あらすじ
死王の騒動から始まった大陰謀の真相がついに明らかになり、後宮は一時の平穏を取り戻したに思えた。
死線をくぐり、強い信頼の絆で結ばれた延明(えんめい)と桃花(とうか)は、後宮で正しい検屍の姿を実現していきたいという思いを共にする。
桃花は三の君・蒼(そう)皇子の侍女となりつつ、裏では延明の検屍官として、引き続き後宮の不審な死の解明に協力していくことに。
だが、過去のある因縁が2人に暗い影を落とし……?
大人気の中華後宮×検屍ミステリ、待望の新章開幕!
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Posted by ブクログ
最近は息の詰まる長編だったので、各話(多少伏線は持ち越すとしても)一応決着がつくスタイルが懐かしくも嬉しかった。
ただ以前とは人物の関係性が変わっているため、初期のスタイルに戻ったことで、その変化がより際立った気がする。
例えば、桃花と延明の関係性とか。
例えば、桃花と才里の関係性など。
ちょっとしたことや会話から進展性が見えて、そこもまた嬉しかったところ。
嬉しかっただけに、最後の展開には冷や汗が。
今回も最後に爆弾が……!
まさか桃花の祖父が地雷になろうとは。
「対食」について語れるくらいになった桃花と延明の仲が拗れるきっかけになりそうで今から不安で仕方がない。
ただでさえ、桃花の配置換えで別の敵が出てきたところだったのに、不安要素が増えてしまった。
事件の方は、一応単発もの。
殺人事件がまさかの。
変死体の死因はまさかの。
そして、最後のバラバラ腐乱死体事件はこれまでの伏線を回収しての展開。
検死方法も興味深いものも出てきて(とは言え、あの場にいたくはない)不謹慎かもだが、読んでいて凄くワクワクできた。
次も本当に楽しみなのだが、前述の不安要素が怖い……でも楽しみに待ちます。
Posted by ブクログ
ラストが何か不穏なまま続く、っ手感じで早速続きが気になった。
桃花と千里の友情が尊い…。
延明と桃花の関係も、どうなっていくか気になるところ。