ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
テレビ東京で不定期放送されるカルト的な人気番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。“ほかじゃありえない”内容が話題の同番組を企画・取材・演出までほぼ一人で手がけたプロデューサー・上出遼平氏の初著書。番組内に収まりきらない世界の現実を「人が食う」姿を通じて描く。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
テレビ東京が不定期的に放送している「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の書籍化。 テレビでは描かれていない旅の様子、生活が描かれています。 出だしからショッキング。 文化や考え方の差ではありますが、生活を送るということを今一度考えさせられました。
題名はコミカルだけど、全然コミカルじゃない話。 この本を読み終えた今、いろいろなことを考えさせられます。食べ物が題材のように見えるけれど、それとはもっと違った、本当に奥深いテーマや課題を考えさせられました。社会、文化、道徳、人種、宗教… 技術も文化も発展している日本に生まれて、日本で生きている自分...続きを読むにとっては、この作品中の人々の人生や境遇があまりにもかけ離れていて、まるで物語を読んでいるような気にすらなります。 どのエピソードも大小の衝撃がありましたが、ゴミ山のスカベンジャーのエピソードが1番心に響くものがありました。とても強く逞しく生きている彼ら。おそらく、住んでいる場所も、身なりもお金の稼ぎ方も、世界で最も貧しい人たちだと思います。でも、決して手を汚そうとはしない。そんな彼らはとても誇り高い生き方をしているな、と感じました。 この本は、どのような境遇でどんな立場の人であっても、「食事」というものは平等に心を満たし、温かくしてくれるものなんだな、と感じさせてくれます。が、それはこの本の一つの側面に過ぎないと思います。 この作者の方の旅を通じて、まるでパラダイムシフトを経験するような、そんな異文化な体験ができると思います。 食べ物が好きな人、ノンフィクションでジャーナリストが書いた本が好きな人だけでなく、日々の日常にモヤモヤしている人や世界の見方を変えたい人、世界を知りたい人など、いろんな人におすすめしたいと思います。
私は番組から入ったんだけど、番組の映像とリンクしながら読んでいくことができた。 自分が経験できないことをしていて、純粋にすごいなと思う。
ポッドキャストで出会い、映像を見ぬまま、書籍に辿り着いた。過激な企画てありながら、対応の仕方に誠意を感じ、少しも嫌な感じがしないのは著者の人柄なのであろう。
「ヤバイ世界のヤバイ奴らは何食ってんだ? 食は多種多様な生活の写し鏡だ」 紛争地、マフィアや薬物、スラム、カルト、ゴミ山‥人が住めるとは思えない“ヤバい場所”に、確かに生活があり、食事がある。 著者の上出さんが身を削って伝えてくれた血の通ったリポートは、事実であるということがどんな物語より心を揺...続きを読むさぶり、とんでもない衝撃を受けた。 取材慣れした住人が金銭を求めて案内を始める。 それでも、素の人間を撮ることをあきらめない。表層的な演出や見せ物ではなく、その奥にある本音と日常を引き出そうとする執念がすごい。 読んでいるうちに、自分の中の「正しさ」が揺らいでいく感覚があった。 戦う少年兵も、信仰に生きるカルト村の人々も、一見異様に見えるけれど、彼らなりの日常と正義が確かに存在する。 上出さんは、それを同情や断罪でジャッジせず、ただ水平に差し出す。 ゴミ山で出会った少年。 踏み場がないほどウジ虫がわく収集車に乗り込み、投げ込まれるゴミを頭から被りながら少しでもお金になる資源を探す姿に、ジャーナリストとしての一線を死守してきた上出さんでさえも涙がにじむ。ページ越しに伝わってくるのは、どうにもならない無力感と、背筋が伸びるほどの生命力。 彼らは、ギリギリの生活を送っていてもだいたい「食べな」と一口わけてくれる。 上出さんが「美味しい」と言うと、嬉しそうに笑う。 その瞬間、武器も思想も貧富も忘れて、ただ「人間」としてつながれる。 食うこと=生きること。それ以上でも以下でもない。 「自分は恵まれている」と言い聞かせるだけでは余りにも軽い。 じゃあ自分に何ができるのか、は簡単に答えが出せる問いではないけれど、日常を生きる重みが少し変わった気がする。
食うこと、すなわち生きること、をテーマに様々な国で取材した番組の、取材旅行を活字にした本。 登場する人達の生き様があまりに壮絶で、日本で平和に安全に暮らす私とはかけ離れすぎていて、衝撃だった。内戦後のリベリアで墓の中に住む元少年兵達や、ケニアのゴミ山に住む青年。その日を生きるための最低限のお金しか稼...続きを読むげず、洗面器を鍋にしたり、落ちているペットボトルをお皿がわりにして食べる。私がそこで生き抜ける自信は全く無い。自分がどれだけ恵まれているのか考えさせられた。
もの凄いドキュメンタリー。 テレビマンとしてよりジャーナリストのほうが 向いているんじゃないかなとおもう。
同名のテレビ番組をNetflixで観て衝撃を受け、文章化が気になり手に取った本。 こんなに衝撃的な読書体験は久しぶりだ。 番組ディレクターである著者の上出さんは番組だと寡黙な印象だったがかなり筆が巧い。活字だととても雄弁な人だ。 そして番組で取り上げられていたのは実際の体験のほんの一部の切り取りに...続きを読む過ぎなかったのだと気付かされた。あの映像の背景にこんな濃厚なストーリーがあったとは…。映像だけでもかなりハイカロリーだったので、完全に胸焼けレベルの情報量。 卑近で月並みでかつ少しピントのズレた感想かもしれないけれど、今のこの平和な日本で平均的な所得水準の家庭に生まれたことがどれだけ幸運に恵まれたことなのかを思い知らされた。 これこそがドキュメンタリーである。
頭に浮かぶどの感想もチープに思えてくる。 それくらい、単純化できない問題と、それが確実にリアルであることが伝わってきた ここでは当たり前のことが、全然当たり前じゃない。分かっているようで何も知らなかったんだ、そう優しく突き付けてくれる一冊だった
途中までは、この彼友達になれそうだなと思って読んでたけど、後半、違う、ちょっと近づかない方が良さそうだ、と思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ハイパーハードボイルドグルメリポート
新刊情報をお知らせします。
上出遼平
フォロー機能について
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方
ハイパーハードボイルドグルメリポート新視覚版 1
歩山録
MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY
「上出遼平」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ハイパーハードボイルドグルメリポート ページトップヘ