上條ひろみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
チョコ職人と書店主の事件簿 第一弾。
親友同士のミシェルとエリカが営む、書店併設のチョコレートショップ・「チョコレート&チャプター」。
ある朝、ミシェルが出勤してきたら店内で、写真スタジオを営むデニースという女性の死体を発見してしまい・・。
まず、舞台となる「チョコレート&チャプター」というチョコショップ&書店という設定にそそられてしまいます。
ショコラティエのミシェルは自分の仕事に誇りを持ち、何よりチョコレートを愛してやまない職人気質の女性で、親友で書店主のエリカは頭脳派でなんでもテキパキと冷静にこなす才女タイプ。この二人のバランスが良いですね。
二人でこの夢のような素敵 -
Posted by ブクログ
本筋ではないところだけれど、マイクにかなり苛々するようになってきたな…
餓鬼みたいに遠慮なしに人の作ったものを他人のぶんまでがつがつ食べて、さらに他人がまだ食べてなくても「残りは持って行っていいよね?」みたいなこと平気で言うの、以前からそういうキャラだったとは思うけど、
ハンナのマイクへの気持ちがなくなったせいか、描写されるたびにうんざりしてきてしまった。しかもクッキージャーのお店で食べるときでも絶対お金払わないしね。
このシリーズの読者は中盤からはたぶん、ほとんどノーマン派で、マイクは当て馬だと思っていると想像されるんだけど、もはや当て馬でもなくなったマイク、作者ももう嫌いになってそう。 -
Posted by ブクログ
ジョアン・フルーク「お菓子探偵ハンナシリーズ」の待望の第20弾!
レーベルも新たに再始動です!
新婚旅行中のハンナのもとに母ドロレスから緊急の知らせが。
元女優の友人が殺害された事件の第一発見者となってしまい、その事件の捜査をハンナに頼みたいというのです。
町に帰ってきたハンナは、末妹ミシェルを相棒に事件の捜査を進めていくことになります。
新婚のハンナは、夫との甘い時間を楽しみながらも生活リズムの変化に戸惑い気味。
やはり一人で暮らしていたころのようにはいかず、ややストレスを覚えますが、愛する夫との幸せな生活のためにいろいろと気を遣います。
果たして、事件を無事に解決し平穏な新婚 -
匿名
ネタバレ動機と手段はこれでいいの?
第12章のタイトルに「動機と手段」とあり、作中人物も「動機と手段が大切」というようなことを言っていたように思いますが、残念ながらこの作品の殺人の「動機と手段」にはほとんど説得力がありません。 被害者に抵抗されずにインスリン注射を打つなんてことができるのですか? 前もって睡眠薬でも使わなければ。 殺人犯人の一人の動機は「自分の盗作を隠蔽するため」だそうですが、盗作のネタ元の読者全員を殺害しなければ発覚は完全には防げないでしょう。 その他ミステリの基本要件が十分満たされていない作品でした。 人種・性的嗜好・宗教の多様性等の今風の味付けも、それらの問題への真摯な対応というより読者層に迎合して(編集担