中村哲のレビュー一覧

  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    中村哲さんが、アフガニスタンで用水路の建築にあたった30年を振り返った書。

    用水路の仕組みや建築の技術、地学的な部分などは私の知識不足、理解力不足のためよく分からなかったが、中村さんがどのような思いでこの事業にあたっていたがが、強く伝わってきた。

    中でも、報道されていることや、一般的な常識論がいかに表面的なことか、一時的に表面的に関わって、それが全てであるかのように語ることがいかに愚かしいことかを、現地の本当の声、姿、そこに生きる人々の事を知る中村さんの言葉から痛感した。対岸から見る第三者の、なんと身勝手なことか。

    砂漠の地が緑豊かな地になっている写真が多数。これを成して更に自然への畏敬の念を新たにする中村さんの全てに敬服する。

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    2023年05月25日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    中村さんについては、逝去された際のニュースを微かに覚えている程度でした。「アフガニスタンに国際協力で多大な功績を残された方が不幸なかたちでお亡くなりなった」その程度の認識しか持ち合わせていませんでした。

    本当に大人物であったのだと本書を読んで認識を改めました。残された功績は言うに及ばず、異文化に対する深い理解、自然と人間の関係性に対する堅固な思想、困難を乗り越える忍耐力、自身の知識を常に更新する柔軟性、これらを持ち合わせて変化を生み出す為の行動を起こせる稀有な方だったのだと思います。

    一点最後まで分からなかったのは、何が中村さんをここまで突き動かしたのかです。哲学にも造詣が深い方のようなので、芯になる考え方が何かあったのでしょう。内村鑑三の著作など、本書で述べられた幾つかの本にヒントがあるかもしれない為、読んでみようと思います。

    改めてご冥福をお祈りすると共に、中村さんが持たれていた気概の一端でも自身が持てるように努めます。

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    2023年05月05日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    中村さんのアフガニスタンでの活動がよくわかった。義理堅い人だったのだろう。
    彼の生き方は尊敬に値する。医者でありながら、飢餓は救えないため、用水路を作り、自給自足の生活を支えた。筑後川の山田堰を参考にしたのは驚きだった。

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    2023年04月04日
  • わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

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      セロ弾きのゴーシュのように中村先生はアフガニスタンに行って医療での救済を初めて医療では人は救えないとして井戸を掘り用水路の建設を始めて25年いろいろな動物がゴーシュに音楽の手ほどきを受けにきてゴーシュがセロがうまくなったように中村先生もでくの坊で大きな仕事をされたのだなと思う。宮沢賢治を愛読していたのだがそんな話を聞いてみたかった。

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    2023年02月26日
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束

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    アフガニスタンやイスラム、タリバンというものをニュース以外の視点から知れる本。

    アフガニスタンという地理的にも世情的にも日本から遠く離れた国、その国で暮らす人々について、その一端を中村哲医師の視点を通して知れたのがよかった。
    凶弾によって亡くなられたことが残念でならない。

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    2023年01月24日
  • わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

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    今年 1冊目
    すごい人なのに すごさを 感じさせず、ただ目の前の困っている人に手を差し伸べただけ と言い切ることの凄さ

    見習えないけど、何が自分にできるのかを考える

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    2023年01月05日
  • わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

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    ガンジーといい中村医師と言い、尊い人がなぜ同じ人間の手で殺されてしまうのだろう。
    先生のことを知ってから、ずっとその疑問が頭の中にあります。答えは出ません。善悪や道徳で世界は回っていないということを突きつけられる心地です。
    そして、私はそんな正しくない世界に生かされているんだな、としみじみ思います。蛇口をひねれば水は飲めるし、近くの川が涸れることはない。職や家を失っても、いきなり死ぬことはありません。何より、生活の中で爆弾が落ちてくる危険はほぼ皆無。
    私は前世で何か偉大な功績でも残したのでしょうか?アフガニスタンの人は、何を対価に支払ったらこの生活ができるのでしょう?
    誰がどう見ても不公平なのに、これが現実です。
    不公平すぎて、“中村医師が殺されてしまうような歪んだ世界だからこそ、私は生きていられるのかもしれない…自分は世界の歪みの一部なのかも知れない…”そんな罪悪感のようなものが、じわりと胸に滲みます。
    (だからといって“日々の行いを正そう”的な話に帰結してしまうのは浅薄な気もしますし、アフガニスタンに生きる人々が不幸と言いたいわけではありません)
    (日本に生まれたせいで、物質的な欲望をずっと刺激され、当たり前の幸福感を奪われている…という見方もできるので)

    とりあえず、全くもって正しくはない世界ですが、私はなんの因果か今日も生かされています。
    生かされている以上、冒頭の問の答えを探し続けたいと思いました。
    おそらくそれが幸福に繋がると信じています。

    ※何気に『セロ弾きのゴーシュ』が収録されているので、再読したらゴーシュの不器用な人柄がいっそう好きになりました。華々しく評価される人よりも、隅っこを照らす人の灯りに気づける人でありたい。

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    2022年11月15日
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束

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    書名に惹かれて、思わず手に取った。
    亡くなったニュースだけ聞いて“日本のお医者さんが異国の地で大変な仕事をなさった”と漠然と思っていたが、異国の地も、大変さも、何ひとつ自分はわかっていないことを知った。
    これを読み、私に今すぐ何かをしろと先生は別におっしゃらないだろうけど、人類だの国際協力だの環境問題だのといった空虚な哲学より、まず自分と家族と隣人へ何ができるかから考えていこうと思った。

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    2022年11月14日
  • わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

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    ネタバレ

    アフガニスタンで殺されたペシャワール会の中村医師の
    講演録からの書籍化。

    病院設立以降の井戸掘り、灌漑の話がメイン。

    数多くのインタビューを活字化していているので本の中での内容の重複が多い。

    地に足がついた支援とは何かを教えてくれる。
    先日映画も見たがほとんど内容が一緒だった。

    本当に一本の太い背骨が通っていていたそれが
    多少撓んだりしても、つよい背骨だったんだなぁということが感じられた。

     人間として生き方のお手本だ。

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    2022年09月15日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    本当にすごい人すぎる。心から尊敬、中村哲先生。
    日本からでは、現地の声や状況はわからない。
    マスコミの報道は偏っているんだなと改めて感じる。
    綺麗な水が、いかに大切か。医療よりもさきにやることがあるからと、
    医者であるのに自ら井戸掘りに用水路をひくことに率先して行動。
    その様子を淡々と綴られているのだけど、並大抵のことではない。
    これらの事業に人生を捧げた中村哲先生だけど、ご家族はどんな気持ちだったのかと心配になる。
    中村先生みたいには生きられないけど、自分のできる範囲でアフガニスタンを支援したいと思った。

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    2021年11月05日
  • ほんとうのアフガニスタン~18年間“闘う平和主義”をつらぬいてきた医師の現場報告~

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    真実を知ることなんてできないんだなと思った。物事にはたくさんの面があり、信じたい面のみ見ようとしてしまう。中村哲さんの行動力と信念を貫く強さと、殺害されてしまった事実が苦しい。

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    2021年10月10日
  • ほんとうのアフガニスタン~18年間“闘う平和主義”をつらぬいてきた医師の現場報告~

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    アフガニスタンという言葉はよく耳にしてきたのに、その国のこともそこに住む人たちのことも何も知らなかったんだと痛感した。
    女性の解放も民主主義も大切なことで、アフガニスタンでそれらを実現することはアフタにスタンの人々にとっても重要なことだと思っていた。
    でもそれは日本に生まれ育った中での私の価値観であって、そのままアフガニスタンの人々にとって当てはまるわけではない。
    本当に何か助けるのだとすれば、そこでの「普通の生活」が明日もあさっても続いていくように手伝いをするということなんだ、というようなことを中村さんは言っていた。
    私は大きく勘違いしていた。
    中村さんやペシャワール会の人たちがしている活動は偉大だと思う。
    それと同時に現地の人々の生活の中に入って、そこでの文化、習慣を十分に理解し尊重し必要なことを淡々と行うという思想に学ばされるものが多かった。
    それともう一つ中村さんが言っていたことで大切なことだと思ったのは、流れてくる情報を鋭い目で見極めるということ。
    私たちの情報は欧米から見た世界。すべてを鵜呑みにせず本当のことは何なのか自分で確かめることの大切さ。
    それを改めて実感させられた。
    年会費3,000円からペシャワール会の会員となれるそう。その9割以上が現地での活動費として使われているんだとか。
    私にできるとしたら、それくらい。
    あとは今を懸命に生きること。アフガニスタンの人々のように。

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    2011年01月15日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    アフガニスタンでの医療活動や灌漑作りと緑化活動に人生を捧げた中村哲さんが、2013年までの30年を振り返り記した本。

    私は2019年に大きく報じられた中村哲さん死亡のニュースを見るまで彼のことを知らなかった。当時、気になって調べれば調べるほど、ニュースに深い悲しみと憤りを感じたのを覚えている。今回は彼自身の言葉でさらに彼のことを知ることができた。

    武力増強は本当の平和のためにはならないという言葉は、何より30年以上の現地での彼の経験が裏付けている。9.11の後、アフガニスタンへの自衛隊の派遣に際して、哲さんは参考人として国会で答弁した。丁寧な言葉で必死に伝える哲さんの姿を、そしてそれを厄介がって時には野次を飛ばし、冷ややかに笑う他の多くの議員達を、もし当時私が見ていたら何を感じたのだろうか。果たして世論や冷笑に流されずに彼の言葉を受け止められただろうか。メディアによって誇張されたアフガニスタン=悪という偏ったイメージを払拭できたのか。それを想像するのは少し怖くもある。

    先代から代々築いてきた絆を信じて暴力の恐怖に決して屈せずに、アフガニスタンの人々と共に何十万人という人や村を救ってきた哲さん。もし彼が今も生きていたら、変わらず平和への闘いを続けていただろう。空虚を追うだけの理想主義ではなく、徹底した現実主義、そして優しくて強い人だ。

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    2026年06月24日
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束

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    中村哲さんって思っていたよりもざっくばらんな方だな。驕らずにその辺のおっちゃんをやってたなんて!
    医師の上、水路まで作られた(実際に重機に乗って)、男性版マザーテレサみたいな方なのに。

    ということはわかる本でした。


    惜しむらくは、聞き手の澤地久枝さんが自分の意見を話しすぎだったこと。作家としての自我が出過ぎですわ。
    インタビューって難しいんだなと改めて思った。

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    2024年08月04日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    「FACTFULNESS」を読み終えた後に手にした本なだけに、互いの距離感にギャップを感じ世界を見渡す視線の測り方、遠近感を養えた一冊。中村さんはじめ一人ひとりの命をかけたひとつひとつの積み重ねが世界を形ずくっているんだ・・・と考えさせられた。人類が文化の枠組みを超えて他の生物と本当の意味で共存し合える生命体になれる日はくるのだろうかと考えさせられた。この世に生を受けたひとつの人間としてこれまで巡り合った本から何を学び、何を育めるのだろうかと思いめぐらした。

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    2023年07月25日
  • 天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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    立派な方であることはよくわかる。著者の経験は素晴らしいものであるゆえ、工夫すればもっとドラマティックにかけるとも思う。

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    2023年01月21日
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束

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    僕は中村哲さんを極めて尊敬している。彼の成したこと、成そうとしたこと、成し得なかったこと。その全てに、私たちが体得すべきものがある。
    本書は、哲さんの実際の活動というより彼の個人史、どういう人間なのかというのがよくわかる稀有な書籍だ。そしてご自身おっしゃるように案外保守的で、必ずしも自分と考え方が近い方ではないと気がついた。
    そのギャップに少し面食い、しばらく感想が書けなかったが、そのギャップこそ面白いし大事だと今は思う。

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    2022年09月11日
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束

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    素晴らしい人なのだと思うけれど、澤地さんのインタビューがおもしろくないのか、編集がおもしろくないのか、全体としておもしろくなかった。すみません。でも素晴らしい人だと思う。

    ○ともかく3度のご飯が食べられること。それと、家族が仲良く故郷で一緒に生活できること。この二つをかなえてやれば、いろんな問題のほとんどは解決する、、

    ○死と愛、ヴィクトール フランクル

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    2021年12月28日
  • ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典

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    ①偏西風の帯は同じ場所に位置するわけではなく、季節により移動したり、形状を変えたりする。

    ②北極の周りの空気を閉じ込める偏西風の極渦というものがあり、偏西風が蛇行をすることでそのバリアが弱くなり、大寒波となる。

    ③

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    2020年02月15日
  • ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典

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    (特に後半の天気予報関連の部分が)わかりやすく記述されてるものの、気象をほとんど知らない人が読むと「?」となりそうな部分はあって、想定してる対象読者に対してのウケはどうなんだろうか…と思うところもあった。

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    2019年12月20日