上出遼平のレビュー一覧
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凄まじいノンフィクションだった。体当たりにもほどがある、向こう見ずにもほどがある。しかし突っ込んで行った先にはいつも彼を受け入れてくれる「人間」がいる。私たちの理解できる範疇を遥かに超える暮らしをしている人たち(たとえばケニアのゴミ山で暮らす青年や、リベリアの元兵士たち、ロシアの信仰宗教の信者たち)も、関係を築いて話を聞いてみれば、当たり前に人間で、とっても理解可能なのだ。
この著者の飽くなき好奇心と行動力、そして芯の通った関わり方に、尊敬の念を抱いた。彼がその人たちのことを知りたいと心から思うからこそ、相手は彼を受け入れたのだろう。そして言葉選びも丁寧で、その場の空気や人々の雰囲気、彼の心境などがよく伝わってきた。読めてよかった。
(強いていえば、台湾マフィアの話だけあまり楽しめなかったのと、ロシア信仰宗教の信徒たちに対する解釈がなぜかものすごく月並みだったが、それを差し引いても良い本だった) -
Posted by ブクログ
最高にかっこよかった。やっぱり上出さんの文章は素敵。クレイジーなようでいて、知的で示唆に富んでいる。そして何より笑える!
3人の仲の良さが羨ましい。大人になってもこんな風に遊べる仲間がいて、旅に出て。
生まれ変わったら男がいい。こんなふうに旅したりはちゃめちゃなことしてみたい。
と、ここまで考えて、自由に生きられないのは女であるせいなのか、と考える。
そんなことは無い。多分。
だから私ももっと自由に生きる!と力をもらった。
何気に、最初のニューヨークで遊ぶところが1番羨ましかったかも。
てか、朝ドラの撮影の合間にこんなハードなことするなんて、どんだけ!!! -
Posted by ブクログ
いろんな外国に行ったことはある。登山も好きなほうで日本でも海外で登山経験はある。
でもこの3人のトレイルツアーほどわくわくしたことがあるだろうか。旅行で音声を録音するということがこれほど面白いものになるとは思わなかった。すべて撮影者が3人なのだろうか、機種も違うのだろうか、入っている写真も素晴らしい。
物語がニューヨークから始まることも意外だ。タイトルであるmidnight pizza clubという名前、ネパールにトレイルに行くという発想、3人の個性、過酷な自然環境、どれも他の本では味わえないものだ。とても良い読書体験をさせてもらいました。
タトパニ ネパール語で「熱い水=温泉」を意味する言葉
ゴルカビール(Gorkha Beer)は、勇猛果敢なネパールの「グルカ兵」にちなんで名付けられたネパール産のビールです。
プラウベルマキナ 仲野大賀のカメラ 日本とドイツの合作
タルチョ タルチョ(チベット語: dar lcog)は、チベット仏教圏で見られる「5色の祈祷旗(ルンタ)」です。旗には経文が印刷されており、風にはためくことでその教えが世界中に広まり、掲げた人だけでなくすべての生き物に幸運と平安がもたらされると信じられています。
ダルバート ダルバートという言葉の語源は、ダール(挽いた豆のスープ)とバート(炊いた米/ご飯)。この両者がダルバートの最小構成要素です。日本で言えば、味噌汁とご飯のようなもの。通常はここに、タルカリと呼ばれる野菜のおかずや、漬物にあたるアチャール、そして肉・魚・野菜などのカレー、青菜を炒めたサーグなどが加わり、体にやさしい「定食」としていただくことが多いです。
ヒマラヤイラクサ 注意!
アップルモモ たべたい -
Posted by ブクログ
その目的って何?
社会人になり、何万回聞いたか分からないこの言葉。
方向性を誤らないために、この問いはとても大事です。
ただ、目的に縛られすぎた時、自分が面白いと思う事はあまり出来なかったなあと、振り返ってみると感じます。
この本は、俳優の仲野太賀さん、テレビディレクターの上出遼平さん、カメラマンの阿部祐介さんの3人で、ネパールの世界一美しい谷を目指す旅の記録。
文章を読みながら旅の様子を想像し、間に差し込まれている旅の写真で答え合わせをする。この反復がとても楽しかったです。
上出さんのハイパーハードボイルドグルメリポートや、仲野太賀inアラスカ(YouTubeで見れます)もおすすめです。
人間の素の見せ方とおしゃれな編集のバランスが絶妙です。
あまり頭で考えすぎず、時には、「ただ面白そうだから」といった単純な理由で、何か新しいことに挑戦してみる。そんな心がけを大事にしていきたいです。 -
Posted by ブクログ
ともこさん推薦
第一部はよくある自己啓発書、ビジネス書。
ただ、第二部からは違う。
フィクションではあるけれど、
こんなに読むのが怖く、はらはらしたのはものすごく久しぶり。
また読みたいかと言われたら、うーん…
ちょっと違うものを読みたい人
人の引きつけ方を知りたい人
刺激が欲しい人にはいいかも。
・自分は競争の舞台に立ち続けたいのか、と常に自問
手に入れるべきは、幸せを感じる心の方
・見ている人は見ている
他の人がやりたがらない仕事を愚直にやることで信頼が積み上がる
独り立ちする脚力をつけるには、それが何よりの近道
・「自分ではなくてもいいのに」
と思える仕事であるほど、最高に割りの良い修行
雑魚作業は忍耐力をつける
・ズルや嘘はコスパが悪い
・欲望をいかに利用すべきか