倉井眉介のレビュー一覧

  • 怪物の木こり
    冒頭の事件と本編との繋がりが面白く、次は誰だ・・・とワクワクしながら1日で一気読み。サイコパスをただのサイコパスで終わらせないところ、でも最後の一文でやっぱり「普通」の人間にはなれていないところが、サイコパスらしく面白かった。
  • 怪物の町
    妄想なのか現実なのか、読みながら考えさせられるストーリー。然しながら終盤には一定の結末もあり、なかなか読み応えがあった。
  • 怪物の木こり
    読み始めの頃は
    サイコパスが犯罪を繰り返し
    別のサイコパスと衝突するのかなぁ
    くらいに思っていた。

    だけど
    そんな予想を遥かに上回ってきた。

    まさか
    幼少期に人体実験に巻き込まれ
    サイコパスにされていたなんて
    これっぽっちも思うわけないよ。

    医療に携わる者としては
    恐ろしく残酷な事件で
    絶句す...続きを読む
  • 怪物の木こり
    映画を見た友達がとても面白かったと言ってたので読んでみました。友達の言う通り面白かったです。特に物語のテーマとストーリー展開は秀逸でした。なおかつそのテーマに対する結論とその結論までの描かれ方は突出して面白く、読後の満足度は高かったです。
    また、物語の情景は激しく描かれているので、とても映画映えする...続きを読む
  • 怪物の木こり
    サイコパスとサイコパスの戦い。
    『カエル男』等が好きなら、一度は読んで頂きたい作品。完全に好みは分かれる。
    サイコパスの周りにはサイコパスが存在していて、サイコパスになるにも原因や理由がある。
    純粋なミステリーではないと思うし、ちょっとしたSF的な要素も含まれる。
  • 怪物の町
    第17回このミス大賞作「怪物の木こり」に続く怪物のシリーズ?第二弾?と思って読んだ。記憶があやふやだが、木こりより読みやすかったような…
    何処にでもありそうな町が舞台なので、そこら辺の町でも本当はこんなことが起きているのでは!?という怖さを感じた。犯人探しのミステリーとは違う含みのある終わり方がまた...続きを読む
  • 本格王2022
    2023.06.30
    こういう読み比べはとても楽しいです。
    やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
    私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。
  • 本格王2021
    方丈さんが好きで方丈さん目当てで買った。
    アミュレットホテル、とても楽しく読めて好き。

    他にも初読みの作家さんが多く、楽しく読め気になる作家さんが増えた。
  • 本格王2022
    みんな良かったです!
    読んだことのない作家さんのお話は興味深く、次に読む本をどれにしようかな~、と迷ってます!
  • 怪物の木こり

    続編が書かれるべき作品

    非常に面白い作品…とは思いつつどこか未消化な感じが拭えない。無論小説の中でも悪が野放しにされるべきではない、とかそんな野暮な倫理観は持ち合わせてない。が。これで終わりというならきちんとけりはつけるべきだったかと…ベタな展開だったとしても。
    ただ言い換えれば、その未消化感は続編への期待であり、行間から...続きを読む
  • 怪物の木こり
    最初は異常な奴だらけでしんどかったが、サイコパスの主人公がかなり良い。刑事は何やってんだって感じだが、展開が面白く、途中からは一気に読めた。続編に期待します。映画も観てみるか。
  • 怪物の木こり
    サイコパスものが好きなので気になって読んでみた。
    そんなに驚きはなかったけど、二宮が普通の感情を取り戻していく感じが面白かった。
    嵐子の存在が結構薄くて、もっとキーパーソンになるかと思ったから肩すかしにあった感じ。
  • 怪物の木こり
     「怪物の木こり」は、2018年の第17回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品です。2023年12月公開で亀梨和也さん主演で映画化もされていますね。
     サイコパスVS連続殺人鬼の物語で、脳を持ち帰るという残酷な手口なのに、そんなにグロい描写や物語には感じずにスーっと読めてしまいます。あまりにも突...続きを読む
  • 怪物の木こり
    「サイコパス 対 殺人鬼」という設定にとても興味をそそられ読みました。
    サイコパスとして育ってしまった主人公が殺人鬼に負わされた傷により、幼少期に不法に頭に埋め込まれた脳チップが不具合を起こし、サイコパスとしての人格をだんだんと失っていく姿が斬新で面白かった。サイコパスとしての残りの人生を過ごすのか...続きを読む
  • 怪物の木こり
    ひとつの事件に関わる視点がふたつ。
    それぞれの主人公のそれぞれの話をひとつのストーリーで語った感じ。
    交互に展開されることで同時進行していると思っていたが少し違って、ちゃんと意味があったんですね。

    個人的にはプロファイラー栗田の活躍を描いた作品も読みたいものです。
  • 怪物の木こり
    いきなり主人公の1人であるサイコパス弁護士の殺人シーンから始まる。その弁護士が「怪物の木こり」のお面を被った男に襲われ、同時に脳味噌が持ち去られる連続殺人事件が起こる。それを追うもう1人の主人公、女性刑事。2人の物語が並行して進んでいく。
    テンポ良く先が読めないストーリーが心地良い。斬新な設定が興味...続きを読む
  • 怪物の町
    いい意味で読むのがしんどい
    読む体力はあるのに読む気力が削がれる感じ
    主人公が正しいのか、町人が正しいのか、わけ分からんくなるし、最後まで訳分からん、読み進めのが怖くなる
    けど、面白い
  • 怪物の木こり
    主人公のキャラが立ってて設定、展開共に良く出来ていて面白かったが、後半が少し駆け足、しりつぼみだったか。亀梨くんの映画も見てみたくなった。
  • 怪物の木こり
    ドラマ仕立てで少し縁起臭さもある描写が多いものの、事件の展開や伏線の回収、軸の世界観の作り方など面白くて一気に読めた。

    映画のし上がりも気になる
  • 怪物の木こり
    数年前から気になっていて、映画にもなったらしいので読んでみた。
    サイコパス悪徳弁護士が、謎のマスク男に襲われるという設定だけでとてもワクワクした。
    容赦ない思考である主人公の視点で展開されるが、そんな主人公が途中から…
    中盤で明らかになる一つの事実はとてもとても恐ろしく、うわぁ…と思わず唸りました。...続きを読む