上出遼平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやー面白かった。
これは…なんてカテゴライズしていい本なんだろう?
とにかくすごい構成だった。
前半の第一部と後半の第二部で全く読後の印象が異なる本。白だと思っていたものがいつの間にかグラデーションを経て黒に変わっていたような感覚を覚えた。
後半を読んだ後に前半を読み返すと、ああなるほど、ここで著者が言っていたのはこういう意味だったのか、と腑に落ちるところが多々ある。やはりこの本は、「ドキュメンタリー作家」が書いた仕事術の本なのだ。
そして後半は、前半で著者が書いていた「ドキュメンタリーの本質」が実際にどういうものなのかを正に“実践的に”教えてくれている、ということが読み返したことで改め -
Posted by ブクログ
ネタバレ元々番組を観ていて、好きな番組だったけど本も出たというので読んでみた。とても興味深い内容ではあったし、大変な環境を生きる人々の現状が垣間見えるのはジャーナリズムとしても意義深いことだとは思うけど、なんていうかな。生まれる土地は選べない悲しさというか、そういうことを思ったりもした。特にスカベンジャーの回はかなりつらいものがあった。年端も行かない子供がシンナー吸ってるのとかね。先進国の少子高齢化が進む中で発展途上国ではどんどん子供を産んでいるみたいだけど、この先世界の人口動態はどうなっていくんだろうな、とも思った。
一番印象的だったのは、ロシアのカルト宗教の話。ミッドサマーっぽい風景にぎょっとし -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネス本の皮をかぶったエンターテイメント小説。
「仕事術」というタイトルの本を手に取るような、社会のシステムに過剰に適合しすぎたビジネスマンが、いつのまにか「小説」を読まされているっていう構造がシュール。「仕事ができる人が必ずやっている◯◯」とか「人生は◯◯が9割」のようなビジネス本や自己啓発本がもてはやされていること自体への皮肉がたっぷり含まれていると思う。ビジネス本の皮を被っているという構造も含めて、エンターテイメント作品としてかなり面白かった。
ただしあくまでもエンターテイメント作品だと思うので、本当の意味での仕事術を読みたい人には全くおすすめしません!! -
Posted by ブクログ
TVが面白かったからと友人に勧められた「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。テレビ東京で以前やっていた深夜のルポルタージュ番組の活字版だ。私はその番組を知らないのだが、相当ヤバくて面白かったらしい。
リベリアの墓地、ロシアのカルトキリスト教の村、台湾マフィア、ケニアのゴミ山。ヤバい世界で暮らす人たちの食事を見せてもらう、という、いわゆる強烈な「サラメシ」みたいな番組だ。
著者の上出遼平はこの番組のディレクターでプロデューサーでカメラマンで編集で出演者で、1人で全部こなしている。カメラを持ってひとりで現地に飛び、通訳と一緒にヤバい人と会って話し、メシを見せてもらう。しかしいつの間にかメシ -
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未開のアフリカの地にたった一人で降り立って取材をするなんて相当大変だったんだろうな。自分はやりたくないけど見てる分には面白い。
本当に今でも人肉食なんてしてる部族はいるのか??