保坂祐希のレビュー一覧

  • 死ねばいい! 呪った女と暮らします

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    ネタバレ

    転がり込んできた加代の
    「明日死ぬかもしれないのに?」は
    まるで呪文のようだ。


    長生きしたいとは思わないけど
    健康ではありたいし
    慎ましすぎる生活よりは
    美味しい物食べたいし、
    たまには旅行にも行きたい。
    そして、
    それらを共に楽しんでくれる連れ添いや
    友達は自分のそばにいて欲しい。


    孤独を孤独と認めずに生きてきた
    真理子にとって
    加代とのハチャメチャだけど
    楽しく過ごせた日々が
    如何に今の自分にとって
    大切な存在かと気がついた時
    例えそれが憎んだ女だったと知っても
    加代の思いをくみ取ったときに
    全て昇華したかのようで
    歳をとってからでも意気投合し、
    まして共に生活をしようとまで
    思え

    0
    2025年10月15日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    面白くて一気読み。

    親と子のあるある話。

    関係が悪くなって、疎遠になるとどう中を取り戻そうか不安になるよなぁ、、

    0
    2025年09月13日
  • 大変、申し訳ありませんでした

    QM

    購入済み

    世の中の人を納得させて鎮火させる謝罪の方法を知り尽くしている山王丸、こんなところにもテクニックが活きてくるのか~~と、面白く読めた。

    主人公のツッコミがシュールすぎて好き。

    0
    2024年10月04日
  • 黒いサカナ

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    ページ数、内容、読みやすく長編はちょっとという人にはベストだと思います。タイトルに誘われ読んだのですが当たりだったと自分は思いました。

    0
    2023年11月14日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    小説のタイトルがとても強烈だったので、どんなドラ息子なんだと思って読みましたが・・・
    とても良い物語でした。

    最後はせつない気持ちになりました。
    涙が出てきました。
    いくつになっても親は親、子は子はなんです。
    私も田舎で暮らす年老いた母親に会いたくなりました。 

    0
    2023年10月29日
  • リコール

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    企業小説、保坂祐希先生のデビュー作
    面白い事を保証します(´・ω・`)読め

    トヨタ風巨大自動車メーカーで工場ラインで働く藤沢美希が突然の配置転換(後日理由判明するが…)専務秘書になりました、工場命の女性が特徴的な同僚たちとヲタクな仕事ぶりを繰り広げる少しご都合主義・少し正義感の物語
    工場の製造部門の描写や知識は相当な取材の下で書かれたのかな

    0
    2023年01月17日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

    購入済み

    面白いので続編を

    謝罪コンサルの山王丸恐るべし。
    続編期待したくなるシリーズです。

    0
    2022年10月09日
  • 大変、申し訳ありませんでした

    購入済み

    おもしろい

    笑って泣ける痛快コメディです。

    0
    2022年08月06日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

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    2022/07/01
    読み終わってからだいぶ経ちますが今更感想を書きます。
    この本の続編が読めるのがとても嬉しくて、発売された日に即買いしました。
    ちょっと古めの会社のオフィスを装った謝罪コンサル会社をやっている山王丸のもとで働く篠原光希を取り巻く謝罪に関するいろいろなお話を描いたもの。
    今回は、前作の続編ということですが話自体は短編的な感じになっています。少しミステリー色も強まったんじゃないかなーなんて思いました。
    依頼主に関する謝罪コンサルを頼るまでに至る理由が段々と明かされていくところや、光希の視点で描かれることで話がいい意味で素人目線で進んでいくために最後の最後でストーリーの内容がまと

    0
    2022年07月09日
  • リコール

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    非常に面白いです。隠蔽を暴いていく痛快なストーリーは個人的に大好きです。空飛ぶタイヤに似たイメージを持ちます。人間模様なども重厚に描かれてます。命が大切でそのために安全な車を提供したい熱い物語です。

    0
    2022年02月19日
  • 大変、申し訳ありませんでした

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    近年では最高の爽快感だった。主人公と一緒になって怒れるし、泣けるし笑えるし、とにかくスカッとした。場面や人物が目に浮かぶ表現力と物語運びは秀逸だ。続編が読みたいし、メディア化にも期待!

    0
    2021年08月15日
  • 大変、申し訳ありませんでした

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    2021/08/12
    タイトルからして「なんか面白そうな感じがするぞ…」と思って読んだら、やはり面白かったです。
    世の中でこれまでもたくさん行われている謝罪会見ですが、その裏には謝罪コンサルなる人たちがいる…のか!?と思わせられました。
    会社で雑用が取り柄とか可哀想なことを言われていた光希が、色々あって山王丸率いる謝罪コンサル会社で働くことになるところから話がスタートします。
    山王丸も最初は「金の亡者」感が出ていましたが、よくよく話を進めていくと…って感じで、この謝罪コンサルが関わった依頼の件が事態の収拾へとどのように向かっていくのかが、楽しく読み進められます。出てくる人たちもキャラがいい意味

    0
    2021年08月12日
  • リコール

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    保坂祐希『リコール』ポプラ文庫。

    あの池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』を彷彿とさせるような面白く、爽快感あふれるエンタメ企業小説だった。

    作中の舞台となるキャピタル自動車は立地的には日産自動車のようだが、工場の様子や生産方式からするとトヨタ自動車がモデルになっているようだ。テーマとなるリコール隠しの方は三菱自動車がモデルだろうか。

    大卒ながら自ら志願してエンジニアとしてキャピタル自動車の生産ラインに立っていた藤沢美希に突然、役員秘書への辞令が下る。新しい上司、谷原勇人専務の秘書となった美希は、谷原からの依頼でかつての仲間と最近頻発する主力車種の『バレット』の事故原因を調査することに……

    本体

    0
    2020年12月26日
  • 黒いサカナ【無料配信版】

    購入済み

    緻密な構成とリアリティーがすごい。
    フィクションだとわかっているのに、本当にこんなことが起こっているのではないか?と疑心暗鬼になる。

    0
    2020年09月30日
  • 黒いサカナ

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    前作リコールに続く企業小説。
    わたしの大好物であるウナギが、すこし怖くなります。(スーパーで買うのは躊躇うかも?笑)

    正直なところ、主人公の女性はわたしの苦手なタイプで(いや、おまえ危なかしすぎるぞ!あともうちょっと臨機応変に生きろと思ってしまったり)、おいしいところは沢木さんがもっていってしまいますが、ハラハラわくわくページを巡る手が止まることはありません。

    食の安全ってなんだろう。地域の活性化ってなんだろう。働きやすい場所ってなんだろう。
    自身が生きていく上で、大事な問いかけがふつふつと湧いてきます。

    お腹が空くような、食欲が失せるような相反する生態反応を得られる稀有な作品です!

    0
    2020年09月05日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    ネタバレ

    過保護過干渉の母親に「死ね、クソババア!」と言い捨てて18歳で家を出た息子が、人生どん詰まりで打つ手なしの状態で実家に帰ってきた話だと思って読んだのだが…。

    母一人子一人で、しかし母の実家で祖父母とともに暮らしてきた晴恵と達彦。
    18歳で家を出たのは同じだが、大学進学で出て行ったのだ。
    ずっと医学部に進むと言っていた息子が受験直前に「医者にはならない」と言って進路を変えてからぎくしゃくしてきた母子関係。
    「医者になると思って身を粉にして学費を貯めてきたのに。学者なんて大したお金にならないんでしょ?」の一言にキレた息子が放った言葉が「死ね、クソババア!」

    で、大学院まで親の金で進むんだな、こ

    0
    2025年08月23日
  • 黒いサカナ

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    鰻大好き。
    ああ、その鰻が実は…そんなのやだやだ。

    正直、美味しければ産地なんて
    そこまで拘らなくていい。
    そりゃ国産の方がいいけど。
    本作で描かれた密漁にしても汚染水の件にしても
    満更絵空事でもないところがほんっと恐ろしい。

    西岡の事はあまり眼中になく読んでいたら
    結構重要だった(笑)
    沢木から受継いだ廃校養鰻場は
    食に対する熱意をもったまま里奈と春樹で
    成功させて欲しいなぁ。
    それで沢木をぎゃふんと言わせて欲しい。

    南紀に建設中のセンター…。
    あぁ恐ろしい。

    0
    2025年08月11日
  • 大変、申し訳ありませんでした

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    初作家さん、タイトルに惹かれて

    世の中、知らない方が気分がいいことって
    多々あるんですよって話し(笑)
    謝罪コンサルなんて職業が本当にあったとして
    そのおかげで、恐ろしい程に大炎上した
    スキャンダルや失敗を見る人を納得させ
    なんならファンにさせちゃう手腕は読んでて
    複雑な気持ちになりつつもどこか魅力的かつ
    めちゃくちゃやりがいのある仕事にも見えてきた(笑)

    0
    2025年07月31日
  • 偽鰻

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    タイトル通りで食品に関する事、また人口減少が著しい日本での地方産業の事が提起されている。こう書くと堅苦しいがエンタメとして読みやすい。主人公である蔵本里奈の食いしん坊でちょいポチャだけど物怖じしないところが魅力的。記者である春樹よりも記者に向いているぐらいの胆力と行動力がある。春樹との関係もベタな恋愛にならないところも話の本筋が脇に迷う事がなくシンプルに読みやすい理由の一因に思う。
    沢木を始め特徴的な登場人物が出てくるがモブに近い埼玉支店だかの大仏みたいな顔した上司のキャラが人を喰ったようで憎めなくて好き。

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    2025年04月25日
  • ビギナーズ・ライブ!

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    ラジオ新番組の裏側を描くドタバタコメディ

    以下、公式のあらすじ
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    今聴いている電波の向こう側で起きているかもしれない、奇跡のような熱い話。 ――タレント、ラジオパーソナリティ 山崎怜奈さん

    笑って泣ける、超ド級のラジオ小説!

    大阪では、ぼちぼち人気のローカルFM局に勤める陽菜。
    初めてディレクターを任された新番組に集まったのは、テレビ業界を追放されたプロデューサーに、還暦トラック運転手と無気力大学生のパーソナリティ二人……って全員素人やん!
    打ち切りの危機が迫るなか、陽菜たちは己の人生の全てをさらけ出したラジオドラマを放送することに。
    「金曜

    0
    2025年03月19日