見知らぬ人

見知らぬ人

小説・文芸
1,200円 (税込)

6pt

これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。10 月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。事件を解決する鍵は作中作に? 英国推理作家協会賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作ミステリ!/解説=大矢博子

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズ
  • タイトルID
    :
    976953
  • ページ数
    :
    510ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年07月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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見知らぬ人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なかなか犯人が解らず、気になって気になって…という感覚を久しぶりに味わえて嬉しかった!8割まで読んでも解らず思わず「誰なんだ〜」と声にだしてしまったくらい。海外ドラマを観た感じ。主人公が冷静で聡明、だけど愛情深く魅力的!ネトフリでドラマ化してほしいくらい。めちゃくちゃ日本人ですけど、読んでる間はイギリス人でした(単純)
    シリーズ化してるのでずっと続けてほしいです。

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    2020年MWA賞最優秀長編賞受賞作品。
    イギリスの古風な学校の英語教師のクレア、クレアの娘ジョージア、担当刑事インド人のハービンダー。この三人の目線で事件が語られて行く。
    現代イギリス文学にゴシックホラーが重なったような作品。
    最後まで犯人が誰か判らなかった。ぞくっとする結末!
    こわいー!
    着るもの、使う香水、読んできた本で階級やその人の人生が見えてしまうのが、いかにもイギリス的。
    そして、美貌で強がりなクレアも、マイノリティ要素を集めたかのような強いハービンダーもすごくかっこいい。
    続編があるようなので、それも読みたい。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    イギリスの著名作家エリー・グリフィスの作品として、初めて手に取ったが、王道的な欧米ミステリー文学のようだった。スティーブン・キングの作品のような陰鬱で物憂げ、オカルトチックな雰囲気を持ちながら、アガサ・クリスティーやダン・ブラウンのような鮮やかなミステリーの構成が見事に調和している。あたかも、ホランドという作家が実在したような設定の現実感や、視点を常に入れ替え続けそれぞれの人間模様、人としての特性を巧みに描き出して読者を魅了している。もう一度しっかり読み返すことで、充実感が増すであろう作品。

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    イギリスの学園で起こる事件。
    文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。

    クレアは娘を連れて、地方の中等学校の英語教師として赴任してきました。
    もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持っています。
    旧館にはホランドの書斎がそのまま残されているのだった。
    そしてそこで、ホランドの作品「見知らぬ人」を思わせるような事件が‥

    離婚してロンドンを離れたくなり、娘のためにもと移り住んできたクレア。
    以前からずっと日記をつける習慣があり、その日記の内容と、クレアの視点、娘のジョージー、女性刑事のハービンダー・カーの視点が交錯します。
    その構成の妙に、興味が惹きつけられ、一読した後すぐに最初から読み直しました。

    架空の作家であるホランドの意味深な作品と生涯の謎。
    クレアはどんな人なのか?
    日記には夫への未練は全く書かれず、どうも夫はあまり思いやりがないタイプなのだろうと推察できます。
    一番気になっているのは娘の進路。難しい年頃なので、強く勧めるわけにもいかないのだ。
    自分の外見や服についての描写がなく、コンプレックスはなさそう。今は恋愛に興味はないが、同僚に一方的に恋されたりもしたので、普通に美人なのか?

    ハービンダーが捜査のためにクレアに会った時に、最初にいきなり反感を抱く。
    これはインド系で小柄なハービンダーが色々なコンプレックスを抱えているため。後ですぐ気が変わるのだが。
    クレアは長身でショートヘア、モデルのような印象的な美人、そうだったのか~自分のスタイルが決まっているのと重要な関心は文学にあるため服には悩まないらしい。
    ハービンダーは30代で独身、親の家に住み、恋人もいない。そのことをかなり気にしているのだった。
    インド系のインテリ家庭はそんな感じあるのかしら。他の小説でも似た設定を見かけます。

    クレアは本来は知的で気丈な方、だが身近で殺人事件が続いてはたまらない。
    古めかしいホランドの書斎と、昔の事件の謎、今も残るかのような恐怖の気配‥

    ミステリとしては、この書き方で犯人はわからないかと。
    ヒロイン同様、目くらましされたまま、意外な結末へ。
    他の部分に引き込まれて読み応え十分、とても面白く読みました。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    章ごとに、話者が変わるので、視点が変わるタイプのミステリー。なので、ある人が知らない事実も章が変われば分かっていたり、前章の主人公に対する感想が、次の章で、話者が変わると、ああこんなふうに思っていたんだとかその点がおもしろかったてす。また、最初はお互い悪印象だった者同士が、徐々に好印象に変わっていく描写もおもしろいなと感じた点です。内容自体は、ちょっと謎解き部分が呆気なかったように感じました。

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    語り手になる人々の描写が丁寧でイメージしやすかったしその人に感情移入し一緒にドキドキ出来た。はじめはなかなか読み進まなかった。だけどどんどん引き込まれて派手な推理やトリックではないけど最後はドキドキして一気に読めた。

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    2025年1冊目。
    伝説的作家ホランドの短編小説にまつわる殺人事件なのか?ということだけど前半はその話に入って行けなくて進まず。ハービンダーが出てきてピリっとする。そして意外な犯人だった。ハーバード(犬)の存在に癒される。サモエドカフェに行きたいな。昨年読んだ窓辺の愛書家が良かったので読んだが、こちらを先に読むべきだったかな。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    ざっくりと一括りにしてしまうのは甚だ乱暴かつ恐縮ながら、ここからもうひとひねりふたひねり、というところで意外やあっさり素直に終わってしまい、職人芸に欠けると思わされる物語が欧米のミステリーには少なくない中、この作品については良い方に期待を裏切り、しっかり骨太の構成で成り立っていることを見せつけてくれた。
    主要人物たちのキャラクター造形という点ではぽやっとしている印象もあるが、プロットは実に巧みで、作中作も有効に活かされている。
    いかにも英国らしい、どんよりした空模様が似合いそうな雰囲気を醸し出しているとも言える。
    シヴィアな読み方をすれば瑕疵は色々と出てくるが、充分良質なパスタイムではある。

    ひと段落、という誤用が訳文にあるのはいただけない。

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    最初の章で主人公クレアが好きになっていたので、次章で刑事ハービンダーに悪く言われていたのがショックでした笑。

    フェアな犯人探しだし、最後にはクレアとハービンダーにも友情めいたものが生まれて、気持ちいい読後でした。自作も読みたいし、過去作も翻訳して欲しい!

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    謎解きの原点にのめり込む……。
    「誰が犯人?」の面白さは、その意外性のみにあるのではない。誰だかわからないうちに変化していく状況を演出することで、先の見えない不安感を読者に共感させる。そこに読者は次第にはまり込んでいく心地よさがある。

    捜査中に連続する殺人事件
    意味深なシェイクスピア作品からの引用文
    古いホラー小説とその作者にまつわる謎
    古い洋館と階段に残された足跡
    いつの間にか誰かに書き加えられた自分の日記
    オカルチックなサークル
    自らを「白魔女」と呼ぶ女性教師
    学校に伝え続けられる怪談

    ひと癖ある刑事の独断と行動が、ときより読者を謎解きへ戻してくれる。
    どっぷり浸かる心地よさ……イイですね。

    0
    2023年04月17日

見知らぬ人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズ
  • タイトルID
    :
    976953
  • ページ数
    :
    510ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年07月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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