松素めぐりのレビュー一覧

  • 保健室経由、かねやま本館。7

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    児童書。シリーズ7作目。
    今回はかねやま本館で知り合いに出会すという初めての設定。
    自分の悩みや本音が湯気から浮かび上がるのを、知り合いに見られるのは気まずいだろうなぁ。
    前回に引き続き、華世子が蝶になって子ども達を新館に引きずり込もうとして…
    今までの作品と違い未完で終わっちゃったので、続きがとても気になる。
    次作が早く出ますように。

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    2024年03月13日
  • 保健室経由、かねやま本館。

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    書架に並んでいるのを見ていて気になっていた。
    やっと読んでみた。
    悩みを抱える中学生の癒し処、『かねやま本館』、温泉に入って、癒やされたり、自分の心の中を見つめ直したりして元の世界に戻っていく。
    面白い発想の、今風のファンタジーというところかな。
    ただただ疲れた心を癒してくれるだけでなく、自分の内側もしっかり見つめ直すように持っていくところも面白い。
    ここに来る子は中学生だけど、小学校高学年でも十分読めそうだ。

    最後に『かねやま分館』が出てきた。
    今後の展開が楽しみ。

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    2024年03月07日
  • 保健室経由、かねやま本館。4

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    ネタバレ

    今回は、周りに馴染めない中学生の孫を心配しながら亡くなり、かねやま本館のあるこっちの世界に来て、かねやま本館で働くことになったおじいさんが主人公。孫の中学生の話も少し出てくるけど、今回は子ども達の悩みというより、見守る方の姿勢というのか、相手の生きるチカラを信じることの強さに思いを馳せる巻でした。

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    2024年02月25日
  • 保健室経由、かねやま本館。

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    講談社児童文学新人賞を受賞とのことで、小学生高学年から中学生あたりがおすすめの本です。
    人間関係で悩む思春期の少女のリアルさをうまく描きつつ、物語的にはファンタジー的展開があることで、リアルさとフィクションがいい感じでかけ合わさっている小説です。

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    2023年08月20日
  • 保健室経由、かねやま本館。5

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    人に頼ったら弱くなる
    だから人の優しさに甘えたくない

    せっかくかねやま本館の入館券を手に入れたのに
    それに頼って、弱くなってしまうことを懸念して癒されることが出来ない少年

    今回はその気持ちに付けこむような新キャラクターが登場
    今後テイストが変わってくるのかな?

    人に頼りすぎるのも良くないけれど
    人の優しさを深読みして甘えを突っぱねてばかりなのも
    自分を追い詰めるだけで良くないなと思う
    その辺りのバランス感覚は難しい

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    2023年04月02日
  • 保健室経由、かねやま本館。

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    こんな温泉があったら入りたい!
    印象に残ったのは、
    カラシの種にはもともと辛みがないんだけど、しっかり練る作業で辛味が増す、という話。
    練ることでしか、おいしいカラシになれない。だから「怒りたいときは、怒っていいし、泣きたいときは、泣いてもいいんです」
    いつの日か、山形の銀山温泉に行ってみたいです。

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    2022年06月26日