることになったのか。人間世界の膨張による自然との力関係の変化。オオカミの存在とともに、我々が大切なものを