上條ひろみのレビュー一覧
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ネタバレ勝手に読みにくそうと先入観を抱いていたが、とても読みやすかった!事件とは関係のない描写(登場人物たちの生活や思いなど)が多かったが、それが逆に物語に深みを増していたと思う。(私の大好きなクリスマスに少女は還る、に似ている)犯人は、確かに予想もつかない人物だった。が、犯行理由や逮捕されてからの部分はあまり描かれておらず、フーダニットに重きを置いているわりに人物像が掴めなくてそこが少し残念だった。
ホランドと【見知らぬ人】というサイドストーリーも物語に雰囲気を醸し出していて良かった。最初、ホランドは実在の人物かと思って調べたら、架空の人物だった。そのくらいリアルだった。
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ネタバレ高齢者向け共同住宅”シービュー・コート”に住む本好きの老婦人ペギー・スミスが亡くなった。
第一発見者のウクライナ出身介護者ナタルカは、ペギーの名刺に記されていた”殺人コンサルタント”の肩書、ペギーが保有していた本の数多くに彼女への献辞が添えられていることに不審な臭いをかぎ取り、ハービンダー部長刑事(前作『見知らぬ人』でも事件を解決に導いた、同性愛者で実家暮らしのシーク教徒女性刑事)に相談に行く。
決しておざなりに扱われたわけではないけれど、ナタルカは好奇心の膨らみを抑えきれず、ペギーの友人で75歳を越える老紳士エドウィンと、元修道士という異例の経歴を持つ皆の行きつけのコーヒーハウスのオーナー、ベネディクトの3人で素人探偵調査に乗り出す。
前作は作中作とその中で記されるキーワードが牽引する良作ビブリオミステリだったが、本作はまた別の角度からのビブリオミステリ。
ただ、むしろビブリオというよりも、どちらかというとダニエル・フリードマンだったり、リチャード・オスマンのような壮年活躍ミステリ色の方が濃いかな。
全く違う様相のミステリをまさかのハービンダー刑事のシリーズものとして仕立ててくるとはね。
もはやハービンダーシリーズといいつつ、主役はその他事件関係者が務めるというように感じた。
2021年度CWAゴールドダガー賞最終候補作とのこと。
受賞したのはクリス・ウィタカーの『We begin at the end(邦題:我ら闇より天を見る)』。
今後の活躍も期待したい。 -
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お菓子探偵ハンナのシリーズ22作目。
こんな展開になるとは?
ハンナは故郷の街レイク・エデンで、「クッキー・ジャー」という手作りクッキーとコーヒーの店を出しています。
気さくで親切な30代女性で、素人探偵の腕はすでに知れ渡っているのでした。
美魔女な母親と、母親似で綺麗な妹たち二人とは違い、癖のある赤毛で長身、ダイエットも気にしてます。
いや、こんなに美味しいものを次々に考案してたっぷり作ってればねえ~(笑)
家族との関係は、当初より良くなってきましたね。
歯科医で優しいノーマンと、警察官でハンサムなマイクという二人のボーイフレンドに囲まれ、これがどっちとも決められない!?
多少の葛藤はありつつも、おなじみの劇団の公演のように、年に一度は一座で探偵をする感じのコージー・ミステリです。
思いがけなく、ラスベガスで再会した大学時代の友人ロスと恋に落ち、どうしても二人のうち一人を選べなかったのはこれが足りなかったんだわと納得したハンナ。
え、ほんとにそうなの?
と見守るうち~ロスはどんどん、怪しく‥
サイテーぶりを見せたところで、あらら~
この後はどんな展開に?
最初から読む必要はないシリーズですけど。
ロスが出てくる前の方が楽しいかな~…
いや、続きも読みますよ!(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレお菓子探偵ハンナ・スウェンセンシリーズの記念すべき20作目。ここからは翻訳版の出版社さんが変わったようです。しかし表紙やレシピページのデザインなどは変わらずで、読者としては気にすることなし。
冒頭からドロレス視点で新鮮でした。ドロレス段々好きになっていく。かわいい。同族嫌悪なのか、ハンナやミシェルよりも、ドロレスやアンドリアの方が好きなんですよね。可愛げかな。
死体レーダーがどんどん家族に伝染してませんか?
最早呪われた町としか言いようがないレイク・エデン。越したくない町。ハンナがいるから事件が起こるのではなく、あの町に何かあるのでしょう。
このシリーズは人物の描写は表情が浮かぶ程ですが、情景描写はイマイチすっと頭に流れてこないなぁ。言語版で読んでいる人達はどうなんだろう。日本語と英語ではその辺の表現手法も違うでしょうしね。
長らく独り者だったハンナがハネムーンで四六時中パートナーと過ごす息苦しさは何となくわかります。ある程度はそう言うものだし、ハネムーンが終わればお互い仕事がありますから、寧ろ心配すべきはすれ違いの方かなとも思いますけど。
最初から空気のような相手と結婚すべきか、いずれ慣れると割り切るか。週末婚なんてのもありますしね。
続編を先読みした感じ、ロスとは結局うまくいかないようですが、ハンナに赤ちゃんが産まれる展開とか今後あるのだろうか。
猫飼いは犬っぽい人が多いと言うけれど、ハンナは自身も猫っぽいタイプなのかも知れませんね。なんかしっくりきませんが。完全に独り者タイプってことか。
映画『卒業』のラストを彷彿とさせると言うか。勢いでゴールインするまでは良かったものの、その後は?って言う。気を遣って本心を言えない相手って感じだし。
町が呪われているのと別に、ハンナの店のお菓子が呪われてると言われて客が来なくなってもおかしくないよな……。いつも現場にクッキージャーのお菓子があるなんておかしいじゃないの。
ハネムーン中に自宅がリフォームされてたらびっくりしますね。しかもサプライズ。家って落ち着ける場なわけで。でも相当お金かかってるよなあ。ノーマンとドクがかなり出資してるのかな。医者だし。でもドロレスも作家だから凄そう。
よく猫は家につく? とか言うけど、モシェとカドルズはあまり拘りなさそう。
オランジェットが大好きなので、オレンジファッジクッキーは私も好きそう。チョコレートザワークラウトクッキーは遠慮したいけど。そもそも生キャベツが嫌いだし。えづいちゃう。酢キャベツ怖い。
レシピの材料が何なのかわからなければ、検索するなり、店員さんに訊くなりすれば良いのに。
ミシェル。家を訪ねてから“ロスに確認して欲しい”ってのは矛盾した心遣いだな。私が新婚の夫だったら嫌とは言い辛い。
モグラへの辛辣なコメント。
ハンナ、またもやジョークをジョークと気づくまで時間がかかる。これだと会話の間もチグハグになって疲れるだろうな。表情の練習までしてるし。ハンナってこんなに不器用な設定だったかな。普通“こう言う風に見える様にこう言う表情をつくる”とか考えてないよ。表情って、自然と出るものじゃないの。
今後の展開を先読みした感じでは、ロスに問題があるようですが、新婚生活を読む限り、ハンナは結婚生活に馴染むまでかなり苦労しそうな感じがしますね。独りが長過ぎたせいなのか。
ハンナって結構人の気持ち汲み取れないこと多いよなぁ。他人にあまり興味がないのかな。
シトラスシュガークッキーも私、好きそう。オレンジとレモンのゼスト。表皮を削ったやつですね。
疲れた時に甘いものって、長期的に見ると逆効果って話ですけどね。糖質制限とは無縁の世界。フィクションの世界が羨ましい。
前作でしたっけ。ハンナがロスに一番に連絡しなかったって話題になったのは。今回ロスが同じことをした。自分のことを棚に上げ過ぎかも。しかも勘違いだし。
運転手でもグラス半分は呑んでいいの?
それは飲酒運転にならないの??
お酒も呑まないし運転もしないからよくわからないんだけど。
頭の中では自分をまだ旧姓で呼んでますね。
夫婦別姓なのかな。ロスの台詞では“ハンナ・バートン”と言うシーンがあったけど。実際のところはどうなんだ?
ドロレスの手回しの良さに感心。
むちゃんこデカい独り言ですね……。
スニーカー。劇団の団員かな。トリーは嫌われてたみたいだけど、団員の一人と恋仲でもおかしくはないか?
でもトリーって何歳くらいなんだろう。
街の劇団だから団員の年齢層はバラバラだとして。
ディナーにデザートがついていたのに、帰宅後更にホットチョコレートにチーズケーキって……やば。アメリカでは普通なのかな。ハンナはぽっちゃりとしても、ミシェルやドロレスはスタイルが良いはず。奇跡としか言いようがない。
いつも正しい判断ができて一人で対処してるですって?
いつもギリギリのところを駆けつけたマイクに助けてもらってるんでしょうが。全く。そこのところへの感謝は忘れてしまうのかな。毎回このバカ! って思いながら読んでるわよ、こっちは。
ヴィヴィアン。決して誉めなかったのは、スニーカーの男の現彼女だから? それともバスコム町長の浮気相手で関係を終わらせたのがトリー? 劇中の台詞は今後のハンナとロスの展開を示唆しているのかな。
今回いつもより誤植が多い気がする。出版社が変わった影響かな。
ミシェルはあんたのママかい。いやでも無料で宿を貸しているわけだから、向こうも恩があるんだよな。むさえちゃんとは大違いだな……。
レネの娘がヴィヴィアンかな?
それともヴィヴィアン=レネ?流感はインフルエンザだから、痕が残るってこともないよなぁ。人がいる間はメイク室に入らないのはそれを見られたくないからかなぁとも思ったけど。
ふむ。代役はどうなるのかと言う問題と、この時点ではロスが悪人かはわからないと言うこと。トラブルに巻き込まれているのは間違いなさそうですが。何だろう。ここ最近のシリーズではかなり大きな展開ですね。結婚したことを除けば。
続きが気になるところです。 -
Posted by ブクログ
続編出たんだ、と手に取りました。
読んでいて、残り1/4ぐらいになっても事件の全容がつかめてない感じがすごいな、と。色々な人の思惑があったりなかったりするからなんだろうか。
すべてにおいてマイナーというしかないハーベンダー(だったかな)警部(?)が、さまざまな人の助けというか話を聞きながら前進していく感じが良いなぁ。そしてお母さんの料理が美味しそう。うらやましい限り。
個人的には、他の人と違ってなんであの作家だけは不安に思わないんだろうな、とは思いました。作中取り上げられた作品、読んでみたいなと思ったらそれはフィクションだったんですね… でも黄金期の作家、もう一度読み返してみようかな~