品川亮のレビュー一覧

  • 蜘蛛の巣の罠(下)

    Posted by ブクログ

    ヨーナシリーズ。
    警察高官がどんどん殺される。しかも残虐極まりないやり方で。ユレックの洗脳を受けた者の仕業か、それにしてもサーガの無謀さに最後迄ハラハラさせられた。凄く疲れて読み終えた。

    0
    2025年04月22日
  • 蜘蛛の巣の罠(下)

    Posted by ブクログ

    ラーシュ・ケプレル『蜘蛛の巣の罠 下』扶桑社ミステリー。

    ヨーナ・リンナ警部シリーズ。ハヤカワから扶桑社に刊行元が変わったが、扶桑社ミステリーが月に3、4作を刊行していた全盛期の頃を思い出すようなテイストのシリーズである。

    前作『鏡の男』の衝撃のラストからの続き。ヨーナ・リンナによりとどめを刺されたユレック・ヴァルテルで物語を引っ張り続ける感が強い。

    連続殺人犯のユレックに関わったことで精神を歪められたマーラ・マカロフによる残忍な犯行は止まらないという恐ろしい設定。犯人のマーラ・マカロフの犯行動機と超人的な肉体能力が最後まで腑に落ちなかった。


    ヨーナたち警察が追う連続殺人犯『捕食者』

    0
    2024年03月10日
  • 蜘蛛の巣の罠(上)

    Posted by ブクログ

    ラーシュ・ケプレル『蜘蛛の巣の罠 上』扶桑社ミステリー。

    ヨーナ・リンナ警部シリーズ。

    前作『鏡の男』の衝撃のラストからの続き。ユレック・ヴァルテルで随分と物語を引っ張るものだ。連続殺人事件の犯人はユレックの模倣犯なのか、それともユレックの信奉者なのか。相変わらず、不気味な事件が描かれる。


    シリアル・キラー『サンドマン』ことユレック・ヴァルテルとの闘いに終止符を打ったヨーナ・リンナとサーガ・パウエルだったが、心に深い傷を負い、療養するサーガの元に絵葉書が届く。差出人の署名はユレック・ヴァルテルのアナグラムで、ヨーナへの脅迫と9人の連続殺人を仄めかす内容だった。

    それから3年後、国家警

    0
    2024年03月09日
  • 鏡の男 (下)

    Posted by ブクログ

    気がつけば今回ヨーナは孤軍奮闘だった。ノーレン、エリック以外かつての仲間・家族は周りにおらず、本筋からはちょっと離れた番外編的な話だったのかな。事件解決に執着するヨーナはかっこいいがちょっと常軌を逸してきたな。

    0
    2023年10月29日
  • 墓から蘇った男(下)

    Posted by ブクログ

    壮絶。爽快感は ...ないですね。訳者あとがきにもありましたが、ヘトヘトになりました。残りページ数から話の展開が全く分からず祈りながら(?)読みました。

    0
    2023年08月19日
  • 鏡の男 (上)

    Posted by ブクログ

    ある雨の朝、ストックホルムの公園でジャングルジムに吊された少女が発見された。現場に駆けつけた国家警察刑事ヨーナ・リンナは遺体を一目見て驚愕する。彼女は五年前の誘拐事件で行方不明となった被害者だった……。警察は監視カメラの映像から、現場近くで犬を連れていた男の逮捕に踏み切る。強引な取調べがおこなわれるが、その男・マルティンは精神病を抱えていて供述は要領を得ない。だが、警察内で唯一マルティンを目撃者だとみなすヨーナがエリック・マリア・バルクのもとで催眠療法を試みると、途端に彼は饒舌になりある名を口にする──。

    シリーズ第8作。
    「正しいのは私でしたね」ヨーナのセリフと久しぶりに出会ったような気が

    0
    2023年06月08日
  • 墓から蘇った男(下)

    Posted by ブクログ

    あまりに多くの方がなくなっていくので、シリアルキラーのモンスター感が返って薄れ、薄味になったのでは。こんなにすぐに辿りつけるもんですかね。そして老人のよう、って表現なのにあまりに万能すぎて、引くレベルです。それなのにちょっとあっけない。冗長な描写もあり、かなり満腹気味。

    0
    2022年05月30日
  • 墓から蘇った男(上)

    Posted by ブクログ

    久しぶりのこの感覚!超人?と言わざるを得ないようなスーパーサイコパスシリアルキラーの登場に、北欧ミステリーの真髄を見ました。とことんやってくれます。途中、誉田哲也氏の作品で見たようなグロ描写が出てきて打ち震えましたね←病気。これ、結末来るの?と思いつつ上巻終了。

    0
    2022年05月29日
  • 美しい純喫茶の写真集

    Posted by ブクログ

    写真集と謳っているだけあり、すべての店をフルカラーで見られる。こじんまりと古びた雰囲気で気づかず通り過ぎそうな外観。扉を開ければ、奥には細部まで店主のこだわりを感じる美しい空間が広がっており、外観と内観のギャップに驚かされる店が多かった。実際に足を運ぶなら、私はダークブラウンを基調とする落ち着いた雰囲気の店を好むが、写真として見る分にはどれも素敵。ひと口に純喫茶といっても雰囲気が様々で楽しい。

    0
    2022年04月25日
  • 墓から蘇った男(下)

    Posted by ブクログ

    その怪物は、ひとの人生を破壊し、犠牲者からすべてを奪った。その魔の手はヨーナに及んだ。ヨーナは、妻スンミと娘のルーミを守るため彼らが亡くなったと見せかけ、高い代償を払った。一方、怪物の捜査に覆面捜査官として携わった公安警察の警部サーガは、父と和解し、腹違いでダウン症の妹ペレリーナに愛情を注いでいた。そんな矢先、パトロール中のヨーナに、国家警察長官カルロスから、ドイツ連邦刑事庁の警部が連続レイプ魔の死亡事件について大至急連絡を取りたがっていると電話が入る――二人の軛は断ち切れるのか?

    読後、叫びたくなります。間違いなく。

    0
    2022年03月08日
  • 墓から蘇った男(上)

    Posted by ブクログ

    オスロの集合住宅の住民から悪臭の苦情が寄せられ、警官が向かった先には、腐敗が進行し、腹部を膨張させ両足の開いた男の死体があった。一地方警察官として勤務し、数週間後に警察庁の警部に復職することになっているヨーナのもとに、色を失った監察医ノーレンが訪れる。死んだ男の冷凍庫には多数の切断された人体のパーツがあり、その中に亡くなったヨーナの妻スンマの頭蓋骨があったというのだ。スンマの墓が荒らされたことにショックを受けるヨーナは、かつて対峙した怪物の狂気に満ちた記憶を蘇らせる……。

    シリーズ第7作。版元が変わって、次々と翻訳が出るのは、本当にありがたい。凄惨な描写を振り払うかのような物語の推進力は健在

    0
    2022年03月07日
  • 美しい純喫茶の写真集

    Posted by ブクログ

    写真集の感想ではないですが、
    熱海の「サンバード」が
    特に魅力的だと思いました。
    海を眺められる純喫茶って素敵...!

    0
    2022年03月15日
  • スティーグ・ラーソン最後の事件

    Posted by ブクログ

    ミレニアムの著者が残した1986年のスウェーデン首相の暗殺事件に関する調査資料をもとに著者がその真相に迫る。異なる2人の仮説、スウェーデンの極右主義、南アフリカアパルトヘイト問題等々。

    ミレニアムは小説ではあるが、著者が身を置いていた極右勢力に対するジャーナリストという立場をそのまま活かしたものだと理解できる。

    ノンフィクションではあるが、良質のミステリ。

    0
    2021年10月20日
  • スティーグ・ラーソン最後の事件

    Posted by ブクログ

    ヤン・ストックラーサ『スティーグ・ラーソン最後の事件』ハーパーBOOKS。

    死ぬほど面白い大傑作『ミレニアム』三部作の著者で知られるスティーグ・ラーソンが生涯をかけて調査し続けた1986年のスウェーデン首相暗殺事件の未公開アーカイブをベースにしたノンフィクション。

    自分自身、1986年に起きたスウェーデンのオーロフ・バルメ首相の暗殺事件は全く知らなかった。というよりもスウェーデンという国自体を余り知らず、ヘニング・マンケルの『クルト・ヴァランダー警部』シリーズやスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作などの傑作北欧ミステリーがその風土や文化を知る切っ掛けとなったのだ。

    スティーグ・ラー

    0
    2020年07月18日
  • 蜘蛛の巣の罠(上)

    Posted by ブクログ

    ヨーナ・リンナシリーズ。前回宿敵のユレックを倒したとばかり思っていたが、今回は、彼を上回る残虐な方法で警察上級職の者が殺され、犯行の前にそれを示唆する小包がサーガの元に届く。犯人はユレックの信奉者なのか、兎に角犯行が残虐なので少し気持ちは萎えた。

    0
    2025年04月05日
  • 蜘蛛の巣の罠(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主要人物的な人たちがあっという間に死んでいったな。まさかユレックからの新たな殺人犯が現れるとは。けどマーラも捕まったし…次はどうなるんだろ??

    0
    2024年08月31日
  • 美しい純喫茶の写真集

    Posted by ブクログ

    昭和遺産、その通り。なかなか一見では入りづらいような喫茶店。味わい深いとも言える。近所にもあって、気になってはいるけれど、なかなか行くことのない喫茶店があるなあ、と読んで思った。

    0
    2024年03月07日
  • 墓から蘇った男(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ユレックは今度こそ死んだ。サーガも?助かるのかな?
    手首切ったの病院だしな…
    今度はビーバーがヨーナを狙うの??
    どーなるのー??

    0
    2023年10月27日
  • アウシュヴィッツを描いた少年 僕は銃と鉄条網に囲まれて育った

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中ドイツの沿岸の町で医師の父親と母親のもと、のびのびとした子ども時代を暮らしていたトーマスだったが、ヒトラーの台頭とともに母親と祖父母の暮らすベルリンへ移った。父親はイギリスへ渡り二人を呼び寄せる手続きをすることになる。しかし、やがてベルリンのユダヤ人はすべてナチスに捕まり、トーマスと母親はアウシュビッツへと送られる。13歳で母親とも離され過酷な収容所を生き抜いたトーマスの記録。いくつかの収容所を移動させられるも、連合軍による解放の日までを生き抜く。解放後しばらく自治区となっていた収容所で、自分たちの体験を記録しておこうと絵を描いた。
    スイスでの療養を経て、16歳でイギリスの父親

    0
    2023年08月29日
  • 鏡の男 (下)

    Posted by ブクログ

    さすがに今回は、先が読めてしまった。それでも結末まで目が離せません。
    さらっとした描写だが、もしも映像化したら、R18+は確実でしょう。

    0
    2023年06月14日