ゲイル・キャリガーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
吸血鬼や人狼が人類と共存する19世紀イギリス、とある舞踏会の夜アレクシアは吸血鬼に襲われ偶然刺殺してしまう。アレクシアは魂なき者として異界の者の能力を消し去り人間に戻す力があったのだった。
スチームパンクの世界観に吸血鬼や人狼という異界族、イタリア人の血を引く強気なオールドミスの主人公。イキナリ始まるストーリーに翻弄されていると、設定がさり気なく説明されながら個性豊かな登場人物たちが暴れ回り、どんどん物語に引き込まれます。
どこにも属さないはぐれ吸血鬼の出現や人狼の失踪事件を、異界管理局の人狼捜査官マコン卿が調べることで話が進むのですが、そのミステリ的展開よりも、アレクシアとマコン卿の丁々発止 -
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Posted by ブクログ
ソフロニア主人公の物語はここで完結を迎える。
ラストだけあって盛り上がりが凄い。
今や卒業(フィニシング)を控え、年齢的にも若き淑女となったソフロニアたち、ヴィクトリア朝の淑女がアクションするというのがますます面白い。
しかし、主人公がアクション厨弐受けるダメージも凄まじい。
これは作者が女性だから書けたのかなあ、と思う。男だとこれはたじろぐ!
そして、色々とイレギュラーな存在であるソフロニアがどのようなフィニシングをするのか、これも冒険的だと思う。ヴィクトリア朝の社会的制限を思えば、彼女がこの物語より後に進むべき道はなかなか険しいものと思えるからだ。
なお、パラソル奇譚の読者にとっては、あの -
Posted by ブクログ
あのちっちゃかったプルーデンスがレディになって再登場、というシリーズ。初め、ルーが何歳の設定なのかよくわからなかったけど、意外とホントにレディだった。なんとなく、心理描写がソフロニアっぽくて、もうちょい下かと思って読んでました。
この世代設定、いいわぁー♪
アレクシアシリーズファンは本当にニヤニヤものです。あの人もこの人も、今のところ幸せそうにその後をハチャメチャ生きておられるようで何よりです。
個人的にはなんといってもやっぱり教授!
きっと絶対間違いなく出てくるだろうと期待してたけど、キャラクター紹介に名前があってほんとに嬉しく!!登場シーンは少な目でしたが、きっと暗躍してるはずっ!と妄 -
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Posted by ブクログ
アレクシア女史のシリーズ5冊目。
え、完結しちゃうの~残念!
冒険とユーモアとロマンスと☆いきいきした描写が楽しみなシリーズ。
盛りだくさんな内容なので、どうやってまとめるのかしらと謎でした。
アレクシアの娘プルーデンスは、2歳に。
おしゃれな吸血鬼のアケルダマ卿を乳母?筆頭に、皆が守り育てています。
人狼のマコン卿と、人間だけど反異界族のアレクシアとの間に生まれた子は、触ると相手の能力を奪って変身。
特に夜の間、吸血鬼に触れば相手は人間になって老い始め、プルーデンスは牙が生えてくるという大騒動。
人狼の父親に触ると、可愛い子犬のような子狼に変身してものすごい勢いで駆け回ることに。
これにも -
購入済み
大団円!
最後はドタバタの大立ち回りの末、強烈なサプライズを残してついに完結!でもいろいろな人のいろいろなことが気になる.....。これは続編を期待してしまいます。