あらすじ
死王の騒動から始まった大陰謀の真相がついに明らかになり、後宮は一時の平穏を取り戻したに思えた。
死線をくぐり、強い信頼の絆で結ばれた延明(えんめい)と桃花(とうか)は、後宮で正しい検屍の姿を実現していきたいという思いを共にする。
桃花は三の君・蒼(そう)皇子の侍女となりつつ、裏では延明の検屍官として、引き続き後宮の不審な死の解明に協力していくことに。
だが、過去のある因縁が2人に暗い影を落とし……?
大人気の中華後宮×検屍ミステリ、待望の新章開幕!
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全裸の女の屍体が発見される
堆肥の中に埋められていたので腐敗がひどい。
茹でちゃうんですね!
骨だけにして検死する。
ほおー!
小宦官万寿の遺体も堆肥の中から発見される。
この間 桃花と才里は 亡き梅しょうよの残した皇子 蒼皇子の女官になる。
蒼皇子は 不安で荒れていた。
そして才里を覚えていた。
才里は おかずを投げたりする皇子をしかる。
蒼皇子は やっと心を許せる女官 才里と桃花を得る。
延明と桃花がくつろいで話しをしているとき 延明が桃花に検死を教えた祖父の名を聞く。
羊角慈 その名前には なにかあるらしい。
次が楽しみです。
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新章スタート。
延明が過去の自分を見つめながら冤罪を無くそうと検死と向き合ってる姿に心打たれる。桃花ともいいバディになり、お互いとても信頼し合っている。…のに暗い過去がまた2人を…
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最近は息の詰まる長編だったので、各話(多少伏線は持ち越すとしても)一応決着がつくスタイルが懐かしくも嬉しかった。
ただ以前とは人物の関係性が変わっているため、初期のスタイルに戻ったことで、その変化がより際立った気がする。
例えば、桃花と延明の関係性とか。
例えば、桃花と才里の関係性など。
ちょっとしたことや会話から進展性が見えて、そこもまた嬉しかったところ。
嬉しかっただけに、最後の展開には冷や汗が。
今回も最後に爆弾が……!
まさか桃花の祖父が地雷になろうとは。
「対食」について語れるくらいになった桃花と延明の仲が拗れるきっかけになりそうで今から不安で仕方がない。
ただでさえ、桃花の配置換えで別の敵が出てきたところだったのに、不安要素が増えてしまった。
事件の方は、一応単発もの。
殺人事件がまさかの。
変死体の死因はまさかの。
そして、最後のバラバラ腐乱死体事件はこれまでの伏線を回収しての展開。
検死方法も興味深いものも出てきて(とは言え、あの場にいたくはない)不謹慎かもだが、読んでいて凄くワクワクできた。
次も本当に楽しみなのだが、前述の不安要素が怖い……でも楽しみに待ちます。
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幕間な感じから不穏な新章始まり
相変わらずな二人の関係がすごく好きです
そして今巻はなんと言っても才里姐さん!
なんて深慮遠謀な女性だったんだろうと感動してしまいました
桃花の側にずっと居て欲しい人です
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前巻がどきどきはらはらの内容だったので、とりあえす小休止的な展開を勝手に期待していたが、そんなわけはなかった。
最後が不穏すぎて、もう次巻が待ち遠しい。
大きな謎を残して...
前回 これまで起こった事件の解決や黒幕が一掃され、まるで後日談のような出だしだったのに、最後に大きな謎を残して終わりとなり、早くも続編が待ち遠しい。
桃花の祖父って何者?
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5巻も今まで同様楽しく読めました。
1〜4巻のような大事件!という感じではありませんでしたが、たまにはこういう巻もいいなと思いますね。
桃花と延明のやりとりにほっこりしてたら、最後とんでもない事実が…作者が爆弾を落として行きましたね笑(なんか3巻の終わりにもこんなことがあったようなw)
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前巻までで最初からずっと続いていた大きな事件が幕を下ろし、この巻から新章開幕、という感じなんですかね。
掖庭官の延明と検屍女官の桃花。
前回の事件を乗り越え、更に絆が強くなったふたりの前にはやっぱり次から次へと死因不明の死体が現れる。
最初の頃こそ延明と桃花だけだった死体の検屍場面も最近は賑やかになってきたなぁという感じ。
個人的には扁若がかなり好きになってきてます、初登場の時は「なんだコイツむかつくな」くらいの感じだったんだけどここに来て株が上がり始めてるよ、延明ボヤボヤしてたら本当に負けちゃうぞ!
そんな延明も検屍のスキルが上がり始めてて驚きなのですが、やはり人間本気で学ぶ気があれば技術は身につくものなのでしょうか。
今回はちょっと色々ときつい死体の描写もあったんですけど、桃花の隣に立っていられるだけでも凄いと思う。
そして食事のシーンの食べ物描写が本当に美味しそうで美味しそうで……。
そんなそんなで味方が徐々に増えてきている感もあるのだけれど、一難去ってまた一難と言うか、彼らの前に立ち塞がりそうな新たな登場人物の姿も。
今回は挨拶程度の登場だったけどあれは絶対に今後も絡むやつ……だよなぁ。
更に最後の最後に明かされる衝撃の真実に今後のふたりの関係まで不安になってしまうのですが……え、大丈夫だよね?延明と桃花はズッ友だよね?
かなり話が大きく動いたので驚きつつ、今回もどっかに伏線がはってあるのかな?なんて楽しみにしつつ次の巻をすぐに読んでしまうか少し置くか考え中。
Posted by ブクログ
前回で一区切りついたので、後宮の陰謀よりも下層が舞台で延明の真面目な仕事っぷりがよく伝わってきました。
展開は同じような感じですが、1話目はともかく2、3話目はずいぶん身勝手な気がします。そして、もっと全体的に待遇を良くすればいい人材に恵まれるのではと思ってしまいます。
最後は不穏な感じで終わりましたが、この2人なら感情的に仲違いはしないだろうし、どのように解決していくのか楽しみです。
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ラストが何か不穏なまま続く、っ手感じで早速続きが気になった。
桃花と千里の友情が尊い…。
延明と桃花の関係も、どうなっていくか気になるところ。
Posted by ブクログ
相変わらず一寸先は闇の世界観。
どんな高貴な恵まれた人であっても、後宮という場所ではたちまち地獄送りになるのが恐ろしい。
桃花と延明のちょっとした美味しいものを二人で食べるシーンが好きだが、同時にきちんと消化もできない粟や稗でさえ奪い合ったり盗んだりする人たちが同じ後宮にもいるのかと思うと、ほのぼのと見つめることが出来なくてなんだか複雑な気持ちになる。
後宮を舞台にしている以上仕方のないことだけれども、世界観がリアルになるほど闇の部分も濃くなるのがつらいところだ。