魯迅のレビュー一覧

  • 酒楼にて/非攻

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    悪くないが、期待したほどでない。当時の魯迅が置かれていた状況をよく理解していないと、十分には楽しめないのかも。

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    2021年08月16日
  • 故郷/阿Q正伝

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    なんかねー、こう、蟹工船的な、もしくはレミゼ的な匂いがね、するよね…貧乏ってつらい。
    ただこちらは革命が理想も信念もなく、美しくもないところがリアルで好感が持てる、私には。
    かろうじて共感できるのは『藤野先生』、面白かったのは『吶喊 』の自序と『狂人日記』。

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    2021年03月28日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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     標題の「阿Q正伝」は、阿Qと呼ばれる名前もはっきり分からない、行状もはっきり分からない、当時(1920年頃)の中国の最底辺で暮らす、家も無い、家族も無い、日雇労働者で稼いだ金は全て飲み代に使ってしまうような男が主人公。
     皆から馬鹿にされ、しょっちゅう殴られているのだが、変なプライドがあり、例えば殴られた時でも「息子に殴られたようなものだ」とか「我こそ自分を軽蔑出来る第一任者なり」などと考え、自分を納得させて、殴った相手よりも意気揚々とその場を立ち去る。
     しかし、自分よりも見すぼらしい者や女性のことは軽蔑している。
     ある時、その町に革命軍がやってきた。その革命軍が町の有力者を怯ませたと聞いて、「革命軍に入るのも悪くないな」と考えるのだが、革命軍側についたのは、町の有力者で、阿Qは革命軍に入れて貰えるどころか、とっととその場を去れと言われる。
     結局、無実の罪で、拘束され、それでも見せしめの処刑になる寸前までそのことに気づかず、悲しい最後を遂げる。
     これは中国の当時の社会の闇なのか、その当時の世界の流れなのか、それとも負の連鎖で、今のこの日本でもこのようにいつまでも報われない底辺の人がいることに私が気付いていないのか……と哀しくやるせなくなる中篇だった。
     他の作品は短編が多く、社会の底辺の悲哀を描いたものが多かった。魯迅は、自序に書いている通り、子供の頃は父親の病気のために、質屋とくすりやに通い詰める、貧しい暮しではあったらしいが、それでも少しは人を雇うような家で、当時の西洋学を学ぶ学校に行き、日本にも留学している。「故郷」という作品では、子供のころ仲良くした使用人の息子と二十年ぶりくらいに出会い、「旦那様」と呼ばれ、彼の暮らしが大変で有ることに距離感を感じてしまう寂しさが書かれていた。
    貧しさの経験があり、底辺の人を描きながら、ある程度偉く有名になってしまった自分に矛盾を感じていたのかもしれない。

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    2021年02月26日
  • 阿Q正伝

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    こうした生活や考え方が当然、という時代があったのだなと思うとなんとも言えないような気持ちになる短編が多かった。そこに風刺が反映されていると言われると、当時の歴史や民族性といったところの理解が不足しているのか、難しく感じたのが正直な感想だった。

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    2020年03月14日
  • 阿Q正伝

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    世界史の授業で魯迅が紹介され、興味を持った。

    留学先の日本で彼は、祖国中国人が、同じ中国人が処刑されているのに笑って見ている映像を見て違和感を感じ、作家として国民意識の変革に挑むことを決意する。

    難解な表現も多く、読み進めるのが大変だったが、革命時の中国を知るきっかけになる1冊。

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    2019年11月07日
  • 阿Q正伝 (まんがで読破)

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    「阿Q正伝」の他、「藤野先生」「髪の話」「明日」「狂人日記」を収録。
    お手軽ではあるが、当時の中国の時代背景、魯迅の医学から文学へと傾倒していく様子など、とっつきにくいと思っていた中国文学の一端に触れ、入門への手引きとなるのではないか。
    それにしても、阿Qの無知なるが故の精神構造は痛々しい。

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    2017年08月06日
  • 故郷/阿Q正伝

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    最近この光文社の古典新訳が気に入っていまして。
    今回は魯迅。昔いつかの教科書で読んだ気がしますが
    正確にはおぼえていませんでした。
    有名なところでは、
    「阿Q正伝」「故郷」「狂人日記」・・
    「故郷」は内容を少しだけ覚えていて、どこかで読んだと
    思います。たぶん、何かの教科書だったような・・・

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    2016年10月28日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    「それになんとまぬけな死刑囚ではないか。あんなに長いあいだ引き廻されながら、歌ひとつうたえないなんて。これでは歩き損じゃないか、というのだ。」
    ちゃんと読んだことなかったけど面白いね。阿Qとそれを取り巻く人々を通じて旧弊な前近代が浮き彫りになる。その一方で、阿Qの死は近代化の波のなかで起こっていて、だから阿Qを殺したのは前近代と近代との相克だとも言える。

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    2016年03月06日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    教科書で読んだときも寂しい風と、潮の厳しい香りが立ち昇るような話だったけど、いま読んでも虚しさは変わらず。
    可笑しみを湛えた阿Q正伝はなおのこと憐れさが増した。阿Qという男が馬鹿で愛嬌がある分なおのこと……。
    どの物語にも下の場所で生きる人たちのどうしようもない運命がざくっと切り取って並べられていて、読んだあとなんだか虚しい。これで奮起できる人間は偉い。

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    2019年01月03日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    魯迅の代表作。辛亥革命期における何の変哲もない一民衆の姿が描かれている。抑揚のない筋書きの中で愚劣な民衆のありようが淡々と表現されている。

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    2014年01月04日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    ほとんどの話が短編だった。
    ほんと超短い。10ページくらいで終わるのとか。
    短編だけど、ちゃんと内容はある。
    岩波はやはり何か読みづらいと感じてしまう。
    昔の中国の話で、背景がよくわからないので楽しめないというのもあった。
    何か終始あまり読む気ないままサラッと読んでたから、レビューも超適当。

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    2013年10月31日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    魯迅の短編集です。魯迅は短編集がほとんどで、唯一の中編小説がこの「阿Q正伝」だそうです。14作品おさめられています。短編はほんとに短くて、10数ページのものがほとんどでした。
    内容は全体的に当時の時代背景や登場人物などある程度知らないと難しいです。何度も読み返しつつ、なんとか読んだという感じ。訳注ももちろんありますが、いちいち全部訳注を見るわけではないので;
    少しこころに残った作品を紹介します。

    「狂人日記」
    題名の通り狂人からの視点を描いたもの。周囲が人食いとし、自分も食われる恐怖を感じ、さらに自らも人食いをおかしてきたと自覚し絶望する。ふと、映画の「The sixth sense」を思い浮かべました。

    「阿Q正伝」
    中国の最下層の人物「阿Q」の話。当時の中国社会を描いている。

    「故郷」
    魯迅が北京に引っ越すときのことが題材となっているようです。高校の国語の教科書にあったのを思い出しました。整った作品でこの中では読みやすいもののひとつでした。

    「あひるの喜劇」
    それまでとは雰囲気が変わって、読みやすかったです。
    ロシアの方が日本から追放され北京に住んでいた時に魯迅とともに住んでいたらしく、その時のことが題材になっています。6ページくらいの非常に短いもの。どこかせつない。

    最初に自序が書いてありますが、小説を読んだ後にも自序を読むといいかなぁと思います。

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    2013年06月26日
  • 故郷/阿Q正伝

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    上海旅行の予習にと読んだ。「阿Q正伝」以外は未読だったが、その漱石や芥川からの影響の大きさに驚いた。自然、動物への目線や登場人物の苦悩は漱石のそれを思わせた。個人的には「藤野先生」がベスト。

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    2012年08月15日
  • 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊

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    もっと劇的な凄味のある物語を期待していたのだが、肩すかしを喰らった感じ。辮髪は17世紀に満州族が中国へ侵入し、明朝を倒して清朝を樹てたとき 、この風俗を恭順の印として道士と僧侶を除く漢族の男子全部に強制したものであるという事実を初めて知った。

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    2012年05月11日
  • 故郷/阿Q正伝

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    故郷/阿Q正伝/藤野先生/狂人日記

    教科書でお馴染みの魯迅。故郷と藤野先生は別の訳で読んだことがあったが、改めてきちんと読んでみると、また違った印象。前はこの物語に潜む悲しさというものを、解説されても分からなかったけれど、今は違う。

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    2012年04月25日
  • 故郷/阿Q正伝

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    なんか国語の教科書を読んでいるような気分だった。
    その当時の中国の背景が分かればもっと理解が深まったのかも。

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    2011年11月22日
  • 阿Q正伝 (まんがで読破)

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    クラスメイトに借りました。
    えーっと、漫画だと☆3つくらいだけど、魯迅の書いたのをちゃんと読んだらきっと☆5いくと思うね。
    だって魯迅が文章でやろうとしたことは本当に共感できるから。
    あと、教科書に載ってた藤野先生を読んでそう思った。

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    2011年02月07日
  • 阿Q正伝 (まんがで読破)

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    タイトル作の他、「藤野先生」「髪の話」「明日」「狂人日記」を収録。

    体が丈夫でも、健全な心と常識がないと残酷だね。でも、今が良くないからって未来に希望が無いわけじゃないよ。
    というのが普遍的なメッセージの作品と捉えました。

    星3つとしましたが、中国の歴史や、魯迅が仙台に留学した1906年頃の日中関係などに興味のある人にはもっといい評価が出せると思います。
    絵柄もハッキリしていて良いです。

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    2009年12月02日
  • 阿Q正伝・藤野先生

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    中国の近代作家として、魯迅の作品は外せない。個人的には、魯迅は小説よりも評論が面白いと思うが、
    とはいえ、阿Q正伝や孔乙己といった作品の持つ力はいまなお色褪せていないように思う。

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    2009年10月04日
  • 阿Q正伝・藤野先生

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    魯迅を中学校の教科書ぶりに読んだ。
    藤野先生は日記だった。
    故郷は中学生じゃ理解できない深い言葉が散りばめられていた。この機会に読み返してよかったと思った。

    あとはだいたい狂った貧しい人が出てくる話だった。

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    2009年10月04日