午鳥志季のレビュー一覧
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「医者が血が怖い」というのは、致命的な欠点だよね。患者の立場からすると、「診察中に先生が倒れちゃうかも……」なんて不安で、正直ちょっと怖いよね。だけど、考えてみれば最初から血に強い人間などいるのかな?。医者や看護師も、経験を重ねて「慣れて」いくものなのかもしれない。
本作は、ある事件をきっかけに血がトラウマになった医大生・戸島の成長物語だ。彼が研修先に派遣されたのは、通称「アレコー」と呼ばれる膠原病内科。そこで出会う指導医の漆原(うるしばら)は、一癖も二癖もある変わり者だが、痺れるほど格好いい。
彼女が放つ「君は勉強不足だね」「医者に向いていない」という厳しい言葉。そして「医者に一番必要な -
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面白かった!起承転結がしっかりしてて、軽くて読みやすい!少しずつ慎が変わっていく姿が印象的。恩師の姿を見て、高柴の指導を受け、頑張る姿、とても爽やかでよかった。
p.85 私はキャバクラのことしか分からないけど....。人に好かれるコッ、というものはあ
りますよ」
「本当か。教えてくれ」
真は呂律の回らなくなってきた口で言った。マキナは小さく頷いた。
「人に好かれたいと思ったときに一番大事なのは、顔よりもむしろ、声です」マキナは慎の耳元に口を寄せた。
「ゆっくり、聞き取りやすい声で喋ります。早口は自肩がなさそうでせっかちな印象になるし、ゆっくりした話し方は堂々とした印象を持ってもらえるから -
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膠原病は最近テレビなどでも取り上げられるようになり、少しは認知度が増えてきたように思います。そんな膠原病内科の医師、漆原光莉と医学生の戸島光一郎が接する患者達との物語の二巻目です。
相変わらず、診察以外は自堕落な漆原と、血嫌いの光一郎のコンビがいい仕事をしていました。治らないからこその治療に向き合う2人と患者や家族とのやりとり、そして緊迫した場面もあり、夢中になって、あっという間に読んでしまいました。
「医者は、本当の意味で患者と同じ目線にたつことは出来ない」
この漆原の言葉を聞いて、光一郎はまたひとつ進歩したように思いました。
私としては、激務の漆原先生の健康が心配です。患者のために何 -
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医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。
医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。
特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週 -
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医師でありながら作家でもある方々の医療小説9編。
私の知っている作家さん以外にこんなに多くの医師作家さんがいることに驚きました。どれも医師であるだけに小説の内容は臨場感が溢れていて迫力がありました。
中山祐次郎さんの『救いたくない命』は救急で運ばれてきた患者が犠牲者15人以上を出した通り魔事件の犯人と知り、葛藤をしながらも必死に命を救う姿に京アニ事件を思い出しました。
南杏子さんの『空中テント』は家族の介護の経験がある人は共感出来るはず。
どれも本当に良い作品ばかり。若手医師の過酷な労働時間、医療ミスの隠蔽、不都合な論文を闇に葬る等、医療小説が好きな人なら興味のある内容ばかり。でも朝比 -
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