浦沢直樹のレビュー一覧
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『20世紀少年 3 ギターを持った英雄』
浦沢直樹
『20世紀少年 3 ギターを持った英雄』は、ケンヂの“ロック”という原点が物語の核心として立ち上がる巻で、子ども時代の記憶が現在の世界の危機と結びつき、仲間たちが再び集結していく流れが大きく動き出す章です。ケンヂがギターを手にし、かつて夢見た“ヒーロー像”をもう一度自分の中に呼び起こすことで、物語はノスタルジーだけでなく、彼自身の責任や覚悟へと踏み込んでいきます。
“ともだち”の謎はさらに深まり、子どもの頃の秘密基地や落書きのような記憶が、世界規模の陰謀の伏線として意味を帯びていく展開が特徴です。この巻は、浦沢直樹らしい「過去の記憶が未来 -
Posted by ブクログ
『20世紀少年 2 予言者』
浦沢直樹
浦沢直樹の巨大な物語が本格的に動き出す巻。子どもの頃に描いた「よげんの書」が、現実の事件と奇妙に重なり始め、ケンヂたちは自分たちの記憶が何者かに利用されていることを疑い始める。〈ともだち〉と名乗る謎の存在は、ただの不気味な影ではなく、社会を揺るがす力を持った“何か”として姿を現しつつある。この巻では、物語のテンポが一気に加速し、伏線が動き出す感覚が強い。少年時代のノスタルジーと、現代の不穏な空気が交錯し、読者は「これは本当に誰が仕組んだのか」という疑問に引き込まれていく。コミックならではの緊張感と勢いがあり、ページをめくる手が止まらない。