上條ひろみのレビュー一覧

  • 窓辺の愛書家
    ミステリとしては微妙。推理とかトリックを求めるものではなく、情報を順番に公開していって自動的に結論が出る昨今のヨーロッパのミステリによくあるタイプ。登場人物の多くがひねくれていてイギリスっぽいなと思いながら読んだが、途中から本筋とは関係ない彼らの心情描写がノイズに感じ始める。国際情勢、出版界、人種的...続きを読む
  • ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ
    お菓子探偵シリーズ第23弾
    相変わらずの美味しそうなお菓子と料理は羨ましい。
    それにしてもノーマンが優しすぎる。もうノーマンでいいじゃん。何回言わせる。
    最後の最後で足速に事件が解決するのは常の事として、このお話しはどうなったら最後を迎えるのだろう。
    ここまで来たら半ば意地になってこのシリーズを読ん...続きを読む
  • 見知らぬ人
    勝手に読みにくそうと先入観を抱いていたが、とても読みやすかった!事件とは関係のない描写(登場人物たちの生活や思いなど)が多かったが、それが逆に物語に深みを増していたと思う。(私の大好きなクリスマスに少女は還る、に似ている)犯人は、確かに予想もつかない人物だった。が、犯行理由や逮捕されてからの部分はあ...続きを読む
  • 見知らぬ人
    ☆3.5
    犯人や犯行動機はうーん?と思ったものの、さまざまな年齢・立場の女性たちの生活っぷりや身近にある階級社会の描き方がよかった。
    私は皆さんの感想と違ってハービンダーは苦手(攻撃的すぎる)、クレアが好きです。
    さまざまな部屋の描写やティーンの背伸びした感じがなんともいえないイギリスっぽさを醸し出...続きを読む
  • 窓辺の愛書家
    高齢者向け共同住宅”シービュー・コート”に住む本好きの老婦人ペギー・スミスが亡くなった。

    第一発見者のウクライナ出身介護者ナタルカは、ペギーの名刺に記されていた”殺人コンサルタント”の肩書、ペギーが保有していた本の数多くに彼女への献辞が添えられていることに不審な臭いをかぎ取り、ハービンダー部長刑事...続きを読む
  • 窓辺の愛書家
    推理作家に殺しのアイデアを提供していたミステリ好きの老婦人がアームチェア・ディテクティブになる…かと思ったら、最初に殺されるんかーい。
    謎を解くのはウクライナ美女のその介護士、仲良しだったゲイの老紳士、修道士上がりのシャイなカフェ店主というおかしなトリオ。捜査担当はインド系女性と、いろいろマイノリテ...続きを読む
  • トリュフチョコと盗まれた壺
    日本人はマヤンとは言わないので、マヤとマヤンの違いとやらがピンと来なかったです。
    多分面白いと思って読んでるのですが、登場する人が多くて事件も色々でこんがらがっちゃいますね。結果面白いのかどうかわからなくなっちゃいました。
  • チョコレートクリーム・パイが知っている
    お菓子探偵ハンナのシリーズ22作目。
    こんな展開になるとは?

    ハンナは故郷の街レイク・エデンで、「クッキー・ジャー」という手作りクッキーとコーヒーの店を出しています。
    気さくで親切な30代女性で、素人探偵の腕はすでに知れ渡っているのでした。
    美魔女な母親と、母親似で綺麗な妹たち二人とは違い、癖のあ...続きを読む
  • ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ
    まだロスの謎を引っ張ってるのですね。ハンナちゃんは書かれていないところで早朝のクッキーを焼いているようにも読み取れますが、書いてある部分ではほとんど仕事してないですよね。いいのかそれで。ディナーのために新たにスロークッカーを2個買い足すとか、アメリカでは日常なんだろうか。
  • チョコレートクリーム・パイが知っている
    ロスが何をしたかったのかさっぱりわからないですね。ちゃっかりまたノーマンといい感じになってるハンナちゃんもどうかと思いますよ。いっそアガサみたいに振り切っちゃった人ならそんな自分勝手も楽しめますが、普通の良い人の設定なのでモヤモヤします。早くロス問題は終わらせて欲しいなあ。
  • バナナクリーム・パイが覚えていた
    お菓子探偵ハンナ・スウェンセンシリーズの記念すべき20作目。ここからは翻訳版の出版社さんが変わったようです。しかし表紙やレシピページのデザインなどは変わらずで、読者としては気にすることなし。

    冒頭からドロレス視点で新鮮でした。ドロレス段々好きになっていく。かわいい。同族嫌悪なのか、ハンナやミシェル...続きを読む
  • 窓辺の愛書家
    ハービンダー・カーシリーズ2作目。
    重苦しく暗い雰囲気だった1作目からかなり文章の雰囲気が変わった感じ。
    ミステリーとしてはちょっと中途半端な気もするが、前作よりはこちらの方が良かった。
  • 窓辺の愛書家
    続編出たんだ、と手に取りました。
    読んでいて、残り1/4ぐらいになっても事件の全容がつかめてない感じがすごいな、と。色々な人の思惑があったりなかったりするからなんだろうか。

    すべてにおいてマイナーというしかないハーベンダー(だったかな)警部(?)が、さまざまな人の助けというか話を聞きながら前進して...続きを読む
  • 窓辺の愛書家
    死んだ老婦人を取り巻く色々な登場人物の思いが丁寧に書かれていて、それがじわじわと犯人を追い詰める様子がゾワッとした。本が好きな方なら作中沢山散りばめられる作家の名前にも楽しみを見いだすと思う。
  • 見知らぬ人
    ホラー短編小説家の旧邸宅の学校で起こる殺人事件。
    主人公?、刑事、主人公の娘の3人の視点が切り替わりながら物語が進んでいくのは面白かった。
    もう少しホラー小説と絡んでいくのかと思ったが、少し残念。動機もちょっと納得いかない。
    あとがきを読むとこの作者には別にメイン?のシリーズ物があるようで、未訳みた...続きを読む
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕
    まずまず。
    コロンボの原作に興味があり読んだ。
    少々古い。短編で読みやすい。
    外国の小説は、微妙な表現がわからず面白さが半減する。
  • 見知らぬ人
    面白かった!と言えば、★4でもいいんだけど・・・
    翻訳が読みづらかったし、そういう意味でぐいぐい来なかった。推理小説だからね。最後の追い詰め方なんか、途中までのわくわく感からすると、物足りなかった。
    けど、語り手がくるくる変わって、その語り手の個性なんか面白かった。
  • 見知らぬ人
    ちょっと難しかったけど面白かった!
    犯人は当てられなかった…悔しい笑
    海外の作品は名前とかも馴染みがなくて私には向かないのか…
    話の内容は面白いのだけど、名前が覚えられない(致命的笑)
  • 見知らぬ人
    イギリスの学校の英語教師が殺された。同僚のクレアは、かつて学校がその住まいであったホラー小説家の研究をしながらその学校で教員をしている。やがて、第2の殺人が起こる。どちらもホラー小説家の小説と同じ方法で。

    クレアの視点と捜査に当たっている女性警官ハービンダー、クレアの娘のジョージーの視点からストー...続きを読む
  • チョコレートクリーム・パイが知っている
    お菓子探偵シリーズ第22弾
    怪しかった旦那がやっと姿を現した
    もぅほんと嫌この旦那 なんなの
    ハンナの幻の結婚は変な形ではあったけどちゃんと終わって良かった
    大雪の中駆けつけてくれる家族や友人がいてとっても幸せそうなので あとは迷わず美味しいクッキーを作ってみんなをもてなす事に勤しんでいて欲しい
    ...続きを読む