伊集院光のレビュー一覧

  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    『100分de名著』の文章化もいい。専門家と「変身」「遠野物語」「生きがいについて」の三作を更に掘り下げての対談集。伊集院さんの経験を踏まえた喩えが非常に分かりやすく、未読者の力になる。

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    2022年06月27日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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     名作にはなるべく触れておきたいと思いながらもなかなか手にするきっかけがない。カフカは昔、『城』を読もうとして途中でやめた記憶がある。他にも中上健次の『枯木灘』、中南米のアカデミー文学賞をとった作家のやつも途中でやめた。挫折の記憶が心をチクチクとさいなむ。こうして振り返ると今は、当時よりも読書習慣が身についていて、つまらなくても最後まで読む根性もあるので、いまこそ再挑戦したい。

     名作で言えば『罪と罰』『嵐が丘』は最後まで読んで、どっちも登場人物がクレイジーでとても面白かった。『星を継ぐもの』はとても面倒だったけど最後まで読んだら感動した。

     『遠野物語』は文語体で読むのが難しそうなので『

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    2022年06月16日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    伊集院さんの「名著素人としての発言」が、名著素人の私の心にすぅーっと入っていき、理解が深まる感覚がとても心地よいです。
    そういえば、学生時代に『生きがいにいつて』読んだことあるかもと思い出し、、、
    今度実家に帰った時に探してみようかなと。

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    2022年04月27日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    伊集院光さんの深夜ラジオのファンです。100分de名著も録画して拝見しています。伊集院さんが番組後に名著を読まれて、解説の専門家の方に感想を伝えて、名著の理解が深まっていく。本というのは体験なのだと改めて感じました。国語のテストで「著者の意図は…」にたったひとつの答えがあるのに我慢ならなかったワタシが救われました。もっと他の名著でもやってほしいし、番組にしてほしい。

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    2022年04月15日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    本を自分に引き寄せて読む、本について誰かと語り合う、すると読みが深まることがわかる本。続編を期待。「生きがいについて」読みたい。

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    2022年04月03日
  • 次の角を曲がったら話そう ~伊集院光とらじおと自由律俳句の本~

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    いろんな読み方ができる自由律俳句。
    3人の解釈も面白い。

    ラジオで知って楽天ブックスで買ってしまった。

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    2021年12月17日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ネタバレ

    世間からはみ出してもいいという2人の主張には救われた気がした。世の中の人たちは絶妙なバランスで生きているんだなと思う。
    多様性が重要だという話で、方言も大事というのは心に刺さった。全員が標準語になれば豊かさが消えるという例は面白かったし、AIの世界がまさにそれになろうとしているという話は少し怖くもあった。

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    2021年09月20日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    世間を囲う見えない境界線の内側になんとか留まる伊集院さんと、潔く外側に出て行って内側を冷静に見つめる養老先生の対談本。一方は理論武装し、他方は自然回帰する。ふたりのズレに対する向き合い方や考え方がおもしろい。幽霊は脳の中にならいるという話もさることながら、思いつめたら猫を見るというのは個人的に大賛成である。先のことをいろいろ考えすぎて煮詰まったとき、猫を見ていると肩の力が抜けて冷静になれる。

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    2021年09月07日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ■動機
    自分も人も追い込むような仕事をしていた若い頃を振返り、柔軟にどう合わせて行けばよいのかグラついていた為。
    NHK「100分de名著」の伊集院光氏のアシスト振りが好きで、仕事でも参考にしたい為。

    ■要旨
    「『世間』から自分がズレるのが怖く軌道修正しながら生きてきた」伊集院光氏と、「(都市の脳化された)『世間』と(本来自然の生き物である)ヒト・自分はズレているものである」養老孟司氏の対談。(※結論や結論や具体的な解決方法の提示はない)

    ■気づき
    ・「積み上げていけば、右肩上がりになるものだとどこかで思う。積み上げたものが必ず100に到達すると信じていた。」(伊集院) 「そういう学者に出

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    2021年08月16日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

    購入済み

    しょうがない話

    タイトル通り、ずれてしまうのはしょうがないねと、先生と伊集院さんが話してくれるお話です
    先生達にカウンセリングしてもらってるような感じ
    自分以外のずれてる人も折り合いをつけながら生きてるんだな、少なくとも二人は確実にと思わせてくれます
    明日が劇的に変わることは無いけど、しょうがないねと自分を励ませるかもしれない気持ちになりました

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    2021年04月19日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    妻が選んでくれて、偶然読み始めた。
    自分の生き方は間違っていなかったと教えてもらった気がする。
    自然の大切さね。

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    2025年10月14日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    伊集院光さんは、テレビでしか見たことがありませんでした。しかしこの本で幼少期から周りからズレないように、という考え方が自分と同じだったので親近感を覚えました。
    養老先生は、好きなことに向かって我が道を行くという自分の理想像なので2人の対談から前向きな気持ちになりました。

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    2025年08月23日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    カフカ「変身」、柳田国男「遠野物語」、神谷美恵子「生きがいについて」の3作について、それぞれ川島隆、石井正己、若松英輔と伊集院が語り合う。

    ラジオで名著TVの話はたまにされているが、まずは伊集院の感受性、読み取る力がすごい。

    その上で先生方の説明を読むと、そんな読み方があったのかと驚かされる。

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    2025年07月16日
  • 名著の話 芭蕉も僕も盛っている

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    第1章『おくのほそ道』についてが面白い。伊集院さんと同じように私も、『おくのほそ道』って松尾芭蕉がぐるっと日本を歩いて回って、その地で見たこと感じたことを俳句にした紀行文のようなものだと思っていた。だから、俳句以外の説明文があること、俳句と説明文の配置の妙、盛っている個所もあること、見てもいないし体験もしていない、芭蕉の頭の中のことが書かれていることなど、初めて知ることが多かった。機会があったら『おくのほそ道』読んでみたい。

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    2024年08月10日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    ネタバレ

    カフカ『変身』は既読だけど、大筋しか覚えていない。読んだときには変な話だとは思ったけれど、自分のことだとは感じなかった。今回、伊集院さんと川島隆さんの対談を読んで、そういう読み方もあるのかと思った次第。川島さんの訳でもう一度読んでみたいと思う。

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    2024年07月19日
  • 名著の話 芭蕉も僕も盛っている

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    ネタバレ

    このシリーズ、まだまだ続いて欲しい笑

    松尾芭蕉『おくのほそ道』
    古池や蛙飛びこむ水のおと
    夏草や兵どもが夢の跡
    京にいても京なつかしやほととぎす
    閑かさや岩にしみ入る蝉の声
    などなど。
    解説ありきで読む方が面白そうだが、読んだ後に実際の足で旅路に足を運びたくなりそうだ。

    ダニエル・デフォー『ペストの記憶』
    同著者のロビンソン・クルーソーは、名前は知っているが読んだことのない作品であり、いずれ読みたいと思っていたので、その際にはペストの記憶も読みたい。コロナ禍でも怪しい検査キットやサプリメントが売られていたが、ペストでも様々な謳い文句の薬が売られていた。
    本書で伊集院氏は、戦時中は戦前の落語

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    2024年06月08日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    カフカ『変身』
    元々好きな話だったが、もっと愛着が湧いた。
    虫けらは自分であり、下手に妹が認めてしまったものだから、変わる機会を失ってしまった。

    柳田国男『遠野物語』
    いくつか引用を読んで面白かったが、やはり原文のままだと理解しにくく、解説付きのもので読んでみたくなった。ネットのまとめサイトのようだと表現していたが、そういわれると敷居の高さを感じず、より気軽に手を出せるように思う。

    神谷美恵子『生きがいについて』
    引用「人間が最も生きがいを感じるのは、自分のしたいと思うことと義務とが一致したときだ」
    若松「〜生きがいは徹底的に質的なもの〜金銭や権力といった量的なものと関係し始めたら、それは

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    2024年04月30日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    世間と自分の間を確認しながら調節したり、世間とズレちゃうのはしょうがないと思ったり、読みながら少しずつ楽になりました。無理しすぎないように生きていきたいと思います。

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    2024年04月09日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    ネタバレ

    【名著と名著の著者たちのお話】
    この本では、カフカの『変身』、柳田国男の『遠野物語』、そしてちょうど先日読んだ神谷美恵子さんの『生きがいについて』の3冊について紹介されていた。
    NHKの『100分de名著』を昔よく見ていて、カフカの回も見ていたから、思い出した。

    『変身』は、番組を見た後に一度読んでいて、『遠野物語』は読んだことなくて、ネット上の「まとめサイト」みたいな本と話されていて、少し親しみを感じられた。

    『生きがいについて』は、著者自身の状況についても紹介されていて、知らなかったのでなんだか新たな視点で読んだ本について省みたりした。この本を書くのにも何十年もかかった、自叙伝みたいな

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    2024年03月06日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    伊集院さんは、スピーディーな笑いに知性あるワードセンスが隠されていていつも驚かされる。活字で読むとなおさら光って見える。伊集院だけに。(知性なし)

    さてと、カフカという偉人については名前しか知らず、柳田國男は民俗学者で自分に火をつけた人。神谷恵美子さんは、、知らなかった。このひどい有様。
    それでも面白く読めたのは、伊集院さんが絶妙な比喩やエピソードをあててくるおかげだろう。ひどい有様の私でも噛み砕き方がちょうど良い。セーフティネット。

    「(100分de名著の話で)アナウンサーだとそういうことは言えない。ボクなら無知をさらけ出せるんですよ」

    自分もそうありたい。未知との遭遇ならぬ、無知との

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    2024年02月09日