舩山むつみのレビュー一覧
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ネタバレ一番驚いたのは、結婚の幸福感は2年間しかもたないということ、
そして離婚によるマイナスな影響は、最終的に基本ラインには戻らないということだった。
今私はシングルだが、この事実を知るまではとりあえず結婚して、うまくいかなければ離婚すればいいや〜という考えを持っていた。
というのも、「結婚しなければらない」という社会的・心理的なプレッシャーがある年齢を境に強くなってきたからだ。
でも、離婚によるデメリットを考えると妥協してまで結婚することが果たして幸せなのかと考てしまう。
また、これも驚いたことの一つとして、結婚している人たちと結婚していない人たちの間の孤独と幸福の差は小さいということだった。 -
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ネタバレ・あらすじ
大学の演劇学部で教授をしていた脚本家、呉誠はある騒動を起こし演劇界から引退。
その後、台北臥龍街の路地裏で私立探偵を始めたが、引越し直後に連続殺人事件が起こる。
連続殺人事件の唯一の接点が呉誠と判明したことで、否応もなく巻き込まれた事件の真相を解明するために台北中を捜査する。
・感想
主人公である呉誠はうつやパニック障害持ちで精神的に不安定で人間不信。
人間関係をすべて精算し、社会から背をむけ路地裏に逃げ込んできた人間が、事件を通して自分を見つめ直していくことで社会と繋がっていく勇気を取り戻す的な話でもあった。
陳さんとの最後のやり取りが好きだった。
仏教的な思想とか、ちょくちょ -
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【シングルにこだわらず、多様に生きられれば。】
自分の価値観が明確であるひとはシングルかどうかにかかわらず幸せであるということなのでは。シングルについて書いてある本だったけど、シングルにこだわらず生きることでいいと思った。
シングルにはメリットデメリットの両方があるのは明らかであり。
とにかく生き方は多様化していて、シングルである時期もあればそうでない時期もあったり、一人の人間のなかにも多様性があると思う。自分の生き方を知って実践していることこそが大事なのだと。
将来を心配するより、今一人であるならそれをどう最大限楽しむか、に集中することかな、と思った。
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“人生はこんなにも多様なものなのに、ひとりのパートナーが自分の欲求すべてを満たしてくれることなど可能なのだろうか?”
本当にそのとおりで、ひとりのパートナーに全てを求めていることが原因で苦しんでいる人が多い。
振り返ってみれば、私自身もパートナーができると鎖国しがちで、人間関係を疎かにしてきた。
恋愛関係にはならないけどサポートし合える友達というポジションが当然ながらあって、誰にとっても必要な存在だと思った。
この本を読む限り、外交的なシングルには朗報が多いけど、内向的なシングルには少々試練もありそう。サポートし合えるネットワークを作っておく必要あり。 -
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各国のデータを基に独身に対する差別や偏見を否定し、信じられてきた結婚神話の真実を解説する。筆者は結婚を否定するわけではなくて、場合によっては独身の方が幸せだったりするし、結婚のメリットも完璧じゃないってのが主張。
主張には同意なんだけど、"社会的活動や繋がりが豊富なシングルの方が既婚者よりも幸福度が高い"みたいな、アクティブなシングルの話が多くて、社会的活動や繋がりが豊富じゃないシングルに対する視点が欠けていると思った。そいつらは幸福度が低いからフォローできなかったのかも。
"都会のコミュニティーにおいては、シングルの人たちがいくらでもいるので、ある程度の親密