見知らぬ人

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これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。10 月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。事件を解決する鍵は作中作に? 英国推理作家協会賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作ミステリ!/解説=大矢博子

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見知らぬ人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2020年MWA賞最優秀長編賞受賞作品。
    イギリスの古風な学校の英語教師のクレア、クレアの娘ジョージア、担当刑事インド人のハービンダー。この三人の目線で事件が語られて行く。
    現代イギリス文学にゴシックホラーが重なったような作品。
    最後まで犯人が誰か判らなかった。ぞくっとする結末!
    こわいー!
    着るも

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    イギリスの著名作家エリー・グリフィスの作品として、初めて手に取ったが、王道的な欧米ミステリー文学のようだった。スティーブン・キングの作品のような陰鬱で物憂げ、オカルトチックな雰囲気を持ちながら、アガサ・クリスティーやダン・ブラウンのような鮮やかなミステリーの構成が見事に調和している。あたかも、ホラン

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    イギリスの学園で起こる事件。
    文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。

    クレアは娘を連れて、地方の中等学校の英語教師として赴任してきました。
    もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    語り手になる人々の描写が丁寧でイメージしやすかったしその人に感情移入し一緒にドキドキ出来た。はじめはなかなか読み進まなかった。だけどどんどん引き込まれて派手な推理やトリックではないけど最後はドキドキして一気に読めた。

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    2025年1冊目。
    伝説的作家ホランドの短編小説にまつわる殺人事件なのか?ということだけど前半はその話に入って行けなくて進まず。ハービンダーが出てきてピリっとする。そして意外な犯人だった。ハーバード(犬)の存在に癒される。サモエドカフェに行きたいな。昨年読んだ窓辺の愛書家が良かったので読んだが、こち

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    ざっくりと一括りにしてしまうのは甚だ乱暴かつ恐縮ながら、ここからもうひとひねりふたひねり、というところで意外やあっさり素直に終わってしまい、職人芸に欠けると思わされる物語が欧米のミステリーには少なくない中、この作品については良い方に期待を裏切り、しっかり骨太の構成で成り立っていることを見せつけてくれ

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    最初の章で主人公クレアが好きになっていたので、次章で刑事ハービンダーに悪く言われていたのがショックでした笑。

    フェアな犯人探しだし、最後にはクレアとハービンダーにも友情めいたものが生まれて、気持ちいい読後でした。自作も読みたいし、過去作も翻訳して欲しい!

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    謎解きの原点にのめり込む……。
    「誰が犯人?」の面白さは、その意外性のみにあるのではない。誰だかわからないうちに変化していく状況を演出することで、先の見えない不安感を読者に共感させる。そこに読者は次第にはまり込んでいく心地よさがある。

    捜査中に連続する殺人事件
    意味深なシェイクスピア作品からの引用

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    小説「見知らぬ人」を軸に起こる殺人事件
    奇妙な手掛かりと異常な執着心
    読み終わった後も、あの謎は結局何だったんだろ?あの人はなぜこう思った??
    など、やや謎が残る

    最後の最後に犯人が分かり、いい意味で不気味で恐ろしかった…
    イギリスのミステリーのおどおどしさを楽しめる

    0
    2023年03月31日

    Posted by ブクログ

    ニュアンスや海外の常識がわからない部分が多くあって、のめり込みにくい作品でした(あちらの番組やジョークなど、注釈が多くある作品が苦手で…)。とはいえ後半の怒涛の謎解き部分は静かだけれどじわじわ追い込まれる感じが手に汗握る。散りばめられた引っ掛けにも右往左往し、「お前だったか…」と悔しい謎解きでした。

    0
    2022年05月30日

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