夏目レモンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近は息の詰まる長編だったので、各話(多少伏線は持ち越すとしても)一応決着がつくスタイルが懐かしくも嬉しかった。
ただ以前とは人物の関係性が変わっているため、初期のスタイルに戻ったことで、その変化がより際立った気がする。
例えば、桃花と延明の関係性とか。
例えば、桃花と才里の関係性など。
ちょっとしたことや会話から進展性が見えて、そこもまた嬉しかったところ。
嬉しかっただけに、最後の展開には冷や汗が。
今回も最後に爆弾が……!
まさか桃花の祖父が地雷になろうとは。
「対食」について語れるくらいになった桃花と延明の仲が拗れるきっかけになりそうで今から不安で仕方がない。
ただでさえ、桃花の配置換 -
購入済み
続きが気になりすぎる
桃花の鮮やかな検屍術が冴え渡ってます。
延明の恩人の冤罪もはらせて良かったと思いきや、解決かと思われた死王の事件がまだ続いてた。
延明の過去やその遺恨、そして苦悩もかいまみえた中、桃花との仲に少し進展の見える巻でした。
自身の信念のみで動かされていた桃花の心に、自分に向き合ってくれる才里の存在が「友」として変化したり、延明の人間らしさに気づかされたり…と
続きが気になります。
次巻が解決編かな? -
Posted by ブクログ
ネタバレ一巻より更に読み応えがあった。
若き皇帝の妃嬪たちが次々に懐妊するという朗報が届いたものの、彼女たちが身籠ること数日で難産の末に産んだのは妖気漂う奇怪な石でしかなかった。
この怪異の謎解きと解決のために、皇太后美鳳は再び皇帝に請われて後宮入りする。
折しも地方では大規模な蝗害が起き、深刻な事態を招いていた。
皇帝天凱は蝗害平定のため、自らが赴く。美鳳は後宮、天凱は地方でそれぞれが事件解決に奔走するが、実は両者は凶后に関わる妖の起こした一つの事件であった。
とても美しいシーンが随所にあり、戦いの凄まじさもあるのだが、同時に幻想的で綺麗だと感じた。
宋祥妃の秘められた過去も新たに分かり、この作 -
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。全てが明かされる、驚愕の第4巻!
前作の最後に、いきなり物騒な予告をぶち込んで頂きました。
待つのが苦手な方は、読みやすいシリーズなので
4巻まとめての購入しておきましょう(4巻で1章完結です)
予告の通り、冒頭から延明は2度目の冤罪で投獄です。
何でこんなことになったぁ~??って感じで始まる今作。
誰が黒幕なのかわからない状態なのに
状況は二転三転と転がって、こっちが七転八倒状態。
罠の張り巡らせ方が巧妙で、組み立て方もうまくて
多くの宦官や太医、間諜が動いて、解放される情報と
伏線を見極めながら、ミスリードにはまる_| ̄|○
全てがわかった時は、驚愕して、絶句しました -
購入済み
検視官。女性の検視官が居るって、凄いな。
やる気無さげに見えて、一眼で色々な事を見逃さないなんて。
思わず、科捜研の女を連想してしまいました。
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ネタバレ 購入済み
面白かった~
オカルトと民俗学が大好物なので、たまらないお話でした。キャラも面白くて、まさかの幽霊なお兄ちゃんに濃すぎる寺姉弟達に振り回されながらも頑張る西待君。
お兄ちゃんの死の真相とか明かされていないこともあり、伏線てんこ盛りな感じなので是非続編が読みたいです。