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これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。10 月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。事件を解決する鍵は作中作に? 英国推理作家協会賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作ミステリ!/解説=大矢博子
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月16日
イギリスの著名作家エリー・グリフィスの作品として、初めて手に取ったが、王道的な欧米ミステリー文学のようだった。スティーブン・キングの作品のような陰鬱で物憂げ、オカルトチックな雰囲気を持ちながら、アガサ・クリスティーやダン・ブラウンのような鮮やかなミステリーの構成が見事に調和している。あたかも、ホラン...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
イギリスの学園で起こる事件。
文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。
クレアは地方の中等学校の英語教師として赴任してきた。
もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持っています。
旧...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月17日
謎解きの原点にのめり込む……。
「誰が犯人?」の面白さは、その意外性のみにあるのではない。誰だかわからないうちに変化していく状況を演出することで、先の見えない不安感を読者に共感させる。そこに読者は次第にはまり込んでいく心地よさがある。
捜査中に連続する殺人事件
意味深なシェイクスピア作品からの引用...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月30日
ニュアンスや海外の常識がわからない部分が多くあって、のめり込みにくい作品でした(あちらの番組やジョークなど、注釈が多くある作品が苦手で…)。とはいえ後半の怒涛の謎解き部分は静かだけれどじわじわ追い込まれる感じが手に汗握る。散りばめられた引っ掛けにも右往左往し、「お前だったか…」と悔しい謎解きでした。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月22日
おもしろかったので一気読み。
最後まで犯人わからず、犯人にも動機にも驚いた。
みんな怪しいようで怪しくなく、、、
R・Mホランドの「見知らぬ人」という短編を絡めてのストーリ展開で、巻末についている「見知らぬ人」の内容もホラー風で怖かった。
R・Mホランドの娘と思われているマリアナの謎を、ジョージア...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月17日
海外ミステリーとイギリスの文化歴史にどっぷり浸れる良作! 犯人が忍び寄る描写に慄けっ #見知らぬ人
イギリスの中等学校で英語教師をしている主人公は、かつての作家の文学を研究をしていた。そんな日常の中、同僚である教師が殺害されしまい、主人公にも嫌疑がかけられる。刑事は解決に奔走するがさらなる殺人が発...続きを読む
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