アベツカサのレビュー一覧
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そして物語は次のステージに
黄金郷編が終わり、小エピソードを幾つか挟み、次の話が見えてきたところで、次の巻!と、いいところで~!!!!!と絶叫したくなるけど、今回もさすがの構成。
まず、黄金郷編に限らずだけど、小さくて弱い人間と絶対的な魔族との対立があり、そこに長命の種族であるフリーレンがいるのだが、フリーレンは人間の気持ちを本当の意味で分かってこなかった。それは絶対的に魔族が人間と分かり合えないのとは同じでないにしろ、何かしら近いものがあった。ただ、フリーレンは人を知ろうとした。勇者ヒンメルとの旅が終わった後に、始まった後悔という旅。黄金郷でも、弱い人間が必死で足掻く姿、そしてそれを信じるフリーレンの姿は本当に胸アツで -
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淡々とした雰囲気が好き
面白かったです。
フリーレンの感情が平坦という設定のためか、かなりの事件が起きても淡々と物語が進むのでゆったりとした気持ちで読めます。
寿命が長いから、「たったの十年」と言うけれど、パーティの皆を好きだったのが伝わってきてやさしい気持ちになりました。 -
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過酷さが増す追憶の旅
フリーレン達の旅はついに北部高原へ。旅の中で廃村を襲った魔族の討伐依頼を受け、そこで一級魔法使いのゲナウ・メトーデと再会。フェルン・シュタルクとともに魔族の残党を葬り去ります。この戦いはv.s七崩賢アウラ以来の厳しい戦い。シュタルク&ゲナウのパーティーは互いに初対面ながらも息の合ったコンビプレーで、これまでフェルンの陰に隠れ出番が少なかったシュタルクの着実な成長ぶりを感じられました。戦いが終わりメトーデがパーティーの僧侶役を申し出ますが、フリーレンは"パーティーの僧侶の席はまだ空けておく"と申し出を断ります。当然その一席にはあのおっさん僧侶ザインが収まる訳で、彼の近いうちの