【感想・ネタバレ】後宮の検屍女官2のレビュー

あらすじ

後宮を揺るがした死王の事件からひと月半。解決に一役買った美貌の宦官・延明(えんめい)は、後宮内の要職である掖廷令(えきていれい)に任ぜられる。
だがその矢先、掖廷獄で大火災が発生。さらに延焼した玉堂の中から首を吊ったとみられる妃嬪と、刃物をつき立てられた宦官の遺体が見つかった。
宦官に恋慕した妃嬪による無理心中と思われたが――?
延明は、検屍となると唯一覚醒するぐうたら女官・桃花(とうか)と再び事件に向かう。

発売直後から大反響&重版続々!
話題沸騰の中華後宮×検屍ミステリ、待望の第2弾!!

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Posted by ブクログ

謎が解けたと思ったら新しい謎が出る。複数の事件が次々と起きて一連の事件かと思わせておきながら繋がっていなかったとして処理された後、しばらくして本当は繋がっていたりと読んでいて翻弄された。記憶を辿りながら読み進めるのは得意じゃないけど、楽しかった

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2025年07月10日

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ネタバレ

後宮の検屍女官シリーズの2巻目。
前作がとても面白かったので読破しました。

桃花と延明のなんともいえない関係が個人的には好みです。

聞きなれない言葉が多く、少々情景が思い浮かばないこともありましたが、概ね楽しく読めました。

トリックの部分は2転3転して理解が追いつかない部分も( ˊᵕˋ ;)
結末がわかっている状態で読むのもなかなか面白いものだと思います。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻目も面白かった。
検死の知識めっちゃ増える(笑)
延明と桃花がじれったくて、だがそこがいい!
新しいキャラも出てきたし、続きが楽しみです。

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2023年01月27日

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後宮モノでここまで宦官の存在が貶められている作品も珍しい。女官が掃いて捨てるほどいる、というのは他の作品でもよくみられるが宦官など簡単に補充できる、は男の身からすると色々と縮み上がる恐怖感がある。
どことなく宦官に抱いていた大事な物を失っても仕える、権力を求めるといったイメージがいい意味で崩れる作品だ。

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2022年12月11日

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ネタバレ

前作よりもしっかりミステリしていて、読んでいてとても楽しかったです。一応解決したけれど、続きが気になる終わり方でソワソワします。笑

今回はかなり切ないお話で、胸が痛かったです。やっぱり愛と憎しみは表裏一体だなと。愛したがゆえの殺人。フィクションと分かっていても、実際にこんなことがあったのでは…と少し考えたくなるリアルさでした。昔も今も人って同じことで悩み、同じことで苦しんであまり変わらないのですね。

途中途中で延明様と桃花の会話が癒しでしかなかったです!前作よりも気軽に会える立場に桃花がいるからか、延明様わりとガツガツ来てて笑いました。桃花は相変わらずの塩対応でしたが、少しずつ距離が近づいていくのがたまらない(*ˊᗜˋ*)♡

黒幕は次作に続くようなので、続きが読めるのが楽しみです。

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2022年06月02日

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ネタバレ

 今回は一見すると短編のようで、最後につながる長編でしたね。
 
 ミステリとしても検視官のお仕事小説としてもとても楽しいです。時代背景などもしっかりと調べられていて、それだけでも大満足です。

 面白かった。続きをお待ちしています。

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2021年11月21日

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ネタバレ

延明との腐れ縁も、桃花のぐうたらも、どちらも続くよどこまでもな2巻。
桃花が安定の桃花で安心。
延明の一方通行ぶりが、同情を誘う。

今回も次から次へと殺人事件が起き、実はそれらの事件は裏で一繋ぎになっており、最終的には最初の事件へと戻ってくるという循環型。
最後に振り出しに戻ったのには非常に驚かされた。
しかも、最初に戻ったかと思いきや、もっと大きな謎があぶりだされたという。
この手のミステリは一方通行、先へどんどん進んで謎がまた謎を呼ぶという構成が多いと思うが、この2巻は螺旋のように渦を巻いて、元の位置に戻る。
かに見せかけて、一段階上の階層の謎に入っていくという変わった構成である。
1巻とはまた違った構成で、そこもまた面白かった。

最初の事件に戻ったが、そこで炙り出されたより大きな謎は次へ持ち越された状態。
つまり、これは3巻もあるということだろう。
楽しみだ。

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2022年01月22日

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2巻目にして話が大きく動き出した感がありますね。


前回色々な事件を解決していく中で お互いの環境は変わったものの何やかんやでコンビっぽくなってきてる延明と桃花達。
そこにまたも謎の事件が起こり、本当の死因を解明する為に延明は桃花に検屍を依頼する。
話としては前回と同じなんだけど今回からは少しずつそれぞれの話が繋がり始めている感じが出てきましたね。一番最初に起こった大事件に繋がりそうな話題が最後にチラッと仄めかされたりとか。今後はこれがもっと大事件に繋がるのか、それとも別の何かがまた起きるのか楽しみなところです。


それにしてもいつの時代も人は愛という目に見えないものに振り回されるものなのだなぁとこの話を読む度に思います。いや、後宮という場所が場所なのもあるけれども。そして宦官という特殊な立場がそうさせる部分もあるのだろうけれども。何だろう、哀しい話が多いよね……そして古代の法律は容赦ないよねとも思います。


今回の話では桃花や延明の過去なんかも少しずつ明らかになってきているのでそちらも楽しみにしているのですが。
延明、多分最初は「おもしれー女」くらいに思ってたはずの桃花にかなり惹かれ始めてるよね?「いい人が〜」ってくだりで狼狽えたり「今褒めましたよね?」って確認しちゃったりとかちょっと余裕ない感じあるよね?
あと夜光杯が分からなかったので検索したんですけどいやめちゃくちゃ綺麗じゃない???そりゃあ流石の桃花もあれ出されたら「さすがに上等すぎる」って言うよ。
色んな意味で延明凄いわ。

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2024年07月01日

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シリーズ2作目
事件の真相が二転三転していくが、限られた中での検死、真相が見えると面白い。
またまだ真相は次巻へ

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2024年06月23日

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一巻ごとに完結と思いきや繋がりがあるミステリーです。とはいえ、何とも言えない桃花と延命の距離感にほのぼのとしながら、

シリーズ通して読み進めてます

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2024年02月23日

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シリーズ第2弾。
「掻き傷」「玉堂」「愛のため」の3篇。
前作で暴室送りとなった友人:才里の為に、わざと罪を犯し
苔打ち刑を受けた桃花は、妃嬪の再検屍を条件に才里を
暴室から出すことを延命に了解させた。

延命は、後宮内の掖廷令に任じられるが、その直後
掖廷獄で火災が発生し、延焼した玉堂で妃嬪と
官の遺体が発見され、無理心中とされたが・・・?

祖父から学んだ検屍「無冤術」によって
謎を解決していく検屍ミステリともいえます。
時代背景や当時の風習や制度、検屍の作法等、後宮や
宦官の残酷な面や心情描写が丁寧に描かれていて
その情報量が凄くて重いです。

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2023年04月16日

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1巻を読んだ時に、架空の国、時代設定とはいえ、中国の清の時代をモデルにしているのは推察できます。あまりにリアルな検死の様子は、何の資料をもとにして書いているのかと気になっていました。
1巻にはなかった参考文献が2巻には明記されていました‼️
『中国人の死体観察学「洗冕集録」の世界』他7冊。
こちらも気になります。

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2023年01月14日

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再度『薬屋・・・』類似の仮想中華ファンタジー.第2巻にも手を出してしまった.ということは,私にとって面白く読めるということである.「検屍」という普通ではない仕事に興味がある女官が主人公だが,宮廷の権力争いも絡んで複雑な人間模様が描かれている.白馬の王子役が宦官なので,どうなることか,,,

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2022年10月22日

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中華風の後宮での検屍官の孫の女官・桃花と高級宦官の延明が主人公。今のような現代的技術が発揮されるわけではないが、結構本格的な検視が行われる。首吊り死や無理心中の真相が二転三転するのが面白い。最初に出てくる火事にもどうも裏がありそうだというところで次巻へ。主人公二人の行く末も気になる処だ。

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2022年09月12日

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中華ファンタジーにどハマりして読んでみた。見た目や家柄で全てを判断される時代だからこそ、先入観のない検死の大切さが伝わってきた。面白かった。

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2022年06月30日

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前作よりミステリ感や2人のバディ感があり読みやすかったです。
しかし、城という名の地獄だなぁと思います。

自殺or他殺が二転三転していく様子が、どんどん引き込まれていきました。

延明の冤罪の詳細、桃花の過去など少しずつお互いの素性が明かされてきました。今回の事件はひとまず幕を下ろしていますが、まだ不穏な気配は残っているので、続きが楽しみです。

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2022年06月05日

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ネタバレ

ふたりのコンビも微妙な距離感も詰まってきた後宮検死ミステリ第二弾。
もはや新しく出てきた人物がみんな怪しく見えてきた。
そして今回は明確に次回へと続いている。
やがては巨大な陰謀へとたどり着くのだろうか。
桃花のぐうたらは一種の現実逃避でもあるのだろう。
大海の容疑は晴れたが、妹は連座されずに無事なのだろうか。無理そうだな…。

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2022年03月26日

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一巻よりも更に面白くなった気がする。
ミステリ要素も良いし、ストーリーがどこへ向かって行くのかわからないところが良い。

が、出てくる人出てくる人皆色々大変で、やっぱり後宮は碌なところではないと改めて思う。
閉鎖的な場所に不自然な形で押し込められたら動物なら共食いし、人間なら殺し合うのも当然か。
んな中で統率を執るために刑罰は残酷なものにエスカレートしていく。
地獄かここは。

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2022年02月28日

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ここで続くのかー!と頭を抱えてしまった。
後宮で起こる人死にの謎解きであり、それなりに重たい話ではあるものの、皇帝があまり絡んでこないという点が新鮮な気がして、好みの話。
桃花が淡々と語る自分の過去が思いの外重たかったり(でも本人全く気にした素振りなし)、それを聞いた延明がむしろ気にしていたりと、なんともちぐはぐなやりとりにホッとさせられた。

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2022年01月03日

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今回も面白くよくできてるなぁと。
真犯人もあの人か!という感じだったし、それぞれの繋がりが面白かった。
桃花の過去も気になるし、放火犯の黒幕もまだわからないし早く続きが読みたい。

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2021年12月15日

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宦官って可哀そうな生き方しかできない時代だったんだ。人の裁きもあってないようなものだったのだな。桃花さんも延明さんも酷い家族の亡くし方をしたんだね。

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2025年04月20日

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後宮の生活や宦官の世界を知ることができて、おもしろい。

事件もじっくり一冊分かそれ以上かけて、解いていくから、読み応えがある。

宦官の描写とか、殺人の残酷さを考えるとアニメならないかな?

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2023年12月09日

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後宮とは色々渦巻くところですね。今回は愛がテーマか?
でも全体の謎がまだまだ続きますね。
延明は完全に桃花に気がありますねぇ笑

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2023年12月07日

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後宮内の権力争いもあるが,検屍で事件を解決していくのでミステリーの面白さが強い.主人公二人の過去がそれぞれ悲惨なのには小説だから仕方ないとしても,これからもたくましく生きていってほしい.

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2023年07月14日

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どこでも何してても寝そうなのに検屍の時だけは凛としてご遺体と向かい合う姿は凄い
検屍で声なき声を聞き、真実を解き明かす
ちょっと延明とのやり取りが変わってきたような
今後はどんなやり取りになってくるのかな〜

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2023年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ


検屍女官の2作目。
理由は定かでないが、
びっくりするぐらい前作の話を覚えていない。

居眠りばかりする、しかし検屍の技を持つ女官、桃花。
友人のためにわざと刑を受け、
今は織室、蚕を育て糸を紡ぎ、染め織あげる部署に送り込まれていた。

今回は後宮で火事が発生し、
妃と宦官の遺体が見つかる。
妃は宦官を次々と弄ぶ趣味があったらしいが、
そのために殺されたのだろうか。

後宮の職務に戻った延明の使いで、
若い宦官が訪れるのを、
桃花の恋人と誤解されたのが可笑しい。

桃花の祖父が殺された件は、
今後何か展開するのか?

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2022年11月20日

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