浦沢直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浦沢直樹、やっぱり天才(笑)。
長大なストーリーに終始引き込まれっ放し。
コウモリの謎は、結局は納得できたような出来なかったような・・・て程度の理解力しか持ち得なかったものの、浦沢さんの訴えたかったテーマは受け取れたとは思う。
ハッピーエンドでは無かったが、「人間」っていう種の未来に希望を見いだすことが出来る、という点で、「20世紀少年」よりは分かりやすいラストに安堵。
2021.01.18.古。
★4つ、9ポイント半。
※ケヴィン・ヤマガタの晩年の描写に、手塚治虫の匂いを嗅いだ(笑)。
※連載中、某「夢の国」の関係各所からのクレームがつかなかったのかしら?と、まとめ読みしながら心配になった(笑)。
※主人公の登場、遅すぎ(笑)。
※好きな浦沢作品のベスト2にランクイン(笑)。
(1位は「MASTERキートン」) -
Posted by ブクログ
読書録「MONSTER15」3
著者 浦沢直樹
出版 小学館
p153より引用
“何も感じない…………
自分の名前すらいらなくなる………………
これが、本当の自由だ………
そんな感じがしたんだ。”
目次から抜粋引用
“パーティー イズ オーバー
悪魔を見た男
悪魔の友だち
知りすぎた男
哀しみの再会”
天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
テンマの元婚約者・エヴァを利用しようと
する者に雇われ、護衛を勤めるマルティン。
食事を摂りに馴染みの店に入った所に、テン
マが現れた…。
上記の引用は、ヨハンに関わりがあるとみ
られる、絵本の朗読会に参加していた人物の
言葉。
何のこだわりも無くなるというのは、どこか
悟りの境地のようです。何のこだわりやしが
らみも無くなると、他の人の命に対しても、
何も思わなくなってしまって、ヨハンのよう
な人物が出来上がるということでしょうか?
エヴァとマルティンのエピソードが大半を
占める巻ですが、ニナの過去に関してもすこ
し進展があります。大きく盛り上がる前の準
備段階といった感じの流れとなっています。
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Posted by ブクログ
読書録「MONSTER8」3
著者 浦沢直樹
出版 小学館
p17より引用
“ただし、このテープに記録された音は、あ
くまで客観です。
ところが、あなたの手の動きが記憶した情報
は、その瞬間からあなたの主観が入ってく
る。”
目次から抜粋引用
“立証可能
パーティのあと
聖域
子どもの情景
人類の財産”
天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
心理分析の研究のため、刑務所で殺人犯か
ら話を聞く、テンマの同級生・Dr.ギーレン。
話を聞き終えたところへ、テンマを追うルン
ゲ警部が現れ…。
上記の引用は、手を動かして情報を記憶す
るルンゲに対し、Dr.ギーレンが告げた言葉。
後から他の人の言葉を分析するのには、レ
コーダーは便利な道具のようです。一度頭に
入ってしまうと、その人の主観から逃げるこ
とは出来ないでしょうから。ICレコーダーで
なく、マイクロカセットテープな所が時代で
すね。
ヨハンの計画を阻止するために、テンマは
行動を起こしているのですが、その途中ばか
りが描かれている巻となっていて、少し間延
びしている感があります。
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Posted by ブクログ
読書録「MONSTER7」3
著者 浦沢直樹
出版 小学館
p14より引用
“だいたい、100点満点の人間なんてのは、
つまらんもんだ。”
目次から抜粋引用
“証拠の品
白日の下に
ただ一つの事件
処刑
ある決意”
天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
カフェで別れた妻と面会する探偵・リヒャ
ルト、娘に会わせて欲しいと彼女に願うが…。
上記の引用は、探偵のカウンセリングを受
け持つ医師の一言。
つまらないかどうか、一度はなってみたいも
のです。まあでも、最初から何もかも出来る
し、持ち物も揃っているRPGみたいなものか
と思うと、それはつまらないものだろうとは
想像がつきます。
主人公の出番が極端に少ない中、不穏な人
死が次々と起き、心穏やかではいられない話
が続きます。終わり際に、いよいよ大きく話
が動きそうな気配を見せるので、やきもきさ
せられる展開です。
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Posted by ブクログ
読書録「MONSTER6」3
著者 浦沢直樹
出版 小学館
p84より引用
“親を捨て、兄弟は敵になり、妻と子は殺さ
れた……
ただ、こういう食卓が、欲しかっただけなの
に…”
目次から抜粋引用
“対決
転落の果て
男達の食卓
見えざる敵
秘密の森”
天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
テンマを捕らえる直前で、他の事件の容疑
者から深手を負わされた警部・ルンゲ。車を
発進させようとするテンマに、執念で追いつ
くも…。
上記の引用は、金を稼ぐことのみに明け暮
れた、裏社会の大物の言葉。
目の前にある何気ないもの程、大切なものな
のだということでしょうか。お金自体が目的
になってしまうと、良い結果にならないのか
も知れません。
登場人物も増えてきて、本気で読まないと
覚えておくのも難しくなりつつあります。
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Posted by ブクログ
読書録「MONSTER4」3
著者 浦沢直樹
出版 小学館
p116より引用
“私を知っている人間は、私がヴォルフとい
う名前だと知っている……
しかし……見ず知らずの人間の中に入れば、
私はヴォルフだと名乗らなければならない…
…
だがね……私がヴォルフであるという証拠は、
どこにあるというんだね?”
目次から抜粋引用
“残された女
ビー・マイ・ベイビー
アイシェの友達
ヴォルフの告白
五杯目の砂糖”
天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
父を亡くし結婚と離婚を繰り返し、荒れた
生活を送る主人公の元婚約者。今朝も違う男
を見送る彼女を、気にかける庭師の姿があっ
た…。
上記の引用は、ヨハンを保護し育てた人間
の内の一人の言葉。
人の名前というものについて、語っている場
面です。
自分が自分である証拠は、戸籍等の証明書や
資料がありますが、それらが万が一無くなっ
てしまった時は、自分で信じるしか手段がな
いのかも知れません。他の人との関係を、普
段から築いておいて、そのような事態に備え
ておくのもいいのではないかと。
東西ドイツ統一後の政治的問題と、それに
振り回される人たち。重苦しい雰囲気の中で
話が進むので、楽しさを求める時には向かな
い作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ実は、今まで起こったトモダチ関連の事件は、ケンヂが子供の頃、友達と考えた妄想が元になっていることが判明する。
トモダチはそれを忠実に実現していて、ケンヂはそのことに責任を感じる。
次に自分が何を考えたのか、思い出したケンヂは空港に向かうけれど、時すでに遅し。
そして、直接、トモダチに会いに行くが、そこで姉の子供の父親は自分だ、と告げられる。
衝撃を受けたケンヂだったが、姪であるカンナに危機が迫っていることを告げられ、慌てて自宅に戻る……
という話でした。
たわいもない子供の妄想が、大きな事件を引き起こしている、というのはなんとも空恐ろしい状況だなあ……と思って、これこそこの物語の一番おもしろい! と感じた瞬間でした。
誰でも過去にやったたわいもない遊びが実現していく恐怖って本当にハンパないと思いますし、こんなことって誰でもしたと思うので、とにかく背筋が寒くなります。
ちょっと寒い思いをしたい方にはオススメです。