あらすじ
面白さ、ますます加速中!
あっという間に累計10万部突破で話題沸騰の中華後宮×検屍ミステリ!
死王の事件で無人のはずの後宮3区で、新たに墜落死体が見つかる。
それはなんと皇帝の寵妃・梅(ばい)ショウヨの乳母だった――!
梅ショウヨは、調べる前から乳母の死は自害だと主張しており、掖廷令を務める美貌の宦官・延明(えんめい)は死因を怪しむ。
優れた検屍術を持つがぐうたらな女官・桃花(とうか)の力を借りて死の真相に迫ろうとするが、思わぬ邪魔が入り……。
水面下で激化する皇后派と寵妃派の対立、深まる後宮の疑惑の闇、そして桃花にもある変化が生まれて――?
美しくも哀しい後宮の女たちの業を描き出す、第3巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
後宮に仕える女官が実は検死の技術を持っていて、秘密裏に検死を行い、真相を暴いていくシリーズ。
検死女官・桃花は、淡々飄々としているようで、実は懐が深く、そして優れた検死の技術と真実を見抜く眼で真相にたどり着く。
桃花の才に気付き、彼女を使う宦官・延明は無実の罪によって宦官となり、それ故に冤罪を忌み嫌う。
この二人のやり取り、関係性もおもしろく、次巻が待ち遠しいシリーズだ。
特に3巻はすごいところで終わっていて、こう終わらせ方にしたからには、ちゃんと次を出す算段はついてるのですよね?このままいつまでも次が出ないとか、ほんとやめてくださいね、と言いたい…。最近そういう感じのYA多いから…
Posted by ブクログ
同じ乳母と娘でもこんなに関係が違うのか、そして今とは違う人を人ではなく変えのきく歯車の一つとしか見ない昔の在り方が、ヒシヒシと伝わった。
検屍とは簡単なことではないし、汚いと言われることも事実であるが、それに誇りを持つ2人の姿が強い芯を持つ人として、尊敬できると感じた。
Posted by ブクログ
面白かったけど、帰蝶公主がかわいそうすぎた。
あれ、もしコミカライズで描写するとしたら、かなりなトラウマ画像になってしまいそう…。
そして最後の巻でまさかの梅婕妤死亡、そして延明投獄とは…。
Posted by ブクログ
本当にこのシリーズ面白い!
今回は母と子のお話が多かった気がします。でも相変わらずの女の園の後宮はドロドロ。そこで揉まれながらも目標を目指して一直線の桃花はすごいと思いました。
他人に嫉妬して、嫌がらせをして…後宮だからこその事件が多く、特に帰蝶公主の事件の真相には心が痛くなりました。
同い年で、まだ物の善し悪しもそこまで分かっていなく、止める大人もいなかった…帰蝶公主が一言「助けて欲しい」と言えば起きなかった事件。言えない気持ちの方がわかるので、悲しい気持ちになりました。
途中辛すぎて何度も中断しましたが、才里と亮の登場シーンに戻ったりと救われました。亮には幸せになってもらいたいな。
登場人物達も前向きに頑張っていて、素敵だと思います。桃花も前向きな気持ちのラストでこのまま終わるのかと思いきや、最後の終わり方に叫びました。
次巻で物語が大きく動き出します。続きが気になってソワソワします。
えーっっ!?
1作目からの安定した楽しさに加え、主人公2人の関係に春らしきものが……とほんのり心を温められてのラスト。
そんな!そこで!どうして!
一日でも早く次のお話を読ませてくださいっ!
Posted by ブクログ
全体としては星は四つなんだけどラストのページが衝撃的で星五つ。
次巻はどうなるの?いつでるの?!。
未だに放火の黒幕がなぞのままで、気になる。
本屋や出版関係の本が流行ったり、妖が流行ったり色々の題材にも流行り廃りがるように、最近は後宮が流行りな様子。
その中でもこのシリーズは骨太で、しっかりと検死ついても宦官についても描かれており、読んでいて面白い。
Posted by ブクログ
おぉ!遂に!遂にタイトル回収された!
あと本編とは関係ないけどこの巻の表紙イラスト凄く綺麗!
という訳で検屍女官の3巻目です。
前巻読んでから少し間か空いていたので細かい所を覚えきれておらずちょこちょこ読み直しながら読んでたら時間がかかってしまいました。
今作は「親子」がキーポイントになっていたのだと思うのだけど、いつの時代も親子はなかなか難しいものなのだなぁと。
しかもこの時代、普通の親子関係だけではないのでその辺も含めて色々と大変なのだなぁと……ただ寵愛されるだけでも、ただ賢いだけでも、ただ愛するだけでも駄目という、女性はこれは相当に生きにくい世の中だったのだろうなと思わずにはいられない表現が多いんですよね。
才里のよく言う「後宮に入ったら女は終わり」という言葉だって、後宮に入ることの出来ない女性だって沢山いるわけで……とちょっと引っかかっちゃったりしたり。後宮以外は恐らくもっと苦しくて辛いよなぁ、でも後宮も辛いよなぁ、これは比べたらいけないのかもしれないけど。
そして事件も次から次に起こるし桃花の検屍術も徐々に披露の場が増えてくるという。
本当に検屍に関しては桃花は絶対に信頼がおける人物だなぁと思うしそりゃあ延明があぁなっちゃうのも頷けるというか。
そして食事のシーンが多いのも死の対極にあるからなのですかね?
食べることは生きることですもんね。
そんなこんなでやっと延明が自分の目標を桃花に語り、2人の目標が重なった(?)所で今まで以上にとんでもない事件が後宮を襲って次巻に続くという、もうね、引き方が完璧すぎる!
今まで張り巡らされていた伏線とかも全部次で分かるのかなーまさかあの辺の事件まで絡んでくると思わなくて割と驚いてるんですよ。
この話、本当に中華系話としても法医学ミステリーとしても面白すぎて困る。
Posted by ブクログ
内容はとてもおもしろいし、2人がこれからどうなるかとても気になるけど、公主さまが死んでしまったりと、辛すぎる内容だった
あんなに小さいのに…
このシリーズ読むと、愛って大事だなとしみじみ思う
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
「親心」「蝶々」「偽り」の3篇。
後宮という煌びやかに見えて、超閉鎖空間では
女官から婢女(ハシタメ)まで噂と嫉妬と見栄が濃縮され
流れが悪くなった血液のごとくドロドロ。
それには最初から原因がり、黒幕がいるはず!
と臭わせる描き方がドキドキ。
立て続けに事件が起こるなか、桃花の協力で
延明は検屍の状況を記録し続け、それを書物にまとめ、
国中に広めることで冤罪を無くしたいのだと言う。
また、女であることに無力さを感じていた桃花に、
あなたは立派な後宮の検屍女官だと告げる。
二人が前に進もうと決意をしたと思っていたのに
あの最後のページは何だ??
あの4行はどういうこと??
恐ろしい予告です。
Posted by ブクログ
なんだかんだで1作目からの続きなので、登場人物が追い切れない(中華系の名前が頭に残らない)です。
今回も愛憎渦巻いての策略あり、権力、腐敗がすごいです。母娘関係についても思うところがあります。
今回は桃花が忙しく検死に駆り出され物語も進んでいくので、あまりぐうたらな感じはしませんでした。
そして、ラスト3行が衝撃過ぎて次作が気になります!
Posted by ブクログ
『薬屋・・・』類似の中華後宮ファンタジー.ついに第3巻も読んでしまった.推理要素は本編の方が強い.既刊は本書までだが,ちょうど良いところで(つまり次が読みたくなるところで)終わっている.来月発判の第4巻を買わねばならない.
Posted by ブクログ
前巻から引き続いた事件が絡んでいて、一章ごとに死体が出る殺伐さは後宮モノらしさを感じます
全てが微妙に絡み合いながら、一つずつ解決はするものの、真相も黒幕もまだ見えない
衝撃のラストにもう続刊が待ち遠しい!
Posted by ブクログ
今回も死体がもりだくさんの後宮検死ミステリ第三弾。愛憎渦巻く後宮の閉塞感と、力を持つ者と持たない末端の者たちの格差。
それは後ろ盾の弱い妃や公主も含まれる。
男児を産めば権力争いに巻き込まれ、公主であれば捨て置かれる。
そんな同じ立場だったはずなのに、妬みによって変わる関係。
自分がみじめだからこそ、より下の者を見下す者たち。
それは母の愛にも表れる。
そして最後に衝撃的な出来事が。
未遂ではなくて呪殺の罪ということは…?
Posted by ブクログ
検死以外には全く興味もやる気もない桃花の心の内が垣間見えた。延明いい仕事したね。
と思ったら最後のページで爆弾。ええーー。早く幸せになっておくれ。
Posted by ブクログ
今回は虐待死や悲しい死の検屍が多くて(-"-;A ...アセアセ
まぁシリーズのテーマ的にこういう事件もあるのはわかっているんですが、創作でも幼い子供が虐待されて殺されるのは嫌だな。
Posted by ブクログ
ホント魔の三区にされてる
子供同士の嫉妬もあるのね〜
まぁ~それを止めもしない侍女も侍女だけど
二桁いかないで蝶となるとは
しかし、延明の壮大な思い凄い
それには桃花の知識、桃花の祖父の知識が必要不可欠
ってなったところで皇后と共に投獄とは
何処まで梅の力は強いのか
Posted by ブクログ
桃花と延明2人のやり取りが好きです。
お互いの運命に憐れんだり、同情するわけでなく、
認め合い、時にさりげなく励まし労りながらの関係が素敵です。
ちょっとシニカルな桃花のセリフも♥️
ただ、最後これで終わっちゃうの!
4巻を早く読まなくては…。
Posted by ブクログ
検屍女官の3作目。
複雑すぎてついていけない。
それに、検屍官の話だから仕方ないが、
次々と人が死にすぎ。
いかに疎まれたとはいえ、
公主が行方不明の上殺されていたとは、
後宮はこんなに物騒なものか。
寵妃の乳母が墜落死体で見つかった。
前作の火事の件も尾を引いているし、
若い妃の解任もからんでいるのか。
桃花の敬愛する検屍官だった祖父は、
同じく検屍官の父に殺されたらしい。
それゆえ桃花は何としてでも検屍官の妻となって、
検屍を行いたいと望んでいた。
その技を生かしたいと延明と分かり合え、
良かった、良かったと安心して、
最後のページのクリフハンガー、
皇后と延明が投獄というところを見逃すところだった。