上出遼平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういう本がもっとたくさん世に出て、もっとたくさん読まれて欲しいなと勝手に思うくらい素晴らしい本だった。
映像では放送出来なかった部分も収録されているので、映像で見たしなあ、という人にも読んで欲しい。
食うこと、すなわち生きること。
過酷な地で、今日を生きるために様々な手段に出る遠い地の人々に思いを馳せるとき、平凡な感想だけど、日本に生まれて今こうして暖かい部屋で本を読む休日を過ごせていることの幸運さを痛感する。
『僕たちが半分飽きながらケーキの蝋燭を吹き消している時、その祝福を受け取ることができない人間が存在している』
誕生日はおろか年齢すら分からない。それが当たり前だという人がこの地球 -
Posted by ブクログ
題名はコミカルだけど、全然コミカルじゃない話。
この本を読み終えた今、いろいろなことを考えさせられます。食べ物が題材のように見えるけれど、それとはもっと違った、本当に奥深いテーマや課題を考えさせられました。社会、文化、道徳、人種、宗教…
技術も文化も発展している日本に生まれて、日本で生きている自分にとっては、この作品中の人々の人生や境遇があまりにもかけ離れていて、まるで物語を読んでいるような気にすらなります。
どのエピソードも大小の衝撃がありましたが、ゴミ山のスカベンジャーのエピソードが1番心に響くものがありました。とても強く逞しく生きている彼ら。おそらく、住んでいる場所も、身なりもお金の稼 -
Posted by ブクログ
今まで読んできた中で最高の旅エンタメ本。
素晴らしい山吹色の装丁と文字デザイン。
そのまま飾っておきたくなる。
上出遼平のユーモアがちょうど良いリズムで地雷のように爆発し、仲野太賀のほんわか元気少年の抜け感が旅行のウキウキ感を余すことなく伝えていて、阿部裕介の明らかに変なキャラとタオパニのような温かさを放つ写真がこの物語を芳醇なものにしている。
アップルモモ食べてみたすぎる。
ヤクに顔を突き合わせてみたすぎる。
7000mの座を拝んでみたすぎる。
冷静に考えれば、高所で道のりも厳しい旅だけど、こんなにも旅に足を向けたくなる。
次はどこへ行くのか、
彼らの行先も気になりすぎる。
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Posted by ブクログ
旅のエンタメを堪能できる。
旅は人間性が色濃く出る。
もちろん一緒に暮らせばわかるだろうが、旅はもっと手軽だ。1週間もすればどんな人かわかる。
個性をうまく描いている本書はどうしようもなく面白い!!!
仲野太賀くんは想像通り笑い上戸でかわいい。
上出さんは考えすぎなところもあって、人を妬む。
阿部ちゃんは素直すぎて感情をコントロールできてないけど優しいしそれがいい。
3人ってバランスがいい。
ズッコケ三人組を思い出す。
妙に均衡が保たれる。
この旅に阿部ちゃんがいなくなるとどうなるのだろうか。
少し非常識存在として扱われているが、阿部ちゃんがいないといい旅になっていないのかもしれない。
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Posted by ブクログ
読んで追体験する旅行記という本が好きなのです。仲の良い2、3人がおもしろおかしく旅する様子を読んでいると、いいなあと思う。
何よりも、ヨーロッパだとかニューヨークだとか、洗練されたカッコイイ街を歩くのではなくて、ネパールの山道を往くというのが、オトコ心をくすぐる。ネパールを歩くってだけで、なんか前途多難って感じかプンプンするじゃん。
食べ物とか大丈夫かと思ったりするし、まさに冒険だよね。読んでたら、チャイとヒマラヤの甘露「アップルモモ」(たびたび仲野太賀君が「うめぇ、うめえ」と連発する)を食べたくなったよ。
━旅は朝!
「旅を充実したものにするための鉄則は、一にも二にも早起きである。早い時