夏目レモンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ廃妃シリーズ2作目。
離宮に戻り心穏やかに暮らそうとしていた美凰は、
天凱の妃たちが懐妊し6日で黒い石を産んだことで、
後宮に呼び戻される。
天凱は発生した蝗の害を鎮めるため、
地方へ行かなければならず、
代理を務める異母兄の白遠は敵なのか味方なのか、善人なのか悪人なのか…。
母も母の親族という後ろ盾をなくし、
後宮の中だというのに貧しく生きていた白遠の笛の音に気づき、
おばの凶后にとりなしたのは美凰だった。
その美凰に複雑な思いと抱く白遠、と相変わらずどろどろしている。
さらには、
黒い石の正体は、凶后のそばに仕えた双子、
実のところの明器(使い魔)が体を取り戻そうとするものだったが、 -
購入済み
大きな謎を残して...
前回 これまで起こった事件の解決や黒幕が一掃され、まるで後日談のような出だしだったのに、最後に大きな謎を残して終わりとなり、早くも続編が待ち遠しい。
桃花の祖父って何者? -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の6歳らしからぬ会話に違和感はあったが、タネが割れてみると納得した部分もあり。
他にも何故あの場に退魔師がいたのかも、今から考えていると既に伏線は張られていたのだなと驚く。
千年を生きる魔物と契約をし、彼の力を退魔師として使う元王女のエマ。
目的は、消えてしまった妹を探すため。
傷を負うことなく魔を祓う聖女として担ぎ上げられている彼女だが、彼クロエに大部分の魔力を常に食われているため虚弱体質。
男性っぽい喋りをするくせに、下手すると何日も寝込んでいるようなキャラで、そのギャップが愛おしかった。
一方のクロエ。
エマのことを甘やかしているようで、言うことは聞かなかったりする。
それでいて -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻での終わりから気になりすぎて全巻買ってしまいました。
今までの伏線や前巻でのあの不穏な終わりの解決編でした。
上手く言えないですが、自分のやりたいことを信念を持ってやっている方はかっこいいなと素直に思えました。
人は亡くなっても人。ただ呼吸や心臓が止まっているだけ。それだけで忌み嫌われるのは昔から変わらないのだろうなと。
今まで解決してきたり、助けてきた方々の力で桃花が延明の所にたどり着く展開はうるうると来てしまいました。
最後の終わり方的にこれで終わりな気もしますし、まだまだ続きそうな気もして…個人的には大好きなシリーズなので続いて欲しいです。