ゲイル・キャリガーのレビュー一覧

  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚

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    シリーズ最終巻ということでラスト綺麗にまとまって終わったと言える。中盤のアレクシア一行の道中が中だるみするがビフィ、ライオール達ロンドン側の展開が物語を引っ張っていく。とんでもない急転直下のあの人の後日譚があれば読みたいものです。

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    2013年04月01日
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

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    アレクシア女史の英国パラソル奇譚4作目。
    おなかの子を守るためと、女王の暗殺計画を阻止するため、にぎやかな大騒動が展開します。

    人狼、吸血鬼、ゴーストという異界族が、人間と共存するロンドン。
    ただ一人の反異界族ソウルレスであるアレクシアは、人狼団のボス、マコン伯爵の夫人となった。
    誤解も解けてラブラブに戻り、妊娠8ヶ月になる身重の妻に、マコン卿はすっかり過保護に。
    人狼とソウルレスの女性との間に子供が生まれた例はなく、恐ろしい能力を持った存在になる可能性もある。
    警戒を強める吸血鬼に狙われ続けるアレクシア。
    吸血鬼をなだめるために取った秘策とは?
    最長老の吸血鬼アケルダマ卿の力を借りることに

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    2013年03月13日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    世界観、種族間の間柄とか組織体系とかがもうちょっと見えてきて、世界が広がる感じ。
    キャラクターも、アレクシアだけでなくいろんな人がけっこう自由に生きてるんだなぁ~と感じました。
    特に、一巻ではまだそれなりに一般のご婦人だと思ってた帽子のヒトのキャラだちすごい気が。
    一巻一巻でそれなりに完結なのかと思いきや、前からの伏線?あり、次巻への強烈な引きあり。
    三巻を準備しとかなかった自分に後悔してます。。

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    2013年03月06日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    元気のいいヒロイン、登場です。
    歴史ミステリの雰囲気もありますが~歴史改変ファンタジーみたいでもあり。
    ジャンルとしては、パラノーマル・ロマンスかも?

    19世紀末、ヴィクトリア女王の治世。
    吸血鬼や人狼が組織化され、一般人には手を出さないことで認められている世界という設定。
    満月の夜にだけ変身し野獣化する人狼は、自ら自邸の牢獄に閉じこもることになっていた。

    アレクシア・タラボッティは、頭がよく気丈だが、婚期を逃している26歳の令嬢。
    亡き父親がイタリア人だったため、ロンドン社交界ではいささか浮いてしまう濃い色の肌に大きめの鼻。
    じつはロンドンでただ一人の<魂なき者>(ソウルレス)反異界族。

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    2013年02月22日
  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚

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    シリーズ5作目。マコン夫妻エジプトの吸血群女王さまに会いに行くの巻。同行者はあの劇団(笑)夫妻の娘ちゃん二歳児は特殊なゆえにあの方の養女となっているわけだがパワフルな二歳児に振り回される着飾ったドローン達を想像すると笑える。アレクシア自身にも関係ある過去の話も出てきたり いつも通り襲撃されたり(マコン卿を心配して涙)ビフィとあのお方のロマンスありと盛りだくさん。面白かった。

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    2012年11月05日
  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚

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    最終巻が一番おもしろかった。
    ライオール教授が好きだからかな?

    ナダスディ伯爵夫人に呼び出され、エジプトからの招待状を受けて船旅に出ることになった我らがアレクシア女史。
    暴れ盛りの愛娘プルーデンスと、人狼アルファの夫マコン卿、不可思議な帽子が欠かせない親友アイヴィ、そして思惑の見えないマダム・ルフォーら一行が揃えばゆっくりもできない道中である。
    そんなドタバタのエジプト紀行と、ロンドンにて調査を進める優秀なベータ・ライオールと新米人狼ビフィの間に起こる意外な展開が同時進行する怒涛の巻。

    前巻にて凄惨な過去を明かされたライオール教授ですが、今巻では現在と未来の展望が希望的でほっとしました。チ

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    2012年10月10日
  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚

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    ネタバレ

    英国パラソル奇譚、最終話。
    予約していたのでさっそく購入しました。浮気疑惑も晴れて再びらぶらぶ夫婦に戻ったアレクシアとマコン卿、アンンド二人の娘プルーデンス。

    以下、感想。

    前作から2年後のお話で、生まれたばかりだったプルーデンスが元気いっぱいの2歳児になっていて笑えました。
    反異界族と人狼との子ということで警戒心を持っている吸血鬼たちの気持ちを和らげるために、表向きは知り合いで影の議会の宰相でありアレクシアの大親友のアケルダマ卿の養女として育つことになるのですが、実は彼の巨大なクローゼットの奥を改造して夫婦で隠れ住んでいるという(笑)
    本当のおうちは前回の騒動で手に入れた隣の屋敷なのです

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    2012年09月25日
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う

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    冒頭は、とにかくアレクシアが不憫でたまらなかった。一見、強気に翳りはなかったけれど、ぽつりとこぼした愚痴の中に見え隠れする不安に、やはり彼女も普通の女の子なんだな、と切なくなった。

    そして、マコン卿駄目すぎ。。。それを読んでもやるせない気分になったり。
    しかし、仕事の出来るリーダー格の男が、こんなに絵に描いたような引きずり方をする(こういう時の反応は日本もアメリカも同じなんですな)いうのは、アレクシア女性冥利に尽きるだろうと思ったりもする、他人事ながら。
    ライオールさんお疲れ様です。

    色々な謎が明らかになりつつある。
    続きが楽しみ。

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    2012年09月23日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    人妻になっても相変わらずのアレクシア女史。あんなに突然、旦那の子孫が現れて、取り乱さない女性は彼女くらいだろう。

    二人のラブラブさにあてられてしまいながら読み進めたので、ラストは愕然とさせられてしまった。

    あと、一番印象的だったのは、パラソル無双かなと。

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    2012年09月23日
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

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    シリーズ4作目です。
    1作目からどんどんスピード感が増して、
    読みやすく作品世界に入り込みやすくなりました。
    出産間近のアレクシアですがまだまだ奮闘しています。
    前作ではお腹の子が原因で吸血鬼たちに命を狙われていましたが、
    この件に関しては冒頭でひとまず休戦の策が講じられます。
    これでほっと一息つくかと思われましたが、
    あのアレクシアの周りがそんなに穏やかな訳ありません。
    これぞ吸血鬼や人狼、ゴーストの入り乱れる世界ならでは!
    アレクシアに対する感情が好意・悪意にかかわらず、
    その生態だか事情だかによっててんでばらばらに問題が起こります。
    反異界族特有の実用主義で収拾しようと、
    アレクシアが大

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    2017年10月14日
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

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    アレクシア女史の英国パラソル奇譚第四作。次で最終巻だそうです。
    臨月を迎えたアレクシア、ゴーストの不穏な忠告を受け、チビ迷惑を抱えて走る走る落ちる(!?)運ばれる走る!!

    ……怒濤でした。
    本屋で四巻の表紙と三巻のあらすじを読んで、シリーズに興味を持ったのですが、そのときは、アレクシア女史というのは潜入捜査をする鉄の女かと……。まさか出産間近でアクションをするような淑女とは思いもよらなかった。
    終盤、満月の人狼団がアルファ雌を守るために戦う描写にはとてもわくわくした。ここはぜひ絵で見たい……っ。漫画版が気になるところ。
    アレクシアの父親の過去とライオール教授の秘密が暴かれるが、なんといっても

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    2012年07月18日
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う

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    戦う!フルーテ!(笑)
    日本の漫画で執事といえば戦闘能力があって当たり前なのだが(…)この控えめな老執事もそうだったようだ。

    前回、不貞の疑惑をかけられ、身重の体でウールジー城を追い出されたアレクシアは、親友のアケルダマ卿のもとに身を寄せようとするが、当のアケルダマ卿が姿を消し、自分も吸血鬼に狙われている状態を悟る。フルーテとマダム・ルフォーと共に、アレクシアのヨーロッパ縦断逃亡劇がはじまる。
    一方、ウールジー団では、腑抜けたマコン卿のかわりにβのライオール教授の受難がはじまる……。

    アレクシアとは折り合いが悪いが、チャニング少佐が好き。青い目の白狼で人型の時は長身で金色の長髪なんて絵にし

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    2012年07月09日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    人狼と吸血鬼ら異界族が、“人間化”する現象が起き、夫のマコン卿はアレクシアになにも告げずに故郷のスコットランドに発つ。
    陰の議会の議長であるアレクシアは、謎を解明するため飛行船でスコットランドに赴く。

    アレクシア女史の夫は狼で父親はホモで新しくできた友達は男装家でメイドはレズ……。あらゆる可能性があって非常によいと思う。
    マダム・ルフォーはそこはかとなくかっこいいですね。

    男も女もマコン卿の裸体をありがたがるのがなんだか笑える。見てみたいじゃないかー。
    チャニング少佐が白狼とのことで、これは米国で出版されているマンガ版にめちゃくちゃ興味が湧く。

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    2012年07月04日
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

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    〈英国パラソル奇譚シリーズ 4〉魂なき者(反異界族)で陰の議会の(議長)ヒロイン・マコン夫人。人狼団アルファでBUR捜査官ヒーロー・マコン卿。再同居も前途多難な夫妻の妥協案は奇策だけど なるほどって感じ。確かにちび迷惑のために一番安心できるかも。
    “女王”暗殺問題やヒロイン父の過去のお話や興味深い展開で一気読み。ヒロイン救助にウールジー団が駆けつけた場面はまじで感動した。
    とんでもなく想像斜め上 最強すぎる子が産まれたもんだわ 今後が楽しみ。

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    2012年05月22日
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

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    ネタバレ

    前作を読み終わってすぐに次が読みたいと思い
    思わず購入してしまった本。

    新しい発明品が出てきてスチームパンクっぽさが
    出てきたかしら?
    一番の読みどころはマコンとアレクシアのやり取り。
    ロマンスとして、はらはらさせられた最後の落ちは
    続けて3巻目を夜通し読み続けたくなるほど。

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    2012年02月27日
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

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    ネタバレ

     19世紀ヴィクトリア朝イギリスも舞台としてはとても魅力的ですが、その舞台を、吸血鬼や人狼、ゴーストといった影の住人が活躍するというのだから、わたしとしては美味しすぎます。
     「吸血群」や「BUR」「影の議会」などの組織によってみずからを統率し、文明化によって人類と共存するという設定は、当時の時代背景などに明るくないとなかなか書けないなと思います。

     また、作中で豊富なのが衣装の描写。想像していてとても楽しめます。

     で、肝心のストーリーですが、ミステリー色がなかなか強いです。ダークミステリーとでも言いましょうか。
     アレクシアが不審なはぐれ吸血鬼と遭遇することから始まり、人狼の集団失踪な

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    2014年10月01日
  • ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する

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    ソフロニアのシリーズ最終巻。タイトルの恋に陥落というほど恋愛要素はありません。目新しいガジェットもないですが、他のシリーズと少しリンクしてるとこが、うまく常連客を手なづけてる感はあります。
    軽く楽しく読めて安心感のある終わり方。

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    2018年09月17日
  • プルーデンス女史、印度茶会事件を解決する

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    たわいもないスチームパンクロマンス。なんだけど、シリーズ全部読んじゃってる私。ちょろいな。
    古き良き英国にスチームパンク、程よく科学が発達して飛行艇や気球が飛び交うロンドン、異界族と呼ばれる吸血鬼や人狼と人間が共存する世界。
    人狼の貴族の娘で大物吸血鬼の養女、その上特殊な能力を持つ主人公と、ファッションセンスのある親友、科学オタクの美青年と主人公と戯れる伊達男。ワンパターンにもほどがありますが、なんか読んじゃう。漫画みたいでサラッと読める冒険譚です。
    とりあえず礼儀と紅茶があれば丸く収まるお花畑(笑)楽しいシリーズです。

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    2018年08月29日
  • ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ

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    ゲイル・キャリガーの2つ目のシリーズ、2作目。
    アレクシア女史のシリーズの25年前という設定です。
    こちらはヤングアダルトというジャンルだそうで、やや若向きの展開。

    19世紀半ばの英国、女性は膨らんだロングスカートのドレスを着ている時代。
    おてんばなソフロニアは全寮制の花嫁学校に放り込まれますが、なんとそこはレディとして活躍できるスパイを養成するのが影の役割。
    ソフロニアは才能を発揮することになります。

    試験で高得点を取りますが、級友たちから浮いて距離を置かれる羽目に。
    親友のディミティには謎めいたラブレターが届き、罠ではとソフロニアは気を揉んでいるのに‥
    友情や張り合い、試験の緊張など、

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    2018年05月09日
  • ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する

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    ネタバレ

    嗚呼“増大した魅力”のアガサに、ゴージャスでお上品でプロフェッショナルなモニク。なんて素敵な設定に。

    後半の立ち回りにははらはらで、何故か感動。

    読み終わったら、そのままアレクシア女史を読み返すでしょう。
    後書きにて、
    あまり目立たなかった彼女ですが、まさかそれだけで一本とか、その二つはもう絶対翻訳希望ですので!ほんとよろしくお願い致します!

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    2018年10月08日