戸賀環のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相撲に蛙に殺人事件、普通なら絡む事のないだろう3つの要素が絡み合い生まれる摩訶不思議な物語
話の内容そのものは既に小説版を読んでいた為に知っているのだけど、それでも蛙が相撲を取っているという奇妙奇天烈な光景を越えた先にある幾つもの真実にはやはり驚かされてしまうね
村の秩序を壊す存在に思えたイチゴヤドクガエル。普通の物語であれば、異邦の存在である赤い蛙を倒せばそれで終わるが本作の真骨頂はむしろイチゴヤドクガエルが倒された後にあるというのは面白いね
文季が指導する形で村の蛙を勝たせてしまった事で崩れる秩序
これを元通りの形にする最善の道はわざと相撲で負けること。でも、その道は文季の人生の秩序 -
Posted by ブクログ
第一巻の頃から思っていたけど、この漫画ってコマや台詞の置き方が上手いよね。
相撲に蛙に殺人事件。それを一介の中学生が真剣に頭を悩ませる。一歩間違えればバカバカしい非リアルな空間を上手くコマ割りすることで事態の面倒さを笑えるシュールな状態に落とし込んでいるように感じられる
第2巻では蛙の問題に加えて殺人事件まで文季の頭を悩ませるネタに。ここで面白いのは殺人事件に関する推理を一般家庭内で行っていることか
一応、その中に現役刑事は含まれているものの残り二人は民間人。更に現場に出向いたり関係者に話を聞くでもなく事件の推理を進めていく
いわば安楽椅子探偵の形なんだけど、この場合は家族を亡くして新たな家 -
Posted by ブクログ
フィクションの世界では古い因習に囚われた村、外界のルールが通用しない村なんてのは山の数ほど登場するけど、本作のようにカエルと相撲が大きな価値を持っている村なんてほぼ無いだろうなぁ(笑)
一応原作は既読。でも読んだのは随分前だから忘れている部分もあるかな…?と思っていたけど、意外と覚えていたな
それもこれも全てはインパクトの強すぎる設定のせいなのだろうけど
両親から相撲に愛されていると言われ相撲を続けてきた文季、体格の小ささと両親との死別を持ってようやく相撲から離れられると思いきや相撲が大きな価値を持つ久々留木村にやってきてしまうとは不思議な巡り合わせである
これで文季が見た目通りに相撲が -
購入済み
月刊も初トライ
紙から電子書籍を買うようになり、初めて月刊マガジンも購入してみました。
途中から読みたい時に飛べないのが残念。
目次のページからタイトルを触ると飛べるようになるとすごく読みやすくなる気がします。 -
購入済み
6巻です
エリアが色々変わってネットの裏情報でチート解決、最初は面白かったのですが、6巻ともなるとちとマンネリ化して来た感はあります。
続きを読むか考え所です。
絵は相変わらず上手いし主人公は抜群に可愛いです。