伊集院光のレビュー一覧

  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    解剖学者だからとか、芸人だからではない。二人の「世間との付き合い方」のズレが生み出すトークに熱中します。

    昨年発売日に購入して、久しぶりに再読した本です。
    バカの壁でベストセラー作家になった養老孟司さんと、毎週深夜ラジオでお世話になっている伊集院光さんの対談集。

    視点が絶妙な人と、話が面白い人が対話したら、、、とても面白いのではないか?と期待していましたが、思ったとおりでした。熱中できる楽しさです。


    この本になぜ熱中できたか。楽しさの理由は、作中の言葉を借りれば「世間の内と外」両方を意識した言い回しをしているからです。

    どういうことか。例えば、養老さんが解剖学について終始話していたら

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    2021年10月17日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    百分で名著に伊集院光が出ていて、頭のいい方だと思い、養老先生との対談本を手にしました。なかなか面白かったです!

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    2021年09月10日
  • 名著の話 芭蕉も僕も盛っている

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    今作では、松尾芭蕉「おくのほそ道」、デフォー「ペストの記憶」、コローディ「ピノッキオの冒険」について、それぞれ、長谷川櫂、武田将明、和田忠彦と伊集院とが語り合う。

    ラジオの影響でピノッキオは読んでいたが、他は未読。俳句は全く分からないので期待していたが、少し魅力がわかったような気もする一方で、「これは凄い!」という感受性は自分にはやはりないのだとも実感した。

    シリーズの続編と文庫化希望!

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    2025年07月16日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    いやはや面白かった。この本の主題ではないのだけど、伊集院さんの繊細で努力家で心をいろんなことに尽くしていることをあらためて感じる内容で、好きだなぁと感じます笑。全てに論理武装しないと不安な気持ちもなんだかわかる。世間と会対峙するのって本当疲れるけれど、俯瞰でその存在を分かりながら物事の価値は決められる人間になりたいものだなぁと思いました。何か得られる本というよりは、面白い視点や考えを持つ人たちの面白いお話として楽しめた本

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    2025年07月06日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    共感した部分は、
    「都会と田舎、軸を二つつくったほうがいい」

    今いるところから外れて真逆のとろこに行く。はずれたところが違うと思ったら戻る。戻るときには以前と違うものが見える。

    なんかね。わかる気がします。
    私、北海道の田舎がイヤで、大学から関東に来ました。でも、なんか競争社会。子どもを育てていても。子育てしっかりしなきゃ!と、見えないプレッシャーを感じていました。
    子どもが小さい頃、小学生くらいまでは、1か月くらい実家に帰省していました。両親がいたから、なんとなく、子どもを見てくれて、私はのんびり出来ました。田舎で、だらだら、ぼーっと暮らす。リフレッシュ出来ました。料理や家事はするんです

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    2024年12月17日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    解剖学者の養老孟司氏と元落語家の伊集院光氏の世間とのズレをテーマにした対談を元にした本。
    お二人の世間との独特の向き合い方・距離のとり方、かつ両者の世間とのズレに対する視線はある意味逆向きというのが面白い。視点の持ち方次第で、同じもの・ことも見え方が変わる。○でも✕でもない△的な見方で、人生を楽にするヒントとなる1冊。

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    2024年05月12日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    ネタバレ

    カフカ推しの方と出会ったのもあり、100分で名著が好きなのもあり、思わず手に取った一冊。

    「変身」の虫は「人間にとって有益でない動物」というのが目から鱗。それを知るだけで見え方が変わるし、これは過去の私だとも思う。翻訳の難しさ、意図していない脚色も最近感じていたことなのでタイムリー。
    これはカフカにハマるのも分かるし、今回の知識を踏まえて一度読んでみたい。
    この時の100分で名著見たいな。

    改めて伊集院さんは本当に頭のいい人だと思う。
    ご本人は無知を晒して〜と仰るけど、伝わりやすい言葉を選ぶのが上手で、スピードが速くて羨ましい。
    こうして理解が深まったのも伊集院さんのその能力の高さだと思う

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    2024年02月04日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    文学を解釈するってどうしてもあまり好きではないのですが(みんなそれぞれでいいじゃんと感じてしまう…)、
    文中、伊集院さんが語られた以下の言葉に共感。

    『ちゃんと無知をさらけ出してよかった』
    『今は、正解探しの風潮が強すぎて、「こう考えるのも面白いよね」という楽しみ方が制限されてきちゃってる気がします。』

    そういう意味ではこういう「100分de名著」のような番組やこうしたスピンオフ対談本には意義があると思う。

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    2024年01月28日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    よく養老孟司のYouTube動画をみているが、頭のいい人って押し付けがましい人が多い印象だが、この人はゆるくて、どこか楽天的な雰囲気があっていい 世間とズレてるからって気後れせず、かといってエラぶりもせずにいたいとおもう

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    2024年01月22日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ネタバレ

    ⚫︎受け取ったメッセージ

    秩序と無秩序、人工物と自然、脳と身体、好きなことと嫌いなこと
    二軸のバランスは同等に大切。そこに存在するのだから。

    養老氏は言う。

    「大丈夫です。どうせ死ぬんだからさ。思い詰めないこと。」


    ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 
    世間からはじき出されないことを願う理論派・伊集院光と、最初から世間からはみ出している理論超越派・養老孟司。博覧強記でゲーム好きという共通点がある二人が、世間との折り合いのつけ方を探ります。
    見た目が大きくて、子どものころから同級生との違いをひしひしと感じ、「世間からはじきだされることがこわかった」という伊集院さんは、不登校になった理由や落

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    2024年01月01日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    うん、言いたいことはよくわかる、説明が難しいけど。普通ってなぁにってことかな。世間とズレていてもいいってことかな。ただズレていることを自覚することは必要かなと思う。

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    2023年12月22日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    伊集院光が番組で紹介されたうちの3冊を選び、紹介者と対話形式で進む本の1冊目。
    基本となりそうな3冊。
    特に気になったのが遠野物語の、学問か文学かの揺れ動き方。と口伝の物語のでき方。
    ある閉ざされたグループ、ここでは村の中での、格差によって物語は生まれるという。
    みんな知っているが公に口にしてはいけない、小声で囁き合ううちに、いつのまにか物語になり、道徳や背景などが書き込まれてその地域の物語になってしまう。まるで学問の文学の揺れ動き方によく似ていて、そういう意味ではこの作品が紹介されたのが嬉しい。

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    2023年11月14日
  • 名著の話 芭蕉も僕も盛っている

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    100de名著で取り上げられた本を、伊集院光と紹介者とが対話形式で読み解いていく本。
    本の紹介というよりも、本のこの部分を語り合うと言った方が正しい気がする。
    ラジオでのトークを聞いて読む。
    一番気になっていたキノッピオがやはり好き。
    童話作家としてのしっかりとした下地と風刺作家として見方、突き付け方が、道徳的ではないけれどちょっと立ち止まらせる内容になっている。
    借金を返すために鬱憤を反映させた前半、請われて自分が反映しだした後半。
    善人も悪人もおらず、勧善懲悪でもなく、言い訳も語らせない。そこが好き。

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    2023年11月12日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    伊集院光と養老孟司の二人による対談集です。二人は、どちらも世間からズレていると自認しており、そのズレをどのように受け入れ、生きていくかについて語り合います。

    間とズレてしまう理由や、ズレを受け入れるための方法など、さまざまなテーマについて議論されています。例えば、伊集院は、世間とズレてしまう理由として、自分の興味や関心が世間の常識と異なることや、自分の価値観が世間の価値観と異なることを挙げています。また、養老は、ズレを受け入れるための方法として、世間の常識にこだわらず、自分の感覚を大切にすることを説いています。
    伊集院光と養老孟司は、どちらも知性とユーモアあふれる人です。二人の対話は、時に笑

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    2023年11月12日
  • 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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    ちょこちょこ視聴してる「100分で名著」。伊集院さんは番組で取り上げてる間は、取り上げてる本を読んでなくて、読み終わったら語りたくなって実現した番組出演者との対談集。

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    2023年09月14日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ズレといえばズレだろうけど、お二人の考え方を読んでいると、ズレていることもすんなり肯定できるのだろうなと思えた。人生をまだまだ楽しめる、ってヒントになりそうな一冊。

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    2023年08月09日
  • 名著の話 芭蕉も僕も盛っている

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    松尾芭蕉の『おくのほそ道』、デフォーの『ペストの記憶』、コッローディ『ピノッキオの冒険』の三作品について語る。「おくのほそ道」って、実は話をもっているところあるんだぁ、とか、ピノッキオ、人間になったあと、木の時の自分の体は動かなくなって転がっていたんだとか、しらなかった話に妙に感心した。

     ただ、一番印象に残ったのは、伊集院光氏が師匠である三遊亭円楽の死後について語った話。おりあいをつけたつもりで、執筆活動ができず、なんかもやもやしたまま思いつきで石川県を訪れる。そこでみた松尾芭蕉の石碑の俳句に号泣し、その勢いで本書の原稿を書いたとか。喪のプロセスというのは、人それぞれたどらないと次へ進めな

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    2023年07月31日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    視野が狭くなっている状態での、世間とのズレは、自分の存在を過小評価してしまい、視野が広くなっている状態での世間とのズレは、貴重な価値観となり、強みへと変化する。その上で、養老さんが言っている、田舎と都会の二つの軸を持つ事は、世間とのズレが、人間にとって美しいものとなる。

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    2023年05月09日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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     養老孟司さんと伊集院光さんの対談本です。
     いつも聞いているピーター・バラカンさんのpodcastの番組で伊集院さんがゲスト出演したとき紹介していたので気になって手に取ってみました。
     昨今の新型コロナ禍に対する日本人の行動様式を語る際、“同調圧力”とか“世間”といった言葉を目にすることが多くなりましたね。そのわが国において隠然たる影響力を持つ“世間”との折り合いのつけ方を、まさに世間とのズレを自覚している養老さん伊集院さんのお二人が語り合った本です。

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    2023年01月05日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    家人が好きな養老孟司。伊集院光との組み合わせは意外な気もしたけれど、なかなか面白い対談になっている。主に喋ってるのは(収録されてるのは)
    伊集院光だ。見かけに寄らず(失礼)繊細な人だというのが、よくわかる。

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    2022年09月18日