保坂祐希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「謝罪コンサル」という、ちょっと変わったお仕事のお話
中堅芸能事務所の新入社員の篠原光希は先輩社員からの雑用をこなしている途中、荒田社長からいきなり呼び出される
そこに宅配業者が運んできたダンボールの中から出てきたのは、全身に怪我をした所属芸人の門田
彼は人気アイドルと結婚しながらも、格闘家の妻で料理研究家とW不倫したらしい
就職面接の際のやらかし謝罪を評価されて採用になた光希は本件の「謝罪担当」に任命される
そしてまた、説明もなく公認会計士の看板を出している「山王丸研究所」の事務所事務所へと連れて行かれた先で目にしたのは、先日自分がテレビで見た有名料亭の食品偽装の謝罪会見に出ていた女将と社 -
購入済み
興味を引く始まりかた
タイトルとカパーのイラストの包丁、死体の目の表現、登場人物の紹介へと分かりやすい。ややスーパーの描写で同じ内容が繰り返されるのが気になり、政治絡みの話はもう少し丁寧に描写して欲しい。でも、始まりから興味がそそられました
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めると、なんとなく構成が見えてきます。それを裏切られるわけでも無く、予想道理のオチで進んでいきますが、ポイントはそこではなく、70代のこの世代の二人のやりとりがとても面白く、中盤からは一気に読みました。
もしくは、歳をとっても単調な生活と感じている年配者(私など)には少なからず思い当たる節があり、共感を感じるシーンがあるのかもです。
同じ男性を愛していたことや、その二人が仲良く生活する、また娘さんの出来過ぎさ等、ドラマ仕立て感は否めないですが、それでも、
とにかく、言いたいのは、不覚にも涙腺が緩んでしまったと言うことです。
合掌 -
Posted by ブクログ
ネタバレどうやら自分はお年寄りが主人公のお話が好きらしい。登場人物が人生を積み重ねていることで、物語に厚みが出るのだろうか。
このお話では、旦那によそで女をつくって出て行かれた真理子と、突然真理子のもとに現れた加代の旦那が同一人物だった、ということがわかる。
旦那が死ぬ間際に真理子への想いを口にしたことで、加代が亡き夫の意向を大切にしようと真理子の家を訪れた。
もうこれだけで泣ける。
しかもこれをやってるのがおばあさんというところも泣ける。
おばあさんというだけでスパイスがひとつ加わる気がする。
お年寄りはずるい。
あと、真理子のように年金暮らしでつまらない日々を送っているおばあさんが、加代のよう