【感想・ネタバレ】次の角を曲がったら話そう ~伊集院光とらじおと自由律俳句の本~のレビュー

あらすじ

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伊集院光とらじおと放哉と山頭火との傑作選。

TBSラジオの平日午前中に放送されている人気番組「伊集院光とらじおと」。この番組の木曜限定の人気コーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」では、番組リスナーから投稿された、いわゆる自由律俳句をパーソナリティーの伊集院光さんと木曜パートナーの柴田理恵さんが紹介しています。本書では、番組で紹介された俳句の中から伊集院光氏と番組スタッフが厳選した傑作を番組発の句集として1冊にまとめます。俳句に対する伊集院さんや柴田さんの絶妙な解説や寸評を、まるで番組を聴いているかのように楽しめます。なお、本書のタイトルは、番組リスナーの投票によって選ばれた俳句です。
(底本 2021年11月発行作品)

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Posted by ブクログ

自由律俳句。
某自由律俳句で有名な方の作品を読んで
「あ、これ合わんやつ」
って思って避けてたジャンル。

だけど、この本の自由律俳句たちはすごく素直に読めて、共感できるものもあったりして。
どれも、思わず口をついて出たような、ぼーっとしてる時に思わず浮かんだような、とっさに出ちゃった一言のような、そんな言葉で、それがすごく心と頭に入ってくる。

どうしよう、どれも分かる。どれも好き。
パーソナリティの方たちのごくごく普通の感覚も良い。

ちなみにタイトルの「次の角を曲がったら…」を読んで。私は「何かを言いそびれている」って感じではなく本当にそのまんま「次の角を曲がったら話そう」って誰かが言うシーンが浮かぶ。
例えば、女子高生の帰りの通学路。同じ学校の子たちがバラバラと駅に向かって歩いている中、次の角を曲がって家まで徒歩で帰るのはこの2人だけ。何の話か分からないけど「ね、次の角曲がったらあのことを話そうよ」。

…みたいな。

これは長女と話しながら読んだら面白そうな本。
良い本を見つけられて嬉しい!

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

自由律俳句の本を初めて読んだけど、読むだけで情景が湧いてくる新しい世界を知ることができた。
出演者がそれぞれ解釈が異なっていることも書かれており、自分が感じたこととの違いもわかり、奥深さをさらに増しています。もっと読んでいたいと思わせる、極上の読書体験でした。

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2022年08月31日

Posted by ブクログ

いろんな読み方ができる自由律俳句。
3人の解釈も面白い。

ラジオで知って楽天ブックスで買ってしまった。

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2021年12月17日

Posted by ブクログ

ただの日常。大切なとき。

本当に、ルールなんてない自由な俳句と、想像。
こういうの好き。なんにも縛られない、自由。

聞き手の自由な解釈に、あなたはそう感じたんだね、わたしはこう。直接は書き込めないから、付箋に託した。

わたしにも、作れるかな。些細な生活を大切にする為に。

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

毎週このコーナーを楽しく聴いていますが、人によっての解釈が近いものもあれば全然違うのもあって、自由律俳句、本当に面白い!
こうやって活字になったものを改めて読むのもまた違った楽しさがあっていいですね。
嗣永桃子さんの”犬の余命”の句に対する解釈は聴き逃していたので、この本で初めて知って衝撃でした。
その解釈の仕方は想像外だったけど、そこに羨ましさを覚えるのは自分が歳をとった証拠なんでしょうね…。
読み手の遠藤泰子さんのお話も興味深かったです。

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2021年12月28日

Posted by ブクログ

TBSラジオ「伊集院光とらじおと」毎週月曜 - 木曜 8:30 - 11:00、この本は木曜日のコーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」で、リスナーから投稿された自由律俳句の厳選集。(伊集院氏は次の角を曲がり、番組は終了するとの発表がありました。)
載っている自由律俳句には、放送当時の伊集院氏とパートナーやアシスタントとのトークも掲載されています。俳句と違って自由律俳句は、文字数の制限が非常にゆるく、何を詠んでもOKですが、少ない語数で如何に内容を詰め込むかが詠み人の腕の見せどころなのは俳句と同じ。タイトルの『次の角を曲がったら話そう』は、話しづらいことを思い切って話すきっかけをつかもうとしている様子ですが、これを少し掘り下げると、何回角を曲がっても次の角を曲がったら なのだ、という解釈も可能なわけです。そういう広がりがあるのが自由律俳句のおもしろさでしょうか。
まえがきに「二年前から、次の角を曲がったらと思っていることがある」と書いてあります。番組終了のアナウンスはありましたが、それとこれとは別のことなんでしょうか。あるいは、降板することはかなり前から決めていたということなのか。読者にはわからないままで終わりそうです。

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2022年01月12日

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