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19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。
そして、彼が奇妙な事件を次々に解決したのが大英帝国の首都ロンドンではなく、東の果ての植民地香港だったら……。
ホームズとワトソンを彼らとまったく同じ時代に生きた中国人、福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)とし、物語の舞台を香港にした極上のパスティーシュ作品。
正典ホームズ・シリーズからの換骨奪胎ぶりが絶妙だ。
1880年代の香港の様子が生き生きと描かれ、ミステリーであると同時に、歴史小説としても読み応え十分。
Posted by ブクログ 2022年08月19日
初めは読みづらかったが、
慣れてきたらさくさく読めた。
正典シャーロック・ホームズと同じ時代の香港が舞台となった、秀逸なパスティーシュ作品。
その時代の香港に感じる背景の描写と
所々にあっと思う部分もあり
かなり楽しく読めた。
4部作であり、次回作は日本人にとっても特別なお楽しみもあるようなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月21日
面白かったー!!
本家シャーロックホームズのお話は実は全然知らないんですが、なんとなく面白そうの予感が当たり〜。
フー・アルとホア・ションの2人の友情やそれを取り巻く刑事、事件解決の経緯も楽しいのだけれど、何より1880年代の香港の煌びやかで玉石混同な街の様子が生き生きと書かれていて、読んでるこちら...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月09日
清朝末期の香港を舞台に、福邇と相棒華笙の推理が冴える。題名通りシャーロック・ホームズの世界を中華世界に置き換えたパスティーシュ作品。本家を知らなくても独立して楽しめるし、知っていれば尚楽しい。植民地初期の香港の様子が生き生きと描かれていて、一度でも香港を旅した方なら、あの地形や見覚えのある通りが目の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月19日
シャーロック・ホームズってほんとにどんな形にしてもパスティーシュだと認識できる強いキャラクターなんだなとあらためて思った。ベトナム語通訳なんてほんとによくひねったなと思うのですが、反面、背景が複雑すぎてちょっと頭がついていかないところも。
あと、本家のシャーロックよりはちょっと優しいかなと思いました...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月24日
1880年代の香港を舞台にした、中国人版シャーロック・ホームズ。正直にいうと、恥ずかしながら歴史がきちんと頭に入っていない私にとっては非常に取っ付きにくかった..!注釈に細かな歴史的背景の説明があるものの、正確には理解できず。そのくらい歴史小説としての側面があるので、それが好きな方にはすごくワクワク...続きを読む
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