保坂祐希のレビュー一覧

  • 死ねばいい! 呪った女と暮らします

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    事情を知っても許せるほど、心の支えになる人だったということかぁ。そんな人に年をとってから出会えるっていいな。楽しみが増えそう。

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    2025年03月01日
  • 死ねばいい! 呪った女と暮らします

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    一瞬のすれ違いで運命が変わり
    幸せや不幸は命尽きる最後までわからないもんですよね。
    真理子さんも加代さんも最終的には良いご縁.良い人生になるんではないかな。
    ホロリとする作品でした
    初読みの作家さんでしたが他の作品も読んでみたいと思います。

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    2025年01月18日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

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    このシリーズはほんとに面白くて一気読み!

    色んな人の色んな理由が
    それぞれ人間味溢れていて
    そんなん絶対炎上!って話も
    みんな平和にまとまってくれてて
    今の息苦しい時代に読むからこそげんきがでる。

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    2024年12月06日
  • 黒いサカナ

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    いやぁ考えさせられる。

    食欲と正義感が強い主人公里奈。
    保守的で引け腰なジャーナリスト春樹。
    どこかプリズンホテルを想起させる沢木。
    苦労人西岡。

    ピンチになったら…のアホくさいご都合展開はぐぬぬ感あるが、良い感じにキャラも立ってるし面白かった。
    正義とは必要悪とはで悩まされる題材だな。

    でも、深海魚ぽい見た目で食欲減退や阿鼻叫喚になるのはなんなんだ。
    深海魚に失礼すぎるだろ。
    見た目で言えば蛇は嫌いな人多いのに、その蛇的な形状の鰻や穴子を捌いたものはバクバク食べる日本のミステリーでもあるな。それなら深海魚の見た目も調理済みなら関係無いだろと。

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    2024年11月12日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

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    ドラマになりそうな、短編4つとエピローグ。前作よりもキャラが立っていて、ちょっとくどい感じのいい回しもあるが、謝罪の仕方と丸く収まる結末はどれも爽快。軽い感じで面白く読めた。

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    2024年09月11日
  • 死ねばいい! 呪った女と暮らします

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    佐伯真理子・76歳は、年金生活が始まってから節約と節制を続け、毎日面白みのない生活を過ごしていた。
    30年前に離婚をし、夫が慰謝料代わりに残した一軒家に住み続けていた真理子に変化が訪れる。
    それは、台風前夜に庭先に倒れていたお婆さんを助けてからのこと。

    聞くと山崎加代という名で73歳、アパートを追い出されて…という話。
    怪我をしていて、ずぶ濡れで…とりあえずその晩は泊まっていくように勧め…。

    しばらくぶりの人との関わりに気分も違って、もう少しいっしょにいたいと思う真理子さん。
    そのうちに、次の年金までここにいればとなり…。

    真理子とは金銭感覚も違って豪快な加代さん。
    彼女といると新鮮で刺

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    2024年08月12日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    息子・達彦が「死ね、クソババア!」と言って18才で家を出て行って以来、息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。
    親の介護を終え、75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然、息子が帰ってくる。
    読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気をつかう晴恵。一方、晴恵の身の振り方はあっぱれだと思う。なかなかあそこまで強い決意を持つことは出来ない。親子でもわだかまりが残ったまま疎遠になってしまえば、他人のようなもの。近くに住んでいる仲の良い友達の方が頼りになるだろう。
    ラストは感動的だが、都合が悪くなると黙ってしまうあの息子があんな感じなるとは思えないなぁ(笑)

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    2024年07月26日
  • 死ねばいい! 呪った女と暮らします

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    テンポが良くて面白かった。

    一軒家で一人暮らしをしていた76歳の真理子の元に、台風の夜、突然現れた73歳の加代。

    質素倹約のお手本のような真理子と、「明日死ぬかもしれないんだから」が口癖の豪快な加代。
    正反対とも思える二人の奇妙な共同生活が始まった。

    寂しさを抱えていた真理子が加代に感化され、それまでの無機質だった生活に輝きを増していく過程がいい。

    一緒に買い物へ行き庭で野菜を育て、お喋りしながら食事する。
    楽しそうな二人の笑顔が目に浮かぶ。

    終盤の展開には思わず泣き笑い。

    切なさと温かさを兼ね備えたハートフルコメディ。

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    2024年07月23日
  • 偽鰻

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    保坂祐希『偽鰻』ポプラ文庫。

    以前読んだ『リコール』と『人斬り美沙の人事査定帳』が非常に面白かったので、本作も読んでみることにした。

    食の不正を暴く社会派小説。テーマとなる食材は今や絶滅危惧種と言われる国内産鰻。鰻の産地偽装の不正を描くストーリーかと思いながら読み進めば、そんな単純なものではなく、もっと恐ろしいことが描かれていた。

    しかし、残念ながら、先に読んだ『リコール』と『人斬り美沙の人事査定帳』ほどの面白さには届かなかった。


    2020年、ヴィアン・リテーリングに就職し、研修のためにヴィアンモールの鮮魚部門で働く蔵本里奈と雑誌社に勤務する里奈の大学時代の同級生の香川春樹の物語が進

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    2024年04月05日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    いい意味で題名から想像したのとは違った息子像だった。
    読みやすく、登場人物がみんな温かく、ほっこりする物語だった。

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    2024年03月15日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    ドタバタとコミカルなものかと思って読み出したら、あら?違うみたい。まあいいかと、期待薄で読み進めていたのだけど、いつのまにか熱心にページをめくっていた。息子の離婚話や主人公の病気という、ホームドラマとしては、言わばベタな展開。これが深刻にもブラックにもならず、かといって無理矢理な明るさもなく、ああ現実ってこういう感じかもという描き方がされていて、ひきこまれた。

    で、ラスト。ダメだこれは。涙をこらえられなかった。そう、親ってどこまでいっても子どもには頼られたいし、面倒みたい何でもしてやりたい、もうこれは性というか業というか、子どもがオッサンになろうがなんだろうが、小さかった頃のことを忘れないも

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    2024年02月28日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    環境に恵まれたとはいえ、
    ハッピーエンドに涙が滲んだ
    果たして、今若い世代が
    同じような年頃になったとき
    通じるかどうか?

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    2023年12月24日
  • 黒いサカナ

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    鰻の食品偽装が題材の社会派エンタメ。どこまでがフィクション?と然もありなんな感じのドキドキ感があって面白かった。時代が行ったり来たりするのが読みにくいと思ったが、最終に繋がる展開に納得。「リコール」も読みたくなった

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    2023年10月25日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    75歳の晴恵は、両親が遺した家で一人暮らしをしている。
    一人息子の達彦は、大学進学時に意見の食い違いで口喧嘩したまま、冠婚葬祭のみの薄い関係でしかなかった。
    そんな息子が突然、「離婚することにしたから。今日からここに住むわ」と言って帰って来る。
    その頃、晴恵は人間ドッグの結果の要再検査を受け取ったところだった。

    晴恵の病気が明らかになったあと前から予定していた一人旅に行こうとするが、自分も行くと言い出す達彦。(ドアに差し込む手紙のやりとりなのが、なんとも言えない)
    旅の最中、母に再婚の話があったことを知っていたことやなぜ医学部を受験しなかったのか、など達彦の気持ちも知ることができたのだが、自

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    2023年10月06日
  • 大変、申し訳ありませんでした

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    ネガティブな謝罪会見を逆手にとって、コメディタッチのストーリーにした秀作。着眼点と設定がいい。主人公を典型的なボケ役にして、予想通りのオチに持っていく漫才のような流れ。
    ちょっと人情話もあって、まるで吉本新喜劇。

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    2023年08月17日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    ネーミングセンス抜群のタイトルに惹かれ、読んでみました。どこかにいそうな母と息子の物語。
    お節介な幼馴染、後期高齢者の日常、病気や旅行、息子夫婦の離婚問題など面白おかしく書いてあります。実際起こると残念すぎる出来事もお涙頂戴という言い回しがほとんどないので悲観的にならずに読み進められます。
    作品全体が主人公の強さと優しさで包まれているような…
    そのせいでしょうか?なぜだか最後の最後で急に感極まって泣けてきました。
    とても好感の持てる作品です。

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    2023年07月09日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

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    シリーズ2作目
    今回も「謝罪」を軸としたお仕事のお話

    ・技術漏洩
    ・清純派女優のホスト連れ込み疑惑
    ・パワハラ社長からの謝罪強要
    ・大企業社長の隠し子認知


    細部にリアリティのない設定があるので、お仕事小説というよりは、お仕事エンターテイメントかな

    研究室に携帯電話の持ち込みは制限されないの?
    テールゲート対策もしっかりしようよ
    普通は監視カメラ撮ってるでしょ
    入退室記録はデジタルで個人と結びつけて記録しましょうね
    データの保存がローカルPCのみ?バックアップは?
    そもそもフォレンジックされてないの?
    USBの制限もされているべきだよなー
    流石に発表前に動作確認くらいするでしょ?
    会見を

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    2023年05月08日
  • 大変、大変、申し訳ありませんでした

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    ネタバレ

    いつどこで誰に謝罪するか
    謝罪に限らずだなあ

    山王丸みたいな先を見通せる人って経験が豊富ゆえなのか?
    羨ましい限りです

    氷室くん、恋だよ

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    2023年05月06日
  • 「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました

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    ネタバレ

    親子や友だちなど、リアルな人間関係が軽妙なタッチで描かれており、ぐいぐい読まされます。
    人間、自分の人生の先が見えた時、初めて自分の役割を知るのだと痛感。
    最後は涙が止まりませんでした。

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    2023年04月29日
  • 黒いサカナ【無料配信版】

    購入済み

    サスペンスタッチ

    明日うなぎ屋で外食予定なのだが。
    ショッキングなプロローグから始まって、非常にテンポの良いたたみかけるような文体で物語が展開してゆく。告発 ドキュメンタリーものとしての値打ちは当然あるが、キビキビした語り口で物語 読み物としても十分に楽しむことができる。

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    2023年01月02日