吉田たかよしのレビュー一覧

  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    著者吉田たかよし氏は、医学博士であり、大学教授であり、そこまでなら何となく分かるが、元NHKアナウンサーであり、タイタンに所属するタレントでもあると聞くと、何だか胡散臭くなってしまうのである。そして、そのせいで出版された本も程度の低いものではないかと、偏見をもってページを開いたが、これはもう、心でお詫び。非常に分かりやすく、読んでいてワクワクするような。何より勉強になりました。

    スイへーリーベーの元素周期表だが、その読み方や面白さを伝えてくれる。これを作成したメンデレーフは元素の一覧表の中で、該当する元素が見当たらない場所を空欄とした。そして、そこに入るべき元素を予言。例えば、アルミニウムの

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    2024年10月11日
  • 受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~

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    受験鬱について、詳しく記されていた。大学のランクのみを渇望する遂行目標ではなく、成長の度合いを重視する熟達目標が大切だと思った。

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    2024年01月07日
  • 世界は「ゆらぎ」でできている~宇宙、素粒子、人体の本質~

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    パチンコ玉をイメージすると理解しやすいでしょう。学生時代、物理学で学んだことをパチンコに応用し、大勝ちしていた強者の同級生がいまし


    国家や民族の誇りを、領土争いなどの狭小なナショナリズムに 委ねるのではなく、科学研究という人類全体への貢献で競い合うというのは、社会のあり方として実に健全です



    古典物理学は、日常生活のレベルでは物理現象を説明するのに完璧だと思われていました。しかし、ミクロの世界や強力な重力が働く世界で起こる現象については、説明できませんでした。このポッカリと空いた穴を埋め合わせることに成功したのが、量子論と相対性理論なの


    私たちがふだんの生活で揺らぎを意識

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    2023年07月21日
  • 「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の方法

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    良書 ブルーバックスの「分かりやすい」シリーズ

    書くとわかるのに、言うと伝わらない、なんと不思議なものでしょう

    本書のメッセージは、次のとおりです。合理的で適切な対策をとれば、だれでも、分かりやすく話せますよというものです。

    相手に内容が伝わらないのは、話し手の中に分かりやすさを妨げている具体的な原因が必ずあるからです。ですから、その原因を突き止めて取り除くことが、合理的な解決策なのです。
    なぜ相手に伝わらないのか、問題の本質を明らかにし、原因を合理的な方法を用いて正確に診断すること。その上で、適切な対策をとること。この二段階をそれぞれしっかりと行えば、どなたでも、分かりやすく話すことが

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    2023年06月19日
  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    人体における各元素の働きには興味があったので手にとった。しかし、私は学生時代から周期表を覚えるのが苦手。ちゃんと理解できるだろうかと不安だったが、本書は誰にでも分かるような言葉で丁寧に解説されており非常によく分かった。
    もともとの目的であった人体については、特に神経や筋肉がナトリウムとカリウムによって動いているという話が興味深かった。オン / オフの切り替えを細胞の内外の電気的プラスマイナスで切り替えており、それを同じ 1 価で大きさの異なるナトリウムイオンとカリウムイオンで行っている。なぜナトリウムとカリウムなのかということにも言及されていて面白かった。
    他にも宇宙というスケールの大きい視点

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    2022年02月14日
  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    目に見えない一見難しそうな取っつきにくい世界を魅力的なサイエンスストーリーとして解説した本。知的好奇心をくすぐる内容ばかりで読後の満足度が高い。正直、電子や原子やイオンのプラスマイナスの話などを完全に理解しながら読めた訳ではないけれど、それでも十分に納得しながら元素および周期表の神秘さや不思議さ、美しさを感じることができた気がする。著者自身も魅せられていると語っていた「希ガス」の話は特に興味深く惹き込まれた。理科離れが叫ばれて久しいけど、こういう話を中高生の時にもっと知る機会があればサイエンスに興味を持つ学生も増えるように思う。

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    2021年11月10日
  • 脳科学と医学からの裏づけ! スマホ勉強革命

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    スマホの通知機能を使うことで学習において素晴らしいメリットをもたらすことができる。これは目から鱗だった。
    また、そうは言ってもスマホには勉強に対して弊害もあるので使いすぎないようにと警鐘を鳴らしている。
    このメリットとデメリットを両方発信している姿勢にとても好感を覚える。信頼できる良書です。

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    2020年11月04日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

    購入済み

    宇宙生物学で読み解く「人体」の

    この切り口で生物を見つめた本はなかった。
    宇宙好き、生物好きの方、ご一読を薦めます‼️

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    2019年09月18日
  • 「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の方法

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    矢印メモで情報を整理すると話しやすい。

    相手が既に知っていること→新情報
    で飲み込みやすい。

    サブタイトルにあるようにこういった15の方法が説明されている。
    矢印メモは本書で初めてみた。
    作者のように聞きながら組み立てるのは難しいかもしれない。
    だが、自分の言いたいことを整理することならできそうだ。

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    2017年11月30日
  • 今どきの大人を動かす「ほめ方」のコツ29 こんなふうに声をかけられたら脳はもう、逆らえない

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    ネタバレ

    キャッチーなタイトルとは異なり、中身の詰まった本です。著者の”褒める”という言葉は、単に褒め言葉にとどまらず、”相手の行動を動かすための肯定的な言動全般”というところにまで拡張されて考えられています。実際の褒め方の例もたくさん載っていて、なるほど! と勉強になりました。一番知れてよかったのは、「褒め方を蓄積するためのノートを作っておこう」というところでした。

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    2017年11月16日
  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    周期表を用いて宇宙や人体などの事象を上手く説明しており、高校程度の化学の知識があれば面白く読めると思う。

    冒頭で述べられている「周期表とは量子化学の結論を数式を用いずに表したもの」(だったかな)という定義は本質を上手く言い得ている。

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    2017年02月15日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    タイトルに惹かれて買ったのですが、著者が吉田たかよし氏と知ってビックリ。
    タレント活動している医師の本なんて期待できないと思ったのですが、読んでみて更にビックリ。
    とても分かり易い言葉で地球という惑星で生まれた生物が持つ性質の必然性を解いていて、とても面白いです。
    どれだけの人が同じ分野で研究をされているのか分かりませんが、生命の誕生や進化について答えを導き出すのは宇宙生物学なのかも。

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    2017年02月23日
  • 「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の方法

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    話し方を説いた本は数多あるが、この本はおすすめ。なぜならこの本に書かれている方法は、シンプル且つ効果的(と思われる)、よって実用的であるから。特にシンプルという点が大切。なぜならシンプルでないと肝心な時に使えないから。

    本書が推奨する最も基本的な手法は「矢印メモ」である。主語述語、修飾被修飾の関係を「⇒」で示し、反対の関係であれば「⇔」で結ぶ、といったもの。詳しくは本書に譲るが、この矢印の関係を基本にして言葉と言葉、或いは文と文をシンプルに構成し、全体を有機的には組み立てていくことがポイントである。尚、主語述語も修飾被修飾の関係も区別せず「⇒」一つで表すことに違和感を感じるかもしれないが、実

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    2016年02月27日
  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    題名は大袈裟だが、周期表の楽しさを知ることができる。

    -なぜ、放射性物質であるストロンチウムを体内に蓄積させないためには、カルシウムを摂るのが良いのか?
    -なぜ、レアアースが中国だけに偏在しているのか?

    本書は、無味乾燥な周期表を時事ネタや健康ネタを絡めながら、興味深く説明する。

    著者は量子学を専攻した後、NHKでアナウンサーとして活躍。NHKを退職して、医者となった。
    医学を勉強しているときに「目からウロコが落ちた」ことが2回あったらしい。
    ひとつは、宇宙にある元素と体を構成する元素が大きくつながっていること、もうひとつは、周期表で人体が良く使う元素の真下にある元素は毒性があることが多

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    2015年07月26日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    貧血で細菌感染を防いでいるなんて驚いた。だからって瀉血するのはやだけど。

    「善玉コレステロールが多すぎる」ってある人が医者から言われたと言ってたけど、何が悪いのか分からなかった。
    つまり全身から肝臓に運ぶ量が多くなりすぎるのか。肝臓に負担がかかるのかな?

    著者の言葉遣いの丁寧さと、分かりやすい例(室伏のハンマーとかレゴとか)のおかげで宇宙が身近に感じられた。今まであまり宇宙には興味なかった人でも、健康とか生物学に興味ある人ならば普段とは違った視点から楽しく読めると思う。
    今度はアイザックアシモフの『もの言う石』とかいうの読んでみたい。


    >癌で死亡する理由も 宇宙生物学によって説明

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    2015年01月21日
  • 元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

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    [すいへいりーべ...からの脱却]高校時代にとりあえず覚えた記憶が多くの方にあるであろう「周期表」。一見、無味乾燥に見えるこの表が現実の世界を紐解くヒントになっていることを、多くの例とともに示してくれる一冊です。著者は、NHKアナウンサーとして活躍したこともある異色の医学博士、吉田たかよし。


    全編から著者の周期表への愛が伝わってくるのですが、本書で提示される周期表の有益さと「よくできている」という意味での美しさを考えれば、さもありなんと膝を打つ読者の方も多いのではないでしょうか。極めて理解に優しい言葉で書かれていることもあり、科学関係に興味を抱かせてくれる新書として大変オススメできる一冊で

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    2014年12月10日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    地球の成立ちが生物にどのような影響を与えているか、いくつかのトピックで語る。
    形成当初空気に酸素が少なく、地殻は鉄分が多い。ここから嫌気性生物が当初の生命体となった。一方酸素は反応生が高く、酸化しやすくそのままでは存在しにくい(二酸化炭素、エアーズロックの酸化した大地)が、結合/分解する際のエネルギーが大きいため単細胞のみの嫌気性生物が多細胞生物になるためには酸素を利用できる好気性生物になる必要があった。動物はミトコンドリア、植物はシアノバクテリアと共生して、酸素エネルギーを有効活用することに成功した。
    鉄は豊富なミネラルなので、体の至る所に利用されているが、一方細菌やウィルスとかにも利用され

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    2014年10月12日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    満潮時に出産が増えるだとか、満月の夜は事故が増えるだとか、
    人間と自然の関係については、まことしやかな噂が多い。
    それらの真偽のほどは定かではないが、生命と自然や宇宙との繋がりが、
    これほど深いものだったとは驚きだ。

    原始の塩酸を大量に含んでいた海水が
    塩水に変わったのは、月の引力のおかげだったとか、
    老化や発癌は細胞の酸化の影響が大きいが、
    それはもともと地球には酸素がなかった為、人間の細胞は本来酸素が苦手である等々、
    宇宙生物学の研究成果から浮き彫りにされた、
    目からウロコのトピックが満載の良書である。
    生命体が宇宙の神秘的なメカニズムから生まれ、
    私たちの体内に、宇宙が今も息づいている

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    2017年05月09日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    地球の組成と人間の健康にこんなにも関連性が
    あったなんて。人間や生物、植物も地球の一部で
    あることを実感しました。

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    2014年07月21日
  • 宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議

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    何億年っていうオーダーで見ると、人体のバランスってダイナミックで、情報的には一番大きな宇宙が人体かもね。
    人体に関係する主要元素が地球の成り立ちとどのように繋がっているのかがわかって、凄くいい本でした。

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    2014年05月31日