夏目レモンのレビュー一覧

  • 廃妃は青き深淵に微睡む 耀帝後宮異史

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    ネタバレ

    巻数は無いけど前作の続刊

    またしても後宮での怪異と地方の蝗害が重なり奔走する皇帝天凱と皇太后美凰

    不死の呪いを持つ美凰への加虐的な描写は健在……痛ましく残虐
    美凰の腕が切り落とされるわ片足は妖魔に喰い千切られるわのスプラッター
    でも生えてくる(不死なので)
    刑罰の種類にも詳しくなれる

    天凱の義兄も出てきて、動機もありそうに進むので惑わされましたが、やっぱり黒幕はあの人

    血筋的には義兄弟、親戚同士の3人だけれど、美凰は先帝に嫁いだため伯母と甥(たち)という関係
    また、天凱は既に後宮で妃嬪たちを妻にしているので、純粋な恋愛物語は皆無なのも特徴
    全員救われなさが凄い

    まだまだ黒幕が滅しない

    0
    2022年12月25日
  • 後宮の検屍女官4

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    ずっと少しずつ解き明かされない謎を残して展開してきた物語の風呂敷を、ここにきて一気にたたむ、たたむ!
    ヒーローが捕らわれて終わった前作の最後、からの今作で、受動的だったヒロインがようやく能動的に動く。
    1巻からずいぶん変わったなぁ桃花。
    1巻の頃の距離感も良かったが、今作の最後の二人の距離感もすごくいい。
    物語は一段落したけれど、桃花側のバックボーンなんかも解き明かしていくのかしら?いや、でも後宮にいてて出来るか?
    続いてほしいなぁ。

    1
    2022年12月09日
  • 後宮の検屍女官4

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    ネタバレ

    もう「終」を読むまで気が気でなかった!
    そりゃ桃花も寝ている余裕はない。
    次から次への検死(屍)次から次への推理。
    延明様も獄中にいながら、推理を展開。
    彼視点の話が多かったのに、終盤に延明様に降りかかったのがあの展開だったから、本気で息が止まりかけた。
    え、嘘だろと。

    梅妃嬪が亡くなったのも意外だったし、夏陀様の扱いにも驚かされた。
    他にも、ええ、まさかあなたが!と思うことも多々。
    広げていた風呂敷を一気にここで畳む、畳み続ける展開。
    今まで一番夢中で読んだ巻だった。
    前述通り、全てが終わるまで気が気でなかったけれども!

    本当に驚きっぱなしだった中、一番驚いたのは、最後の最後に桃花が今後

    0
    2022年11月29日
  • 後宮の検屍女官4

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    ネタバレ

     今回のこの展開は面白かった。
     でもまぁ、これでも中華風の世界観ですから、親が子供を殺すなんてありだろうし。(自分の子どもを自分で殺して、ライバルのせいにするなんてざらのお国柄)

     今回はたくさんの助けがあればこそ解決できた事件でしたね(*^^*)

    0
    2022年11月26日
  • 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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    葬儀屋次男の西待は、ある事情から特殊葬儀を請負う事にするのだが、そこに民俗学的見地も混ざって中々に犯罪オカルトなストーリー
    説明会話が多めだけど楽しめました

    0
    2022年09月22日
  • 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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    新刊平積みで、帯の「全国津々浦々陰気紀行」というのにやられました。読まずにはおれまい。
    葬儀屋の弟と民俗学マニアの兄、幼なじみのお寺の兄弟、ややこしい葬儀を承ったりする。
    流れ灌頂、胎児分離埋葬習俗、戒名における三徐の法、ユダ、ウィンチェスターミステリーハウス、冥婚。

    『決まっている。怖いという感情は、物事の無案内からきているからさ』

    美形の兄弟、しかも弟が喪服で、兄が永遠の少年というのがテッパン設定よ。
    色々な意味で楽しめた。

    0
    2022年06月24日
  • 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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    ネタバレ

    兄の方が学ランで弟の方が黒スーツ、何故だと思ったら成程。
    一話目で想像がつくし、実際に種明かしも早い。
    ただ、一話目から割とがっつり怖い話なので、兄弟の謎が多少分かったところで恐怖心は緩和されないが。
    真相が分かっても、あるキャラが人殺しを行った事実は変わらないし。
    他の話も、真相が分かっても怖さは終始ついて回る。
    ホラー的怖さというより、覗いてはいけない人の闇を覗いてしまった、そんな居心地の悪さと粘着的で陰湿な怖さというか。
    ゆえに、実家が寺の姉弟のマシンガントークと底抜けに明るい性格には随分救われた。
    最初は、作中の雰囲気を壊す勢いではと心配になったのだが、読み終えると、ああ、あのぶっ飛ん

    0
    2022年06月13日
  • 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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    最近、死にまつわる話に興味があり
    たまたま書店で目に止まり購入してみました。
    オレンジ文庫だしこの表紙だし
    もっと軽い話を想像していましたが
    いい意味で裏切られました。
    葬儀屋さんの話ですが、その葬儀にまつわる
    様々な知識が民俗学に沿ってたくさん詰まっていて
    読んでいてとっても面白かったです。
    3つのストーリがありましたが
    どれも濃くて怖くてゾッとして。
    でもそれだけじゃなくてそこには
    人の想いがあり本当選んで良かったです。
    続編もありそうな感じなので
    追っていきたいと思います。

    0
    2022年05月30日
  • 廃妃は再び玉座に昇る 耀帝後宮異史

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    ネタバレ

    お名前やら何やらが難しくて、最初は慣れるのに時間がかかる……。そして、意外にグロいと言うか、エグい。
    これで一応の終わりではあるけど、次はあるのかな。

    0
    2021年11月02日
  • 鳴かぬ緋鳥の恋唄

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    ネタバレ

    ひなと千早が少しづつ心通わせ心開いていく様がよかった。
    島の住民も1人除いてとてもいい人ばかりであたたかい。
    表紙とタイトルからひなは歌う子なんだとばかり思ってたけど唄は出てこなかった。

    0
    2021年08月20日
  • 鳴かぬ緋鳥の恋唄

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    ネタバレ

    舞台が自分も馴染み深い海だったことに、嬉しさを覚えつつ。
    村上水軍(村上海賊)でのお話かな。
    しかも良心的な方の。

    声も記憶もなくした状態で、しかも自分が生まれ育った場所ではない所に流れ着いた少女のハードモードさときたら。
    生まれ育った場所も、彼女にとって決して戻れる場所ではなかったのだけれども。
    ただでさえ自分の居場所が定まらないのに、声も記憶もないのは、確かに自身のアイデンティティの崩壊を招きかねない事態だったと思う。

    幸い流れ着いた先がよくて、周りの人たちは面倒見がよく、彼女に優しい人が多かった。
    その点は本当に救われていたと思う。
    島全体が「家族」みたいな雰囲気で、居心地がいい。

    0
    2021年03月07日
  • 廃妃は再び玉座に昇る 耀帝後宮異史

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    Tさんのおすすめ。

    ファンタジーにしては、
    冒頭からかなりバイオレンスで驚いた。

    先帝の皇后にして、廃妃の姪、特殊な力を持ち、鬼道を操り、
    そして、不死の身体をもつ美凰。
    今の帝であり、一度は美凰の許婚となりかけた天凱に頼まれ、
    都に流行る奇病を払うため、隠遁の身から皇宮へ戻る。

    原因不明の伝染病が流行るところまではありがちな話だと思っていたが、
    繁華街に出かけた人が罹患するところや、
    病気が変化していくところが、
    今の現実の世の中と同じでこちらも驚いた。

    登場人物の多さ、過去の複雑さ、盛りだくさんの設定にしては、
    ちょっと短すぎるかな。
    次の作品で詳細が知りたい。

    0
    2020年11月28日
  • 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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    法律に触れない、訳あり葬儀を取り扱う弟と、兄。

    中編3本、ですが、最初の話の時点で違和感が。
    これについては1話目ですぐわかるわけですが
    この時点で訳あり葬儀が凄かったです。
    兄がいたからこそ、の冷静(?)な対応かも、ですが
    色々と怖すぎました…。

    2話目も3話目も、人としての感情に
    ぞっとするものが。
    風習も、思考回路も、使い方次第で
    非常に怖い事です。

    0
    2025年05月11日
  • ラスボス令息に殺される義姉ですが、彼を好きになってしまいました。【電子特典付き】

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    試し読みで面白そうと惹かれて購入したのですが、ヒロインが結構ポンコツで、話の面白みがイマイチでした。よくある設定なだけに、「呪い」や「番」などは工夫したところなのでしょうが、流し読みになってしまいました。

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    2025年05月04日
  • 宮廷墨絵師物語

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    墨絵が得意な庶民の主人公が、後宮へ渡らない皇帝への対策で、妃たちの絵姿を描く特殊官吏として宮廷へ招致される。
    庶民の割に気後れしない性格で、妃嬪たちと接して仕事をこなす紹藍が男前で素敵でした。

    不思議なくらい淡々と進む展開と、恋愛が全く絡まないのでとても読みやすかったです。

    本筋が治世問題の序章なので、現状妃嬪としか関わらない主人公が、筋違いな立ち位置にいるのもあって、山場がほぼないのが残念。
    次回は皇帝兄弟の活躍に期待、続刊出て欲しい!

    0
    2025年04月15日
  • 後宮の検屍女官【分冊版】 1

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    昔の中国が舞台の女性と宦官が活躍するミステリー…はちょっと最近大流行りしていたものがあるので二番煎じ感は拭えないですが…
    絵は割ときれいで、世界観も割と下調べもしてありそうです。ただちょっと話があちこちにいってわかりづらい、というのが印象です。読んでたら面白くなるのかな。

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    2024年11月04日
  • 後宮の検屍女官【分冊版】 1

    匿名

    購入済み

    後宮

    最近やたらと中国の後宮ものがいっきに増えたきがする。
    それはそれでおもしろいからよいけれどこれは謎ときがこれからだね。

    #深い

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    2024年10月19日
  • 廃妃は紅き月夜に舞う 耀帝後宮異史

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    ネタバレ

    恋愛小説なのにスプラッター色が強いシリーズ三作目。

    ヒロイン美凰が元夫と怪異に、生きたまま嬲られ喰われ攻撃され続け、苦痛を感じながら延々蘇生するので痛々しい。
    更に今上とは身分上の甥と叔母の関係に苦悩する。

    元婚約者の現皇帝の叔父(先帝)に恋して嫁いだその日に虐殺され呪われ死ねない躰で殺され続け十年。
    凶后と先帝は崩御したものの、皇太后と皇帝という間柄になってしまった二人に救いはあるのか。
    複雑な事件と環境と立場が今後どう解決されるのか楽しみです。
    多分今回出たあの剣と白遠が鍵かな、と思うけど

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    2024年09月08日
  • 廃妃は紅き月夜に舞う 耀帝後宮異史

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    ネタバレ

    物語が怪しい方向へ向かってきましたなぁ。

    ここからしばし、抑えなくては(-"-;A ...アセアセ

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    2024年05月23日
  • 後宮の検屍女官【分冊版】 3

    購入済み

    ヒロインの外見と中身のギャップがコミックスではすごくよくわかるなって思います。コミックスでは豪華な絵柄が楽しめます。

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    2023年11月30日