夏目レモンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今までの話が全て繋がってひとつの物語になっていく凄さと桃花の本気。
あの犯人、桃花を敵に回した時点で敗北は決まっていたよね、買収する相手はちゃんと見極めないとダメだ。
まぁ桃花を買収するのは多分不可能だからどっちにしても詰みだったんだろうけど。
検屍女官4巻目、ここまで張り巡らされてきた伏線が次から次に繋がって解決していくこの感じ、爽快すぎた。
いやー正直全部見切れてなかった、そこも!?そんな所まで!?と思ってしまうほど細かい伏線もあったのね……改めてストーリー展開に驚かされる、設定がとても緻密。
正直1巻目読んでた時には「ラノベかと思って読んでみたけど意外としっかりしたミステリーなんだな」程度にしか思っていなかったんですけど、もうこれは本当にしっかりした法医学ミステリーです。
法医学ミステリーは結構プロの人達が仕事をするお仕事物語としての側面があるので専門用語が多かったり医学の知識が若干必要だったりする場面があったりするのもあるんですけど、この話は凄腕の検屍官について補佐をしている延明が検屍の知識がほぼない所からスタートしているのもあって説明がとても分かりやすい。
今とはやり方が違ったり、逆に今ならそんな事しなくても分かるよ!ってものもあったりするんでしょうけどひとつひとつ丁寧な説明があるので納得して先に進むことが出来るので読みやすいと思うんですよね。
あと後宮はめちゃくちゃ怖いところだなというのが切実に伝わってくる。
日本の平安時代も怖いけどやってる事もっと過激すぎる。いや私が知らないだけで日本にも過激な人はいるのかもしれないけど。
今回の話までで最初から続いていた一連の事件は解決し、延明と桃花の関係性も少しだけ変わってきたのかな?と思うのですがどうなのでしょうか。
大好きな話は少しずつ読み進めるのが好きなのですが、このまま一気に読みたい気持ちもあってどうするか迷い中。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近は息の詰まる長編だったので、各話(多少伏線は持ち越すとしても)一応決着がつくスタイルが懐かしくも嬉しかった。
ただ以前とは人物の関係性が変わっているため、初期のスタイルに戻ったことで、その変化がより際立った気がする。
例えば、桃花と延明の関係性とか。
例えば、桃花と才里の関係性など。
ちょっとしたことや会話から進展性が見えて、そこもまた嬉しかったところ。
嬉しかっただけに、最後の展開には冷や汗が。
今回も最後に爆弾が……!
まさか桃花の祖父が地雷になろうとは。
「対食」について語れるくらいになった桃花と延明の仲が拗れるきっかけになりそうで今から不安で仕方がない。
ただでさえ、桃花の配置換えで別の敵が出てきたところだったのに、不安要素が増えてしまった。
事件の方は、一応単発もの。
殺人事件がまさかの。
変死体の死因はまさかの。
そして、最後のバラバラ腐乱死体事件はこれまでの伏線を回収しての展開。
検死方法も興味深いものも出てきて(とは言え、あの場にいたくはない)不謹慎かもだが、読んでいて凄くワクワクできた。
次も本当に楽しみなのだが、前述の不安要素が怖い……でも楽しみに待ちます。 -
購入済み
続きが気になりすぎる
桃花の鮮やかな検屍術が冴え渡ってます。
延明の恩人の冤罪もはらせて良かったと思いきや、解決かと思われた死王の事件がまだ続いてた。
延明の過去やその遺恨、そして苦悩もかいまみえた中、桃花との仲に少し進展の見える巻でした。
自身の信念のみで動かされていた桃花の心に、自分に向き合ってくれる才里の存在が「友」として変化したり、延明の人間らしさに気づかされたり…と
続きが気になります。
次巻が解決編かな? -
Posted by ブクログ
ネタバレ一巻より更に読み応えがあった。
若き皇帝の妃嬪たちが次々に懐妊するという朗報が届いたものの、彼女たちが身籠ること数日で難産の末に産んだのは妖気漂う奇怪な石でしかなかった。
この怪異の謎解きと解決のために、皇太后美鳳は再び皇帝に請われて後宮入りする。
折しも地方では大規模な蝗害が起き、深刻な事態を招いていた。
皇帝天凱は蝗害平定のため、自らが赴く。美鳳は後宮、天凱は地方でそれぞれが事件解決に奔走するが、実は両者は凶后に関わる妖の起こした一つの事件であった。
とても美しいシーンが随所にあり、戦いの凄まじさもあるのだが、同時に幻想的で綺麗だと感じた。
宋祥妃の秘められた過去も新たに分かり、この作品は主役もさることながら、脇役が実に良い味を出していると改めて思った。
美鳳と天凱の関係はどうなるのか?
互いを想い合うこころが報われる日が来るのか?
期待しながら、続きを待ちたい。