物江潤のレビュー一覧

  • ネトウヨとパヨク(新潮新書)

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    ネトウヨとパヨクは議論できない人々であることがよくわかった。帯にある通りなんだ。

    ネトウヨやパヨクはどこにでもいる。ゲームの世界にも沢山いる。

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    2019年06月21日
  • ネトウヨとパヨク(新潮新書)

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    ネットを見ていると嫌でも?耳に飛び込んでくるネトウヨ、パヨク。それらについて触れた本というのがまず新鮮だった。中身を読んでいても分かるな・・・と思うことが多い。医療の世界などでも話の通じない人というのは見かけるが、そういう人達と重なってくるように感じた。
    そして、著者が自分のやっている塾で聞いている話というのが、凄くリアル。何の疑いもなく偏見を持って大人になるというのはかなり怖いし、下手すると今以上にリスクコミュニケーションが難しくなるかもしれない。

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    2019年05月30日
  • SNS選挙という罠

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    ●SNS上の分かりやすいストーリーや「絶対の正解」という誘惑を退け、吉本隆明の「自立の思想」を寄る辺に、自分の現場・生活の足元から思考を立ち上げ直す重要性を示す本。
    ●SNS選挙という主題から、吉本隆明の「自立の思想」について考える。
    ●自由市場の論理が選挙や政治空間までも侵食し、熱狂的なストーリーがSNSを駆け巡る――本書が描くSNS選挙の病理を冷徹に暴き出す。そんな世の中に対して、吉本隆明の「自立の思想」を寄る辺に、マスメディアやネットの空理空論に依存せず「それぞれの持ち場(本職・現場)」から思考を発進させるべきだという提言は胸に刺さった。日常で思想を深め、各々の持ち場(魚屋なら魚屋という立場)から物事を判断し一票を投じるべき、という主張は、SNSで流れ来る真偽不明の情報から一歩引いた判断を行うためのメディアリテラシーだと理解した。普遍的なモデルや誰かが用意した二項対立を鵜呑みにせず、「普遍性の誘惑」から身を守ることこそが真のリテラシーなのだ。感情的なバズやストーリーの濁流から一歩を引き、自分の現場で愚直に思考を深めることの大切さを教えてくれる一冊。

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    2026年08月11日
  • 「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書)

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    前半難しくて、
    何が言いたいかがちょっとわからず、
    諦めそうになりましたが、
    パスカルの「0ひく4は0である」の話が出て来たあたりから、
    なんとなくわかったような気がして、
    戻り読みなどもして、
    全体がふんわりと理解できました。

    あとがきに、
    「自分の感受性の普遍性を信じることができなければ、周囲の人と感想を共有できなくて、孤独」

    という三島由紀夫のことを書いてある部分があり、興味深く読めました。

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    2026年01月06日
  • デジタル教育という幻想

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    有名な政治家のSNS
    熱烈な支持者たちが集まっており、これでもかと賞賛の書き込みが積み重なっています。ある1人の政治家の熱狂的に支持する人々の国民に対する割合は間違いなく非常に小さいのですが、その当たり前すぎる事実を忘れてしまいそうです。たとえその政治家のSNSに集まる人々が、ネットユーザの1%にも満たない人数だとしても、膨大な数のネットユーザが分母であるため、大人数に見えてしまい、集っている人たちは、自分たちがマイノリティーであることに気づきにくい。

    立川談志師匠
    酒が人をダメにするんじゃない。人間がもともとダメだと言うことを教えてくれるものだ。


    これからの学習指導と言うのはどうあるべきなのかと言うことにすべて帰着する議論
    デジタル教科書の効果はどうかみたいな話ではなく、何に対する効果か
    1人で学びやすいことに対する効果か稼働がしやすいことに対する効果か
    今までの授業と同じように一斉授業に適していると言うタイプの効果なのか
    つまりそもそもこれからの授業がどのような形になるかなるのかと言う議論なしで教材との連携とか、そういうようなことから先に議論していくのはなかなか難しい現実があると主査としては感じているところです。

    ギガの端末がすべての子供たちに配布されて、個別最適な学びと共同的な学びが一体的に充実することを求められて、そういう状況の中で授業がどのようにあればいいのか

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    2025年12月27日
  • SNS選挙という罠

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    政治というのがどんどんと先鋭化してきている。大衆というのは真面目な議論なんかではなく、劇的なストーリーを求める。SNSによって、それは伝わりやすくなり、さらには自らが参加できるようになって、より熱を帯びている。
    現代において、陰謀論が広まる背景には、多くの人が日常生活で充実感や自己肯定感を得にくい状況にあると感じている。日々の仕事や人間関係の中で、自分の価値や存在意義を見出すことが難しくなっている人々が、その埋め合わせとして陰謀論に傾倒していくケースが増えているのではないだろうか。

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    2025年08月24日
  • デマ・陰謀論・カルト―スマホ教という宗教―(新潮新書)

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    本書で大切なことは、陰謀論者でもその他でも、
    「最初はだれもが同じ人間だった」という点。
    そんな人間が、「おや?」という
    違和感を持つ存在になるに至る道筋がりそう。
    机上で考えるだけになってしまい、
    現実の中で行動しながら思考しないことへの自省。
    確証バイアスや人の情報処理の特性など。
    誰もがもつこれらの認知面の自覚が大切ではないかと思う。

    行動しない、
    つまり差し迫った現実と向き合わずにいると、
    答えのない問題に捉われすぎる。
    人は答えを見つけたがる生き物だから、
    この答えをネット空間の中に見出そうとする。
    そうしたら、
    スピリチュアルや陰謀論などの
    「物語」と出会ってしまう。
    点と点がつながった「物語」を発見すると、
    人は高揚感を覚える。
    そうすると、現実社会の人との壁が生じ、
    より同質な仲間が集う場所への依存を高める。
    これが、スマホによって加速されるのが現代。
    ゆえにスマホ教。

    自分は映画の解釈などが好きだが、
    もしかしたらこれも、
    陰謀論的な思考パターンと同じなのかもしれない。
    聞いていれば納得する論理展開がなされる
    様々な映画評論だが、
    その前提となるもの(公理)は、
    はたして正しいものだろうか。
    なんとなく違和感を覚える解釈も多数あるのだが、
    この違和感を冷静に読み解き、
    ゆがんだ物語性に捉われないようにしていきたい。
    面白い解釈を絶対視せずに、
    「そういうこともありうる」
    と自覚しておくことが大切なのかもしれない。
    だからこそ、まだバランスがとれているうちに、
    自分の解釈などを言語化し、
    様々な立場の人に見ていただくことが必要だと思う。
    時にぶつかることもあるかもしれないけど。
    恥ずかしい思いをすることもあるかもしれないけど。

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    2025年08月09日
  • SNS選挙という罠

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    前半は兵庫県知事選を引き合いにしてSNS主導の選挙戦の危うさを指摘。
    後半突如戦後最高の思想家と言われる吉本隆明の話になる。それはそれで面白いが「あれ?今何の本読んでいるんだっけ?」との感覚になる。
    全共闘とSNS選挙の類似を指摘し、ノイズに惑わされず自分の視点でみよう、ととく。
    さて今度の参院選どうなるか?

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    2025年07月06日
  • 現代人を救うアンパンマンの哲学

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    ネタバレ

    目的論と義務論。
    目的論は、~なら、~する。義務論は、~にもかかわらず、~する。
    目的論は帰結主義でもある。
    仮言命法とは、目的論。定言命法は義務論。
    何が正義か、目的論からいうと正義は変わることがあるが、義務論では、変わることはない。
    「なんのために生まれて」には答えられなくても「何をして生きるのか」は、返答可能。
    運にめぐり逢いたいなら、なんでも引き受ける。
    売れた「やさしいライオン」ではなく売れない「アンパンマン」にこだわったのは定言命法だったから。
    定言命法に徹底的にこだわると、奇跡が生まれる。

    バイキンマンはイースト菌。共生しないとパンは生まれない。悪者も徹底的には叩かない。敵も自分と表裏一体。正義のためには健全な悪が必要。
    悪評だったアンパンマンは子どもたちから人気になった。=悪と正義は逆転した。
    河北町立アンパンマンミュージアムは赤字が予想されたが、大盛況で、仙台、横浜、桑名、神戸、福岡にもできている。

    人生は喜ばせごっこ=我欲がなくなる。心から誰かが喜んでくれればいいと考える。そのおかげで自分も喜べる。
    定言命法で生きれば、なにをして生きるのか、には答えられる。
    飢えた人にパンを与えるのは、いつの時代でも正しい。

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    2025年04月30日
  • 「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書)

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    中高生の思考や態度に興味をもっている先生で、けっこうおもしろい。論理だの規範だのっていう言葉使いには問題があるとは思う。まあ「感想」っていうか、態度も大事です。

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    2025年04月27日
  • 「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書)

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    丸善にて平積みの新書から目に留まり、読んでみた。

    ひろゆき氏的考えの問題に、塾で関わる生徒から出るリアルな言葉は、インパクトがあった。
    ひろゆき氏の考えはお世辞にも賛同できない立場だが、中盤で数学の脱落者を考えても、どれだけの人がデータを論理的に正しく読み解けるのか、理解できるかと説く場面は、自分もちょっとハッとしてしまった。
    種々の引用を交えつつ、論理的であるために感想が必要になることや、推しを見つけることの良さについて語るなど、感想を持つことの大切さ、必要性が盛り込まれていると感じた。

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    2024年12月26日
  • 「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書)

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    タイトルに惹かれて読んだけれど、専門用語を多数用いられており、作者が理数脳の持ち主なのかいまいち理解に乏しかった。

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    2024年11月21日
  • デジタル教育という幻想

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    教育部担当になったのと、ゆーくんが先生志望だから、興味深く読むことができた。未来ある子どもたちに害とならない使い方としてほしい。

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    2024年08月28日
  • デジタル教育という幻想

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    デジタル教育、GIGAスクール構想が
    全てダメというのではなく、
    細心の注意が必要だということ。
    勉強にはログインボーナスがないから
    ログインボーナスのあるゲーム等との
    距離のとり方がとても肝要。 
    ※ひたすら「川上のせい」と言っていて、
    川上にはそりゃ言いたいことはたくさんあるが、
    GIGAスクール構想については、
    私は英断だと思っている。

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    2024年08月25日
  • デマ・陰謀論・カルト―スマホ教という宗教―(新潮新書)

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    んー、スマホ教なのもわかるけど、宗教との結びつきはちょっと極論というか結びつける点が甘いように感じたかな。

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    2024年03月12日
  • デマ・陰謀論・カルト―スマホ教という宗教―(新潮新書)

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    ネタバレ

    まずまず。
    スマホ、ネット社会になり、今までの常識が通用しなくなっている。他人ごとではないと危機感を持った。
    平和で、安定している現在の日本では、人生の目標が分かりにくく、生きにくいのは納得。
    どうして対策をとったらいいかはわからない。特に、知人がスマホ教に入ってしまった場合、有効な対策はないように思える。

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    2023年07月29日
  • デマ・陰謀論・カルト―スマホ教という宗教―(新潮新書)

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    スマホとスピリチュアルの本。
    スマホが普及し、SNS が一般化して誰でもつながることができるようになった。 ただし、その弊害としてフェイク情報やデマ、個人批判などが蔓延し、人生に悪影響を及ぼすような事例も発生している。 米大統領選挙でのQアノンの存在、安倍元首相暗殺、オウム真理教などの例を考察しながら、著者が命名した「スマホ教」について考察する。
    スマホが社会に与える影響は大きくて、それがないと生活できない人もいる。人との繋がりもSNS頼みで、その中には思想的なサイトがあり、自分の思想を裏付ける情報にだけ依存して、反論を受け付けないスマホ教信者が増えてきた。これは社会にとって厄介な存在で、そうならないためにはどうすべきかを説く。
    デマ・陰謀論・カルトは、今に始まったことではないが、SNSの普及で拡散するスピードが速くなっている。自分の思考の傾向を認識し、溢れる情報に対して真偽を判断する知識や感覚が必要だと思う。

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    2023年03月05日
  • デマ・陰謀論・カルト―スマホ教という宗教―(新潮新書)

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    この著者の本は、今回が2冊目。

    タイトルがずばり内容を示しており、共通するキーワードとして「スマホ教」の存在が出てくる。オウムなども引き合いに出しつつ、そういった勧誘する組織とスマホ教の違いを出して説明することで、増加するスマホ教についての理解も深まったと思う。
    特に、寂しさから入ってしまうという流れはなかな根が深く、簡単には解決できないなと感じた。

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    2023年02月05日
  • 入試改革はなぜ狂って見えるか

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    現状の共通テスト導入にあたっての問題点、課題点など、入試の抱える問題点が数多くあり、改善は難しそうだな、と思いました。

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    2022年07月05日
  • 入試改革はなぜ狂って見えるか

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  大学入試の現場
    第2章  推薦入試の表と裏
    第3章  奇妙な入試改革
    第4章  こうして改革は失敗した
    第5章  多面的な評価を多面的に評価する
    終章   どうして入試改革は狂って見えるのか

    <内容>
    さまざまな障害を持つ生徒が増えた今、著者の言うように、「公平性」「平等性」というのはこれを保障するのは無理ゲー状態である。しかし、著者に言わせると、入試問題も見たことのないような委員が、改革の論議の主導権を握っているようでは、日本の将来も知れている。このような分析がされるこの本は、今まで気がつかなった視点から大学入試を紐解いていくので、優良だと思う。

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    2021年10月21日