ハン・ガンのレビュー一覧

  • 回復する人間

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    ネタバレ

    「回復する人間」というタイトルがぴったりの、7つの短編集。
    さまざまな種類の痛みが描かれていた。
    私の経験にかなり近い感覚を登場人物たちの中に見たり、語られる言葉によって気付かされることもあり、興味深いながら苦しい読書でもあった。まるで自分の抱えた問題のようにも感じられてくる。他人事と切り捨てることはできない。
    折り合いをつけて生きようとする女性たちの、揺れている心が魅力的に見える瞬間もあった。真剣に向き合いながら傷ついている姿は痛ましいはずなのに。
    この中では「左手」という作品の印象が強い。自らを追い詰めていく主人公に、ひとつの救いも用意されていなかったからかもしれない。ひとつ間違えば、自分だって同じような状況になるかもしれないという怖さがあった。この短編をもう一度読みたいとは思わないけれど、揺さぶられるものがあった。

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    2025年10月27日
  • 別れを告げない

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    ネタバレ

    ノーベル文学賞で話題になったハン・ガンの作品を2025年最初に読んでみました…

    とにかく…すごかった←

    #別れを告げない
    幻想的で静謐な語り口で、一九四八年に済州島で起きた虐殺事件について掘り下げていく。人が人にたいしてなし得るもっとも残酷なことを、語り手の女性と、その友人は、生死の境があいまいな空間で話し続ける。
    すごく不思議な世界観の中で残虐的な歴史が解説されていくのが…少し読みにくいと感じたりもしたけど…一回読んだだけではこの本の半分も理解出来なかったんだと思うけど…訳文がものすごく美しく…そして悲しくてせつなくて…こんな歴史があったんだなと…読めてよかったと思いました。

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    2025年10月17日
  • 回復する人間

    Posted by ブクログ

    短編なので読みやすいと思ったが、内容が余りにも濃すぎてくたびれてくる。

    歳のせいかふと感じる恐怖や不安と言った物を言葉として表現されると少し心が重たくなる。

    それだけ重厚な内容なんだろう。

    決して嫌いではないがだんだん疲れてくる。

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    2025年10月17日
  • すべての、白いものたちの

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    装丁と本を開いた時の最初の一文が気になり、悩んだ上で購入した本。

    「ノーベル文学賞を受賞した本」が私に理解できるのか、、??躊躇したけど、
    少し前にスウェーデンの市庁舎(ノーベル賞授賞式が行われる場)とノーベル記念館に行ったし、なんかちょうどいいきっかけかなと思い、読んでみることにした。

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    2026年10月23日