高田公太のレビュー一覧

  • 煙鳥怪奇録 忌集落

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    土地遣い、不思議なはなしだった。
    わざと忌み地にしてお金を稼いでいたセイジさんのはなし。
    呪いは自分にふりかかる??
    最後に集落の人たちが覚えていた薬売の車のはなしがいちばんヤバいと思った。
    一瞬闇バイト?って思った尋ねてきた女のひとはたしかにSかもしれないなーと思ったですよ。
    こういうことがもしも日本中どこかで行われているとしたらめちゃくちゃヤバいなと思う。
    あと間に挟まる実話怪談のなかでは『訪問者たち』が良すぎた。
    なんなんですか、この人たち。何のために深夜2時に来る??不思議すぎて答え自分で考えちゃうよー!!
    めちゃくちゃ面白かったです!

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    2024年11月20日
  • 青森の怖い話

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    電車で寝て起きたらの話と、地元の友達が彼女に会わせてくれると言いどんどん山奥に入っていく話と、海岸沿いで船を見た話が特にこわい。尻切れの話であっても想像的余白やば

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    2024年06月28日
  • 煙鳥怪奇録 ののさまのたたり

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    良かったもの。
    『チ・コッ・テレケ』『トムラウシ山の雨』『ナニコワ』『激痩せ』『鏡柱』『るるぶ』『タクシードライバー二』『裏返る夏』『ののさまのたたり』
    『チ・コッ・テレケ』と『トムラウシ山の雨』は神さまのはなし。アイヌではカムイ。カムイが近くにいるって特別な場所なんだと思う。北海道、行ったことないけど。
    『ナニコワ』はドッペルゲンガーよりたち悪い。この史恵さんには通じなかったから工藤さんは乗っ取られなくて良かったと思う。『激痩せ』にも通じる。あちらの世界からの干渉はけっこうあるんやなー。
    『鏡柱』はものすごい作品!これは追いかけてずっと読みたい。鏡のうまった施設って最初の大型スーパーからあそ

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    2023年11月15日
  • 絶怪

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    恐怖のかたちはひとそれぞれやけど、ほんまの恐怖は経験したくはないなと心底思う。
    今回の一冊で心に残ったのは『我が家』
    家が何も原因がないのに怪異を引き起こしたらどこにもいけないし、逃げられない。
    ワタシも戦うことが出来るかな。それか見えないふりをする。あと『願い』『付着』二重の意味で怖いです『知らせ』『不安 九』『ホステス達』人と会う仕事はヤバいものも呼んじゃうのかなー『海』などが怖かったですよ!
    『不安 十九』もヤバかった。誰も来ないような秘湯でも調べてからじゃないとヤバすぎる。

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    2023年09月13日
  • 煙鳥怪奇録 忌集落

    購入済み

    怪談かミステリか

    「土地遣い」
    田舎の閉鎖的な場所で起きた怪異。語り手は、その真相を探る調査を開始。やがて俄かには信じ難い闇が見えて来る。その地方の言葉で会話文が書かれている点に生々しさが感じられる。一族の殆どが鬼籍に入り、周囲の人々も口を噤む中、著者の調査も今一歩のところで壁に阻まれる。これは怪談かミステリーか?

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    2022年11月13日
  • 実話奇彩 怪談散華

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    『件の剥製』『安アパートの怪人達』『先住者二編』『名前』『棍棒さん』『犬行列』『密室』『遊んだ日』『山中の盆踊り』『カンカンカン』『酒乱』『酒場』『そうでもない』『お札の効果』『喜びあり』『厭な話二編』『いなくなったほうのおかあさん』が好きでした。
    怖いはなしの中毒なので麻痺しかかってて本当に怖いって最近思わなくてそれに怖いはなしよりちょっと不思議なあれ?みたいなはなしがたぶんワタシは好きなのでそういうのばっかり集めてあったらきっと何回も何回も読んでしまうと思う。
    怖いはなしの中毒すぎて読んだはしから忘れるので、これはきっと知らないうちにヤバいことから回避してるのかもしれません。

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    2022年09月14日
  • 呪念魂

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    オカルトコレクター・田中俊行氏と、青森在住の怪談作家・高田公太氏の怪談集。2025年作品。

    あとがきで高田氏が「共著作」と書いているけど、あとがきの内容から、「高田公太/編著、田中俊行/共著」という実態なのではと察せられます。

    本の前半が田中氏の怪談で、後半が高田氏の怪談、という構成は往年の「ふたり怪談」スタイルですが、怪談文庫ではなく、単行本なのは、田中氏のメディアでの知名度からでしょうか。

    田中氏は、文章の上手さに更に磨きがかかり、怪談作家として高田氏に迫るのではないかと前半思わせられましたが、後半になり高田氏の文章を読むと、怪談作家としてはまだまだ高田氏に遥かに及ばないと思わされま

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    2025年06月29日
  • 呪念魂

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    今、東北に住んでいるから高田さんは今のうちにいつか怪談会に行きたいと思っている。確か田中さんもいらしていた春先にあった青森の怪談会(バーで開催)は、本当に行きたかった。そんな記憶も新しい。
    とりあえず、どの話も気持ち悪くて良い。
    田中さんのしゃべりも好きなんだけど、なぜか文章が好き。
    タイトルに戻るが、【呪念魂】すべてモノに宿るなにかな気がする。
    だからこその田中俊行なんだと思う。
    良いタイトル、良い著者。

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    2025年06月25日
  • 煙鳥怪奇録 机と海

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    面白かった。前回読んだ忌集落と違い短編集で全体的に実話怪談感が強い作風でした。 眠くなるベッドの話好き。

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    2025年03月07日
  • 煙鳥怪奇録 忌集落

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    神棚の話好き。 本題関連の周りは人怖と古くからのオカルトが混じり、とても良い内容の真相だった。 実話怪談?となる程度には色々な事が判明していたものの面白ければ良いんだよの姿勢。 Sが結構不憫だと思う。

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    2025年03月07日
  • 恐怖箱 怪画

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    専ら絵には縁も興味もないので、全く身近に感じることはないんだけど。
    画廊にも近寄りたくないし。
    絵描きさんとも知り合いになりたくないし。
    絵画を買ったりも、買おうと思ったことはないけど。ちょっと無理。
    絵を貰ってきただけで、両親が突然死するなんて割に合わない。

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    2025年11月20日
  • 煙鳥怪奇録 足を喰らう女

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    足を喰らう女はなかなか良い。が歳のせいかそれ以外の短編にあまり怖さを感じなかった。自分の感受性が鈍っているのかもしれない

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    2023年05月05日