上出遼平のレビュー一覧

  • 歩山録

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    山登りが好きだから、登山の話ということで
    点数は甘め。

    ハイパーハードボイルドグルメリポート、
    ありえない仕事術を読んでから
    本書を読んだ順番。

    体裁としては、登山小説に近いけど
    ありえない事象、人物が出てきて
    不思議な読感。

    日常の描写からスタートして、
    少しずつ少しずつ非日常的な人物が出てきて
    不思議な世界に入り込んでいく感じは
    村上春樹的なそれ。

    印象的だったのは、前半と後半の山小屋で食べる
    食事の描写が秀逸で、めちゃくちゃ食べたくなる。

    ここらへんは「食う」にこだわってきた
    上出氏らしいところかなと思った。

    あとは、ありえない仕事術を読んだ後だから感じるのかもしれないけど、

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    2024年08月10日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート新視覚版 2

    購入済み

    求む続編!!

    番組の裏話やディレクターのインタビューが読めるので、番組のファンであれば買って損はないと思います。加えて、インタビューのページが巻末にまとめられている分、前巻よりもテンポよく読めました。
    個人的には米国編やギリシャ編等々、まだまだ他のエピソードで出して欲しいんですが…本巻で完結なんですね。心底残念です!続編を切に希望します!

    #泣ける #アツい #深い

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    2024年07月22日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    ネタバレ

    凄まじい本だった。
    第一部も本質を突く内容で良かったが、第二部からがさらに凄い。
    実直な主人公とその仲間が正義をもってドキュメンタリーを撮る物語を一人称視点で描く形式なのだが、どっぷり感情移入していた主人公に、突如しかし滑らかに感情移入できなくなる瞬間があり、技術を見せつけられた。
    全編通して「正義とは何か」という強いメッセージを倫理観揺さぶる物語でストレートに伝えているにも関わらず、この装丁、このタイトルで闇に紛れさす真意が気になるところ。(カバーを外すと表に大きく正義の文字、裏はその正義の文字が崩れ去っているのも憎い)
    あんたの正義は一体なんだ⁉
    読む手が止まらない体験を久しぶりにしました

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    2024年07月19日
  • 歩山録

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    前情報なしで読み進めたため、途中から村上春樹作品かのような世界観になるとは想像もしていなかったので、いい意味で裏切られた。

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    2024年06月20日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    前半は著者の考える仕事への向き合い方、後半は仕事術を散りばめた小説形式になっていた。
    仕事術もとても面白く参考になったが、後半の小説が凄かった。小説の中で著者が大事にしている信念にそって行動するのか、違う選択をするかの分岐のポイントがあるですが、その選択をした事による結末が圧巻でした。

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    2024年06月15日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    全体的にかなり同意できる内容だった。
    「仕事」をする上で忘れてはいけないポリシーというか前提というか。大事にすべきことを提示してくれている。
    しかしこれって、普段の仕事では忙殺されて忘れがちなこと。
    このように改めて提示していただけると、忙殺されがちな普段も思い返して、最も大事にすべきことを大事にできているか振り返ることができるように思う。
    とても良い一冊。

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    2024年05月27日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    ハイパーハードボイルドグルメリポートの仕掛け人である元テレビ東京のプロデューサー、上出遼平氏による"ありえない仕事術"。

    彼の仕事に対する考え、価値観、ノウハウが徹頭徹尾詰め込まれたHow to 本かと思いきや、期待の遥か斜め上をいく鮮やかなまでの裏切りっぷり。

    いわゆる"ビジネス書"を読んで泣きそうになったのは初めての経験でした。

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    2024年05月24日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    本当にありえない仕事術だった。マジで新しい切り口だと思う。フィクションにドキュメンタリーも入ってるし、ノンフィクションに近い部分があると思う。上出さんの作品ってだから面白いんだ。テレビで扱ってるのは全部真実だと思うけど、どこか虚構っぽいかんじもしててそこに引きずりこむ演出がうますぎるんだ。

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    2024年05月21日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    仕事術って視点をどこにおくかで内容が違うんだな。
    一気読みしちゃった。
    そもそも仕事に向き合う時のマインドがどこにあるのか。
    誰のための仕事なのか。忘れちゃいけないこととか。

    作業効率とか、思考法みたいなのを求めてる人にはがっかりさせちゃうかも。

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    2024年05月19日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    まさに「あり得ない」仕事術。

    第1部は共感できる部分も多いが、なにより第2部がすごい。成功や成果、名声を得るに従って自己陶酔し、周りが見えなくなり自分勝手な正義を振りかざしてしまうことが大なり小なりあるように思う。

    自分を客観視することに努め、価値を提供し評価を与えてくれるのは常に他者であることは忘れてはならないなと思わせる一冊。

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    2024年05月09日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    ネタバレ

    [do the right things ]正しいことをしよう。
    二部のフィクションは著者の経験に基づく心情や考えが影響しているのか細やかな心情が表現されていてリアリティがあった。

    ちょっとした不正が大きなトラブルにつながった苦い思い出が蘇ってきた。
    今自分がしている仕事が、誰に向けてなのか?心を持って取り組めているか?を自問自答しながら
    正しいことを着実に行って行きたい。
     

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    2024年05月06日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    著者のpodcast「NY御馳走帖」が好きだ。
    仕事術なんて書かないだろうと思ったらやっぱりそんな感じで、「どうすれば善く生きることができるか」が大事と説く。儲かるとか仕事がうまくいくとかは、もっと後の方の話なのだ。
    僕には誰も興味を持っていない。それをちゃんとわかっておいて、それでも人の欲望をちょっとくすぐれたらいいなあ。

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    2024年05月04日
  • ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

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    世に出ている「仕事術」のビジネス本。

    そのアンチテーゼとしての「第一章」

    そのアンチテーゼとしての「第二章」

    ドキュメンタリー制作小説としてまずめちゃくちゃ面白い。その上で二章構成が持つ意味。

    初めは内容少ないし、想定していた「ありえない仕事術」ではないような気がしたがそれで終わるわけではない。

    結局「正義」を掲げて自らの成功のために、周りの人の心・自分の心も蔑ろにしてしまう。

    上出さんの撮る作品も、書く本も大好きです。

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    2024年05月02日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

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    頭に浮かぶどの感想もチープに思えてくる。
    それくらい、単純化できない問題と、それが確実にリアルであることが伝わってきた
    ここでは当たり前のことが、全然当たり前じゃない。分かっているようで何も知らなかったんだ、そう優しく突き付けてくれる一冊だった

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    2024年02月16日
  • 歩山録

    匿名

    ネタバレ

    自意識に殺される

    生きづらさを抱えるすべての人に読んでほしい。 この小説は「自意識」に翻弄され、人生を遭難する現代人への警鐘でもある。 幼少期から「見られること」を強く意識し、周囲の視線への最適解だけを求めて生き続けてきた主人公山田の病巣は、SNSにより他人の視線がより顕在化された現代人にとっても他人事ではない。 しかしこの小説がより不幸なのは、山田がその最適解を出し続けた成功体験こそが、山田の視界を曇らせたこと。「聡明な」山田は、都市を『思考停止』と位置づけ、我こそが現代人に一石を投じるとばかりに、都市の対比としての「山」に向かう。しかし、一石を投じる動機は愛や平和のためなどでは決してないのだ。他人から「一目

    #ダーク #深い #ドキドキハラハラ

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    2023年11月21日
  • 歩山録

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    素晴らしい小説は、そんじょそこらのビジネス書はもちろん、哲学書すら凌駕する「気づき」をくれるもの。
    その意味で、この本は(そもそも小説なのか?という気すらするが)とことん素晴らしい。

    主人公は、身体と知性と屁理屈をもって、とことん、ホントにとことん考え抜く。一方で、結論は保留する。正解はコッチだと決めつけることなく、疑問符を抱きかかえたまま、主人公は歩く、歩き続ける。
    登山の話のはずなんだけど、気づけば家族との暮らしや、仕事のこと、人生のことに想いを馳せる導線を、勘弁してくれ!っていうぐらい、引かれてしまう。

    他にも色々言いたい魅力はあるけど、紙幅が足りない。例えば途中、「道とは何か」を問

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    2023年11月14日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

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    途中までは、この彼友達になれそうだなと思って読んでたけど、後半、違う、ちょっと近づかない方が良さそうだ、と思った。

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    2023年11月03日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

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    本当に素晴らしい本です‼️
    映像も観ました。
    その中に出てくるアフリカのゴミ山の青年の笑顔が忘れられません。
    大きな影響を与えてくれた1冊です。

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    2023年07月29日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

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    世界の人がどんなご飯を食べてるかというグルメリポート。
    数年前に先輩からこの映像のことを聞いた。
    映像で観た話と観てない話がある状態で読んだ。
    映像で観てても100%読んで良かった。
    何が正しいとか正しくないとか判断ができひんから思想まで変えてしまわれそうになる。
    衝撃。

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    2023年01月23日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

    Posted by ブクログ

    テレビという媒体で見ると、どこかPOP(表現的にはドキドキ、ハラハラみたいな)に見えていたが、文字情報だけで見ると、危険さ、思いがさらに伝わった気がする。後、この人のテレビ番組結構見てたんだなぁ。

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    2023年01月09日