上出遼平のレビュー一覧
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読んで追体験する旅行記という本が好きなのです。仲の良い2、3人がおもしろおかしく旅する様子を読んでいると、いいなあと思う。
何よりも、ヨーロッパだとかニューヨークだとか、洗練されたカッコイイ街を歩くのではなくて、ネパールの山道を往くというのが、オトコ心をくすぐる。ネパールを歩くってだけで、なんか前途多難って感じかプンプンするじゃん。
食べ物とか大丈夫かと思ったりするし、まさに冒険だよね。読んでたら、チャイとヒマラヤの甘露「アップルモモ」(たびたび仲野太賀君が「うめぇ、うめえ」と連発する)を食べたくなったよ。
━旅は朝!
「旅を充実したものにするための鉄則は、一にも二にも早起きである。早い時 -
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写真も、御三方の人柄も、旅路も出会う人々も何もかも最高だった。自分ではきっと見れない景色をまた見せてもらったし、自分ではきっと友達になれないような人達のことを大好きになった。
男3人旅の空気感は、私はどうあがいたって経験できないものだろうから間接的に楽しむことが出来て嬉しい。
人としての愛らしさ溢れる仲野太賀から目が離せない。本を読んで俳優さんのことを好きになるなんて意外な出会い。一冊の本と数枚の写真だけでばっちり絆されてしまった。写真でもずっと子供のように二カッと笑っていて、「顔でやってきていない」のは事実なんだろうけど人柄が顔に染み渡っており魅力的すぎる。
阿部ちゃんもものすごく魅力的 -
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「ヤバイ世界のヤバイ奴らは何食ってんだ?
食は多種多様な生活の写し鏡だ」
紛争地、マフィアや薬物、スラム、カルト、ゴミ山‥人が住めるとは思えない“ヤバい場所”に、確かに生活があり、食事がある。
著者の上出さんが身を削って伝えてくれた血の通ったリポートは、現実であるということがどんな物語より心を揺さぶり、とんでもない衝撃を受けた。
取材慣れした住人が金銭を求めて案内を始める。
それでも、素の人間を撮ることをあきらめない。表層的な演出や見せ物ではなく、その奥にある本音と日常を引き出そうとする執念がすごい。
読んでいるうちに、自分の中の「正しさ」が揺らいでいく感覚があった。
戦う少年兵も、信 -
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今まで読んだことがないタイプの本。ビジネス書かと思いきやドキュメンタリー、そしていつのまにか小説に。文章が上手いので、所々怪しいとは思いつつ、途中まで小説だとは気づかなかった。
更に作中で出てくるドキュメンタリー映像のテーマが「死」なので、取材対象の話も心をえぐられるものばかりで、涙してたのに。途中から何を読まされてるんだ?という気に。
ビジネス書なんか読むより、何より大事なのは心だよ、と。「ありえない仕事術」というタイトルにも、なるほど、となった。
・手に入れるべきは幸せを感じる心
・誰のための仕事か、その仕事でどんな世界観を実現させるべきかを見失わない。
・入口は欲望によって開かれる -
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ネタバレ1部
フジテレビのスポンサー離れをニュースに触れるたび、大変だとか感じてたけど具体的にどんな影響があるか腹落ち感なかったけど、この本を読んでイメージが湧いた。
テレビのマネタイズの仕方みたいなのがわかって興味深かった。
2部
1部とがらっと話の進み方が変わって、ぐいぐい引き込まれていった。
小説として読んだんだけど、
どんどんと闇が深くなって
抜けられなくなっていった。
体が動かなくなって、生きてるまま棺桶に閉じ込められる恐怖と闇。
正義を間違い良くない方向に進んでいってしまう闇。
カミデが闇に入ってからの加速度がすごかった。 -
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ネタバレネタバレ有。初見全く予測できない本。詳細を知らずに読んだ方が面白い。非常に面白いし革新的だった。読み通して感じたことは、筆者はこれに近い経験をしたのでは無いか、あるいはそう言った感情を常に持っていたのでないかと思わせられる。第一部は第二部を読んだ後もう一読してほしい、思わず笑ってしまうところがある(飲みは控えようの欄など、第二部の展開を予測させて面白い)第一部では実際に起こっている事象(実際売れたテレビ番組の話、オピオイドクライシスなど)をうまく混ぜて読者に『実際に起きている話』を布石に置き第二部へ繋げるのは新鮮だ。正直いうと二部も途中まで実話だと思ってた(前書きでの注釈に気づかなかった)酔っ
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Posted by ブクログ
同名のテレビ番組をNetflixで観て衝撃を受け、文章化が気になり手に取った本。
こんなに衝撃的な読書体験は久しぶりだ。
番組ディレクターである著者の上出さんは番組だと寡黙な印象だったがかなり筆が巧い。活字だととても雄弁な人だ。
そして番組で取り上げられていたのは実際の体験のほんの一部の切り取りに過ぎなかったのだと気付かされた。あの映像の背景にこんな濃厚なストーリーがあったとは…。映像だけでもかなりハイカロリーだったので、完全に胸焼けレベルの情報量。
卑近で月並みでかつ少しピントのズレた感想かもしれないけれど、今のこの平和な日本で平均的な所得水準の家庭に生まれたことがどれだけ幸運に恵まれた