ゲイル・キャリガーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ5作目、最終巻です。
今回もアレクシアの周りはトラブル続き。
アクシデントてんこ盛りで息つく暇も無いスピード感です。
アレクシアは相変わらず。
レディとも思えぬ行動力でグイグイ突っ走っています。
加えて前作最後に生まれた娘プルーデンスが破壊力満点。
母親の言葉に何でも「ノー」で答えるお茶目さん。
言葉が分かってないのかと思えば大人の会話を理解している模様。
何故「イエス」と答えないのかは最後に分かるのですが、
異界族・反異界族、吸血群・人狼団問わず引っ掻き回して大暴れです。
意外な(?)人物の思惑や才能も徐々に明らかになり、
途中ドタバタ騒ぎは(アレクシアですから当然)ありますが、
結 -
Posted by ブクログ
アレクシア物の2作目です。
このシリーズの世界観と用語にも慣れてきて、
テンポ良く読めるようになった所為か、
大分楽しくなってきました。
前回ドタバタラブコメを展開していたマコン伯爵と結婚して、
めでたく伯爵夫人となったアレクシアですが。
女王陛下から直属の「議長」に任命されて、
落ち着くどころかますますパワーアップしています。
「反異界族」という存在自体の特異性に加えて、
社会的地位まで手に入れたアレクシアは何やら無敵の感有りです。
人狼その他の周囲を引きずりまわす様子が痛快です。
今回ラブコメ要素は少なめで、
「反異界族」のみが可能とされる現象が広範囲で巻き起こったことで、
誰が?どうやっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回の妊娠騒動も落ち着いて、ふたたびラブラブ夫婦に戻ったアレクシアとマコン卿。
英国に戻ってからは、お腹の子供に危険視するあまりにアレクシアを暗殺しようとする吸血鬼たちから、マコン卿はしっかり守っていたようです。人狼団しかり、BURしかり、更には彼が指揮権を持つ軍隊まで呼び寄せようとするほど。
そんなわけで、臨月近くなった妻の安全を図るため、副官であるライオール教授とアレクシアと仲の良いはぐれ吸血鬼のアケルダマ卿と3人で考え出した案が、生まれてくる子をアケルダマ卿の養子にすること。
異界族と反異界族の間の子、ということで不安になっている吸血鬼たちに、子供を養育するのが同じ吸血鬼であれば安心する -
-
Posted by ブクログ
〈英国パラソル奇譚シリーズ 3〉魂なき者(反異界族)で陰の議会の(議長)ヒロインだったが解雇されちゃったらしい。人狼団アルファでBUR捜査官ヒーロー。マコン夫妻ただいま別居中。
ヒロイン妊娠で人狼ヒーロー軽くパニックでヒロイン追い出しちゃった。酔っぱらって醜態さらしてる間に ヒロイン暗殺計画が着々とすすんででるし ヒロインの親友老齢吸血鬼さま愛人行方不明なうえに失踪してるし もう大変。いったいどうなっちゃうの。
やっと事実を受け入れることにしたヒーローなんだが マコン夫妻は二人とも個性派すぎて周囲なんか更にそんな奴らの集団で 毎回笑わせてもらってるシリーズ。4作目にはチビ迷惑も登場するのかなー -
Posted by ブクログ
ネタバレ英国パラソル奇譚の第二弾、舞台はスコットランドです。
エジプトのミイラが出てきて、それに絡んで、当時のヨーロッパ人のエジプトや古代遺物に対する認識が見えるところが面白かったです。
略奪が当たり前であったことや、ミイラの包帯を外す「解包パーティー」なるイベントのことなど。
主役二人の新婚ほやほやラブラブっぷりは予想していたものの、そこにアイヴィの恋まで持ち上がって、話の半分くらいがラブラブ要素でできています。隙あらば、という感じには辟易するくらいで……(笑)
女性の登場も多く、恋の駆け引き(?)などもありつつ、なんだかんだで女性の強さが光ります。
男装の発明家、マダム・ルフォーの謎 -