舩山むつみのレビュー一覧

  • 「選択的シングル」の時代 30カ国以上のデータが示す「結婚神話」の真実と「新しい生き方」
    各国のデータを基に独身に対する差別や偏見を否定し、信じられてきた結婚神話の真実を解説する。筆者は結婚を否定するわけではなくて、場合によっては独身の方が幸せだったりするし、結婚のメリットも完璧じゃないってのが主張。

    主張には同意なんだけど、"社会的活動や繋がりが豊富なシングルの方が既婚者よりも幸福度...続きを読む
  • 「選択的シングル」の時代 30カ国以上のデータが示す「結婚神話」の真実と「新しい生き方」
    必ずしも結婚がよいわけではないですが、シングルはどう人生を考えるかは重要です。
    We live を初めて知りました
  • チョプラ警部の思いがけない相続
    軽くてすぐ読めるミステリ。ムンバイの混沌とした街の様子もリアルで、賄賂で動く警察官や政治家の悪事を正義感の塊のようなチョプラ元警部の活躍で曝け出すと言うのが爽快。ガネーシャと名付けられた子象も可愛くて楽しかった。
  • チョプラ警部の思いがけない相続
    やってることはなかなか物騒だったけど、ガネーシャの雰囲気とまじめなチョプラのキャラクターが上手く緩和しててよかった。
    日本でもシリーズ刊行してほしい。
  • 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿
    1880年代の香港を舞台にした、中国人版シャーロック・ホームズ。正直にいうと、恥ずかしながら歴史がきちんと頭に入っていない私にとっては非常に取っ付きにくかった..!注釈に細かな歴史的背景の説明があるものの、正確には理解できず。そのくらい歴史小説としての側面があるので、それが好きな方にはすごくワクワク...続きを読む
  • 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿
    1800年代後半のイギリス統治下の香港で中国人を主役としたホームズのパスティーシュ作品。
    面白くはあったが、脚注の多さ、説明文の多さが少し気になった。次作に期待。
  • 台北プライベートアイ
    台北の雑踏感が伝わってきて懐かしかった。事件に関係ないことも含めて主人公の語りがとにかく多い。翻訳がいいこともあり多弁に飲まれる感じが気持ちよかった。
  • 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿
    面白かった。始めの何ページかはやたらに漢字や蘊蓄攻勢があって、ちょい心折れそうになったが、あとは大丈夫でたのしめた。6作からなる短編集。
  • 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿
    ホームズの本は読んでいて、もともとミステリーが好きなので、香港を舞台にしたミステリー小説だと思って買ってみた。それが、第一話を読み始めたあたりでおや?これはホームズそのものではないか?と思い、調べてみるとどうやらパスティーシュとのこと。舞台が同じ時代の香港ということで、部屋番号も221乙などホームズ...続きを読む
  • 台北プライベートアイ
    2022.5 典型的なハードボイルド小説。まぁ王道ですね。最初はテンポも悪かったけれどだんだん面白くなって、最後は少しスローに。続編出たら読んじゃうな。
  • 7つの階級―英国階級調査報告
    貴族の存在等もあり、社会階層の格差は日本よりも大きいと考えていたが、想像以上に格差が大きいようだ。貴族は没落しつつあるが、それでもエリートととの差は大きく、格差が拡大しているようだ。
    能力主義という言葉に騙されて、能力以外の資源の蓄積がじつは大きな要因であるが、そこは是正されないまま過度なエリート層...続きを読む
  • 台北プライベートアイ
    台湾が舞台のハードボイルドミステリー小説、「このミス! 2022年版」でも上位にランクインしていた作品。劇作家&大学教授から、私立探偵に転身したパニック障害&鬱の呉誠(ウ―チェン)が、ひょんなことから台湾で起こる連続殺人に巻き込まれていく物語。呉誠は(探偵としては)素人なので、Wikipediaや探...続きを読む
  • 台北プライベートアイ
    SL 2022.4.3-2022.4.7
    はじめはなかなか入り込めなかったが、メインの事件が起こってからは面白くなった。
    「プライベートアイ」だけど、欧米のそれとは一味違う。
    台湾のマスコミもコメンテーターも、まるで日本のことのよう。これって世界共通?
  • 台北プライベートアイ
    台湾産ハードボイルド。

    パニック障害を抱えながら大学で演劇を教えていた呉誠は鳴かず飛ばずの才能、自分を取り巻く世界のあれやこれやに嫌気が差し、一念発起して私立探偵になることに。
    初仕事である尾行、身辺調査を無事にこなし、軌道に乗るかというところ、住居の近隣で発生していた連続殺人事件の容疑者として連...続きを読む
  • 台北プライベートアイ
    高雄と墾丁は行ったし、台北も台湾について調べる時にけっこう映像で観たのでわりとすんなり作品に入っていけましたが、いかんせん長い。全部書くやん、、というぐらいに全部書いてます。説明の説明みたいなところが何度かあって丁寧な反面、体力を使うのでわりと時間がかかった。大きな流れ自体は繋がっていて面白いので優...続きを読む
  • 台北プライベートアイ
    台湾発のハードボイルド小説。ハードボイルドミステリ、というにはミステリ要素は少なめ。事件に巻き込まれてロクでもない目に遭うという私立探偵という様式美がいいですね。街中に張り巡らされた監視カメラが当たり前のように話の根幹になるというのも台湾という国のお国柄なんだろうかと興味深かったです。
    しかしあれで...続きを読む
  • 7つの階級―英国階級調査報告
    英国の根深い階級意識について理解。発音やイントネーションだけでなく、子どもの名前だけで階級がわかる、という件りが印象に残った。下層はより下層を敵視すること。海外に限らず日本でも起きていることだと思う。