上條ひろみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
推理作家の生き字引、高齢者向け共同住宅で暮らす90歳のペギー!
彼女は「殺人コンサルト」と名乗り、売れっ子犯罪作家たちの執筆に協力してきた
ところが部屋から死体となったペギーが発見される
介護士でウクライナ出身のナルタカはその死を不審に思い、刑事のハービンダー、BBCの元テレビプロデューサーのエドウィン、元修道士でカフェのオーナーのベネディクトと共に真相を探り始める…
まず登場人物が多く、視点が複数のため、3分の1くらいまでは人物確認でページを行ったり来たり…
ティモシー・シャラメは『わたしの彼はヴァンパイア』なんて作品に出演してたっけ?っと慌て調べてみたり…(笑)
ストーリーにはあまり大き -
Posted by ブクログ
あらすじを読んでおもしろそう!となったものの、いざ読み始めるとリーダビリティがよいとは言えず、こねくり回した独特の言い回しで状況が掴めない場面が所々あり、流れに乗るまで少し苦労した。
アニーが主人公の現在と数十年前のフランシスの日記が交互に展開するのだが、日記自体も回想が書かれていたりするので実際の時系列がわかりにくいというのもある。
でも中盤を過ぎた頃からコツが掴めてきてユーモアのある文章を楽しめるようになり、苦い結末ではあったけど読後感は悪くなかった。ミステリとしては中途半端。あと日本版のタイトルがいまいち。
もう少しアニーのその後を見てみたい気もするけど、殺人を娯楽にするタイプの作風では -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み物として、本当に面白い!でも個人的にはミステリじゃない
良かった点
・"フランシスの日記"(早く続きが読みたくなる素晴らしい筆致)
・登場人物は多いけど、親族で固めているから把握しやすい
ここはどうなのか?と思う点
・とにかく中途半端な描写が多い
・アニーの恐怖症の数々(これは要るのか?)
・現在のサクソンが余りにも小物
帯とかで“ホロヴィッツと並ぶクリスティの後継者”って書かれてあったけど、それは本当なの?
推理小説として、放置してある事象多くないか?
細かいけど、
・フランシスの紫色のカーディガンを何故かローズが持っていくが、それについては触れてない
(多分、 -
Posted by ブクログ
タイトルと装丁に惹かれ、手に取った。
英国を舞台にしたミステリーではあるものの、
作者はアメリカ人だそう。
資産家の大叔母が亡くなったことから
25歳、作家志望のアニーがその事件の犯人探しをすることに。
その死には大叔母が16歳の時に占い師から告げられた予言が大きく関わっていた??
海外ミステリーで登場人物多数。
現在と過去が交互に繰り返され、その関係性は複雑!
かなり読むのに集中力が必要とされるのに、
その集中力がなかなか保てず、苦労した。
結末は納得行くものだったけど、
いかんせん情報量が多すぎて、もう少しシンプルにまとまっていたらもっと純粋に楽しめたかも。
謎解きをする時の、主人公 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きなところ
主人公のハービンダーが、時に脇役になったり、傍観者になる(でしゃばらない!頭も良い!)
登場人物が魅力的(シリーズ通して)
いつも犬が大活躍
ここがあんまり、、、なところ
前作ですごく好きだったゴシックミステリ作中作をなくしてしまった
推理小説として淡白
前作の作中作『見知らぬ人』がすごく好きだったから、作中作のタイトルでシリーズ化するのかと思ってた…。ホロヴィッツが今現在その手法でシリーズ化してるからなのか…。でもゴシックミステリの短編っていう点で差別化出来てるし、個人的に本当に好きだったから勿体ない。『断食して神に感謝せよ』とか概要だけでも面白そうだったし、タイトルも良い