伊集院光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊集院さんは、スピーディーな笑いに知性あるワードセンスが隠されていていつも驚かされる。活字で読むとなおさら光って見える。伊集院だけに。(知性なし)
さてと、カフカという偉人については名前しか知らず、柳田國男は民俗学者で自分に火をつけた人。神谷恵美子さんは、、知らなかった。このひどい有様。
それでも面白く読めたのは、伊集院さんが絶妙な比喩やエピソードをあててくるおかげだろう。ひどい有様の私でも噛み砕き方がちょうど良い。セーフティネット。
「(100分de名著の話で)アナウンサーだとそういうことは言えない。ボクなら無知をさらけ出せるんですよ」
自分もそうありたい。未知との遭遇ならぬ、無知との -
Posted by ブクログ
ネタバレ伊集院 『ピノッキオの冒険』を読んで、落語に近いなと感じたんです。
落語が描く江戸って、理屈の世の中じゃあない。現代に比べると、全然、デオドラント(脱臭)も整理整頓もされていない。憎み合っているのか仲がいいのかという境や、善人なのか悪人なのか境目がはっきりしない人たちが出てきます。たとえば、
「おい、くたばりぞこない、まだ生きてやがったか、しばらく鼻の頭見せねえから、ついにくたばったかと思ったよ、香典出すのが惜しいから、ボケたついでにしばらく死ぬのも忘れちまえ」
などと言う。こういう江戸っ子の温かみを含んだような口の悪さと、無知で間抜けな長屋の住人の与太郎が絡むと落語のリズムができあがるん -
Posted by ブクログ
戦争前後で、それまで習っていたことが全部間違っていました、となった。戦争を体験している人は、そういうガラガラポンが起こることを体験している。自分が積み上げたものが必ずしも100に到達するという思いがない。
何だって起こるし、完全になることはないってことか。
年は人間の意識で考えられたことに基づいて作られた場所。都会に住む現代人は、感覚を通して世界を受け入れない。意味があるものしか理解しようとしない。意味のないものを排除する。
思い詰めない。猫を見る。
幽霊はいる。いなきゃ言葉にならないから。頭の中にいる。
不便は半分楽しみなはずだと。便利にするのを世間が創造的だと思っているなら、趣味の