桜林直子のレビュー一覧

  • あなたはなぜ雑談が苦手なのか(新潮新書)

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    Howto雑談、な内容かと思ってた。
    とんでもない。哲学だった。
    思い当たる節が多すぎて、読んでて辛くなった部分もあるが、読み進める間、ずっと背中をさすってもらってる気分にもなり、泣きそうになる部分も多かった。

    常に聞き役だった。今もそう。
    なぜか、そのほうが「良い」と思ったからだ。
    話を聞ける人って、頭良さそうじゃない?
    話を引き出せる人って、かっこいいじゃない?
    「ここで否定せず、受け入れて…」ってスキルを持ってる自分、すごくない?
    そんな思いがあった。いまもある。

    一方で、面白く話せないかもしれない、という自信のなさを隠したかった。ダサく見られたくなかった。これも、いまもそう。
    言葉

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    2025年11月30日
  • あなたはなぜ雑談が苦手なのか(新潮新書)

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    「雑談が苦手」という多くの人が抱える悩みを、“性格の問題”ではなく“構造の問題”として捉え直してくれる一冊です。

    おもしろいポイントは、著者が自身のコミュニケーションの癖や、雑談がうまくいかない理由を徹底的に言語化しているところ。
    雑談が苦手な人は「話題を広げないといけない」「うまく返そう」と無意識に力んでしまいがちですが、本書ではそれを“雑談の役割を誤解しているから起きる現象”として分解し、どうすればラクに人と接することができるかを具体的なステップで示しています。

    特に面白いのは、「雑談は情報交換ではなく、“相手と同じ空気にいるための儀式”である」という視点。
    自分がどんな場面で緊張しや

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    2025年11月25日
  • あなたはなぜ雑談が苦手なのか(新潮新書)

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    手に取ったきっかけは私自身が雑談が苦手だということではなく、私の推しのジェーン・スーが推しているから読んでみようという軽いノリだった。
    が、こんなに丁寧に雑談、つまりは人の話を聞くと言うこと、自分のことを語ると言うことを分解、説明してくれていることに驚きの連続と発見の嵐であった。
    言葉を雑に扱わず、丁寧に考えてきたからこそのわかりやすさ。
    最も刺さったのはプール理論と相手の扱い方、自分の扱い方。
    これはビジネスシーンでも日常のコミュニケーションでも何にでも使える、心をヘルシーに保てる書籍。
    最近読んだビジネス本の中で最高得点です。

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    2025年11月22日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    ネタバレ

    この本は、いつも聴いている「となりの雑談」の空気が、そのまま温度を保ったまま文字になったような一冊。
    耳で聞いていた言葉が活字になることで、より深く自分の中に染みていく感じがあって、「ああ、こういうことだったんだ…!」と理解がクリアになりました。
    やさしいやり取りなのに、とても本質的で、自分の心の扱い方を丁寧に見つめ直せる本でした。


    ① 主体性
    心に残った言葉
    • 「人の顔色」ではなく「主人公の自分」にライトを当てる
    • 行き先も行動も、人に委ねず自分で決める
    まずは「わたしはどうしたい?」を丁寧に聞くことを大事にしていきたい。


    ② 快適さ
    心に残った言葉
    • 快適とは「安心・安全

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    2025年11月16日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    ポッドキャストの会話を文章で書き直したり、それぞれの話し手が自分の「世の中の見え方」をわかりやすく書き直したもの。

    正直、このポッドキャストを聴いていてピンと来る回は3割くらいなのだが、文章にしてもあまり理解できない内容が多かった…プール理論は何度か聞き直して文章でもサクちゃんの言葉で読み直してやっと理解できた!これは本の問題ではなく、すーさんでもさくちゃんでもない派(土じゃなければ、なんだろう)の私の問題。しかしあーちん(くまおの作者)ファンとしては時々あーちんの話が聞けるのも嬉しいし、ほんと隣の会話を聞いてる気軽さで聞けるので番組自体は大好き。

    それにしてもすーさんの別のポッドキャスト

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    2025年10月03日
  • つまり“生きづらい”ってなんなのさ?

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    #ヨンデルホン
    #つまり生きづらいってなんなのさ? / #桜林直子 #星野概念 #磯野真穂 #東畑開人 #石井ゆかり #武田砂鉄(#光文社)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    どの対談も面白く興味深い。特に砂鉄さんは、分かる部分が多くあった気がする。
    人が人と生きる故の生きづらさは形は違えど無くなることはないのだろう。いかに自分らしい土台を見つけるか、それが唯一の攻略法なのだろう。

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    2025年09月30日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    すごくよかった~。
    カウンセリングの先生から聞いたり、自己啓発的な本とかでも読んだことのある内容も多くあるけれど、普段ポッドキャストで声を聞いている人の本はまた頭へのしみこみ方が違う。
    自分はサクちゃん側の人間なので、サクちゃんが生きやすさを手に入れるために駆使してきたコツや技を取り入れたい。スーさんの「自分が世界の主人公」的考えも好き。自分を二の次三の次にしてしまうので、「私もそう生きていいんだ~」と思わされた。

    自分のこの本からのテイクアウェイ↓
    ・好き嫌いを意識する。
    ・やりたくないことをはっきりする。
    ・夢は縛りにもなる。いったん追っていた夢を追うのをやめてもいい。方向展開は調整であ

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    2025年08月31日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    ネタバレ

    視点を変えれば世界が変わる、ということを具体例と実体験を持って言語化してくれる本。
    人との境界線(プール理論的)、不幸比べ(世界一嫌な相撲)、先回りへの警鐘、など、共感の嵐だった。

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    2025年08月09日
  • つまり“生きづらい”ってなんなのさ?

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    ◾️この書籍で特に印象深い言葉は、土台。「子どもの頃にしっかり土台ができあがると、その上で当然のように飛んだり跳ねたり走ったりできますが、土台が作られないまま成長すると、うす暗い土の中にいるような感覚で、うまく動けない」

    ◾️やるべきことは、「自分で決める」こと。

    ◾️「過去を大事に抱えてない?未来に背を向けてない?人生のシナリオはあとから自分で書き換えられる」という文を読んで、過去を大事に抱えすぎてる!今や未来を蔑ろにしてる!!!と、オタクは頭を抱えました。後悔の多い時期(高校時代)のことを毎日大切に繰り返して思い出してる……思考の照準を、今と未来に直していきたいなあ( ´ ▽ ` )

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    2025年08月03日
  • つまり“生きづらい”ってなんなのさ?

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    何回か読んで味わいたいと思った本です。
    わかるようで、わからない。もっと噛み砕いて、消化したい感覚。

    「多分、なにかを恨んでいたいという気持ちがあると、人のせいにし続けてしまって買われないんだろうな」

    「リアルな困りごとと想像上の他者との比較を無理やりくっつけて生きづらさが誕生する」

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    2025年08月02日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    ーーーーこんな本ですーーーー
    TBS Podcast 「となりの雑談」の配信を本の形で構成しなおしたもの。

    「スーさん」ことジェーン・スーさん。
    ▶︎エネルギー値が高い
    ▶︎世界を捉えるカメラはつねに自分についている

    「サクちゃん」こと桜林直子さん。
    ▶︎エネルギー値が低い
    ▶︎世界を捉えるカメラは上から。俯瞰で撮っているイメージ
    ーーーーーーーーーーー

    ふたりの性格はまったく逆、と言っていい。ふつうだったら友だちにもなれないし、会話だって成り立たないんじゃないか。それでもスーさんとサクちゃんの会話は、心地良くぐんぐん進む。それは、ふたりがお互いの違いを「おもしろい」「しりたい」と思って

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    2025年06月07日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    対談形式の本です。
    自分の視点と他の人の視点の違い、自分の視野を広げ心を自分に向けて考えるきっかけを与えてくれる本です。また折に触れて読みたいと思います。

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    2025年06月01日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    「自分を幸せにできるのは自分だけであり、自分物語の設定を決めて、どこにライトを当てるか決めるのも自分自身である」

    アドラー心理学でも「不幸いることを自分で選んでいる」という考えがあるけれど、それに近いことを2人が話していて驚いた。

    不快な場所にいることを選び続けるか、抜け出すか、そもそも不快だと気づけるか、NOと言えるか。

    アクションを取るために「自分は幸せでいていい」を指針とすることが大切だと学んだ。

    私は私のままで幸せになっていいのだ。

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    2025年05月04日
  • 世界は夢組と叶え組でできている

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    20年前に読みたかった。断然「叶え組」なのにそうとは知らず、たくさん無理をして疲れてしまった。著者が考え続けて書き続けた「やりたいことがない人」への「考え方集」。

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    2025年04月29日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    なんか分かる〜が溢れた一冊

    お二人の考え方や経験は全く違うのに何処か交差する時や、それぞれの言語化が絶妙で唸る

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    2024年12月23日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    毎週聞いているPodcast『となりの雑談』の書籍化。
    私は耳で聞くよりも文字を目で追う方が頭に入りやすいタイプなので、書籍化されて嬉しかった。

    スーさんの著書は以前『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』を読んだことがあって、そのときの感想は率直に言えば「自分と全く異なるタイプの人間だ……」だった。興味深く読んだけどそれ以上に違いに驚いた印象の方が強い感じ。
    私はどちらかと言えばサクちゃんに共感するところが多いタイプ。土グループだし、これまでの人生で意識するしないにかかわらず様々なことを諦めてきた自覚があるし。

    サクちゃんとスーさんが会話しているとしばしば「え、何を言っているの?」という空

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    2024年11月21日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    たぶんわたしはサクちゃんと似た考え方の人
    スーさん側の人の気持ちもわかってうれしかった
    わかりあえない!おわり!じゃなくて、『こういう考え方』が見えなくてしらなかった、そうなんだね、まで2人が話し合ってくれるからとてもやさしい。

    今現在のもやもやを抜け出す方法もたくさん具体的に書いててありがたい
    ふたりがpodcastからそのままお話してくれてるみたいでやさしい1冊でした。

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    2024年11月17日
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

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    「となりの雑談」が好きで、発売日前から書店で予約して買った一冊。
    内容は一度Podcastで触れられているものが殆どだけれど、何度も噛み締めたい内容なのでぐいぐい読み進められた。これからの自分の生活や他者との関わり方について、忘れたくない内容がたくさん詰め込まれている。
    これからも何度も読み直したい一冊。

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    2024年11月02日
  • 世界は夢組と叶え組でできている

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    ポッドキャストの『となりの雑談』で、B&Bでトークイベントをやるということを知り、友達を誘ってチケットを買おうとしたら、会場のチケットはすでに売り切れになっていて(しかもマグカップが欲しかったのに、、、涙)、仕方なく配信チケット&書籍セットを購入。『闘いの庭』のほうは既に読んでいたので、本著のほうを選択。結果、この本を読めてよかったなと。

    普段、となりの雑談で「雑談の人」という肩書きで紹介されている著者だが、その得体の知れない「雑談」についても知ることができ、改めて特異な人だなと認識。

    内容は、とてもわかりやすい言葉と文章で丁寧に書かれていて、今まで考えたことのない分解の仕方や問題

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    2024年05月25日
  • 世界は夢組と叶え組でできている

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    Podcast のとなりの雑談を聴き始めて、さくちゃんの考え方が面白いなと思ったので読み始めた。
    いつかみたあのセブンルールに出てたクッキー屋のさくちゃん!ルールの一つがご機嫌でいることと言っていたさくちゃん!
    思わぬ所で色んな答え合わせ、これだから人生ってすてたもんじゃないよね。
    読む人によっては自己啓発に感じる人もいると思うけど、自分で物事の解像度を高くして考えた言葉で文章にしているから、ステレオタイプに感じない感じが私にはすごく良かったな。
    また読みたい。
    以下気に入った箇所。

    ・人生はただの時間だから、死ぬまでの時間を何に使うか、誰といるかが全てだと思う。

    ・人のせいにするかわりに

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    2023年09月06日